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MONKEY(vol.33) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/11/25

ホラーの懐の深さについての対談がとても興味深かった。何が怖いのか、誰にとって怖いのか、なぜ怖いのか...文学として見た時に、どんな作品がホラーとして立ち現れるのか、その境界について考えるのは楽しい。どストレートなホラーももちろん大好きだけれど、気味の悪い、じわじわと不安を膨らませ...

ホラーの懐の深さについての対談がとても興味深かった。何が怖いのか、誰にとって怖いのか、なぜ怖いのか...文学として見た時に、どんな作品がホラーとして立ち現れるのか、その境界について考えるのは楽しい。どストレートなホラーももちろん大好きだけれど、気味の悪い、じわじわと不安を膨らませるような話もまたこよなく愛しているので今回の特集で掲載されていた話はどれも素晴らしかった。 ニュー・アメリカン・ホラーということで、ホラー要素と分かち難く結びついた虐げられる者たちの不安や緊張感を感じる物語は読むのに体力が必要なので疲れてしまう難点はある。 『ティータイム』 『グランドフレンド』 『空の紙袋』 がお気に入り。 MONKEYは表紙や特集、各記事の絵が毎回美しくて大好きなのだけれど、今回は特にヒグチユウコがメイン装画を担当していて最高だった。感謝。

Posted byブクログ

2024/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「遁走状態」「ウインドアイ」で度肝抜いてきたブライアン・エヴンソンが、共同編集! ただし彼が選んだ作品が、彼を越える水準とは感じられなかった。 ソフト・ホラーという概念の提唱でもあるが、各作家のマイノリティ性が作品内容に直結している。良くも悪くも。 どれも面白いが、そこそこ。 といっても、柴田元幸とエヴンソンが組んで、しかもヒグチユウコが絵を描いて、という本の体裁は夢のタッグだし、どの作品も今後ぽっと思い出さないとも限らない。

Posted byブクログ

2024/06/17

いくつかの短編。これはホラーなのか、と読み進め、読み終わっても?となるが、何とも言えないモヤモヤと不安が残る。あとからじわじわと寄せてくるこの感覚がホラーなのか。

Posted byブクログ