夜が明ける の商品レビュー
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久しぶりに物語にどっぷり浸かることができた作品でした。 ''助けを求める''ことってできそうでできないことなんだよなあ、、、と。。。 アキは高校生の時に''俺''に話しかけられたことに救われ世界に希望を持つことが出来たことに対し、''俺''はアキの日記によって救われた。 離れていてもこの2人はどこかで助け合っていたということに心打たれました。
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西加奈子のリーダビリティ高い筆致で描き出される生々しい生活に、目眩と吐き気を催すこともありながら、でも読まずにはいられない。終盤の対話が唯一の希望といえば希望で、それを読ませるために西加奈子は筆を執ったのかもしれない。生きるってしんどいなあ。でもだからこそ助けを求めることに躊躇し...
西加奈子のリーダビリティ高い筆致で描き出される生々しい生活に、目眩と吐き気を催すこともありながら、でも読まずにはいられない。終盤の対話が唯一の希望といえば希望で、それを読ませるために西加奈子は筆を執ったのかもしれない。生きるってしんどいなあ。でもだからこそ助けを求めることに躊躇してはならない。
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夜明けを迎えるために抗う道も、夜が明けるのを待つ道もあると思った。どっちにしろ、辛いことに変わりはない。ただ、助けを求める、これで救われる者がいるのは、確かだと思う。
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西加奈子さんらしい日常を淡々と綴った文章が、子どもの貧困という身近なようで見て見ぬ振りをしてきた問題をよりリアルに伝えており、読んでいて苦しくなった。それが、苦労も知らずここまで過ごしてきた自分が、この問題を取り扱った物語を読んだときの、正しい反応だと感じている。しっかり苦しくさ...
西加奈子さんらしい日常を淡々と綴った文章が、子どもの貧困という身近なようで見て見ぬ振りをしてきた問題をよりリアルに伝えており、読んでいて苦しくなった。それが、苦労も知らずここまで過ごしてきた自分が、この問題を取り扱った物語を読んだときの、正しい反応だと感じている。しっかり苦しくさせてくれた。iのアイが感じたような後ろめたさや罪悪感を感じているだけなのかもしれないが、ただただ悲しく、苦しい内容だった。表現する語彙力を持ち合わせていないけれど、何かしらを訴えかけられるようなそんな内容だから、西加奈子さんの小説はやめられない。
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日本の貧困をテーマにした話 最初のうちは主人公は貧困に結びつかないごく普通の学生で、アキや周りの人が特殊な存在だった。 父親が死んだことがきっかけで、母子家庭となり高校生から家計を助けるためにアルバイト。 大学、社会人ずっと頑張ってきて真面目に働いているのに抜け出せない。 アキも元々助けが必要なのに誰にも迷惑をかけてはいけないという感情からホームレスのような生活。 救いなのはアキの最後は安らかな生活ができたこと。 森さんが主人公に助けてと声をあげてと伝えて、助けを求めることができたこと。
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なんか辛すぎて、、 もちろん色々なことを学べたけれど、辛い描写が長すぎるし、最後の森さんの言葉が全てで、辛い描写はそれを書くための伏線・前置きにすぎなくて、それに森さんに作者が言いたいことを「言わせてる」感をすごく感じてしまった 社会に出るのが怖くなってしまった、 あと読んでる間...
なんか辛すぎて、、 もちろん色々なことを学べたけれど、辛い描写が長すぎるし、最後の森さんの言葉が全てで、辛い描写はそれを書くための伏線・前置きにすぎなくて、それに森さんに作者が言いたいことを「言わせてる」感をすごく感じてしまった 社会に出るのが怖くなってしまった、 あと読んでる間ずーっと思ってたのが、吐く描写多すぎ、そこまで入れなくてもよくない?と思った
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