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漢字を極める!古文書解読ことはじめ の商品レビュー

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2024/06/11

「すべて」と読める言葉だけでも「全て」「総て」「凡て」などがあります。 中でも驚きなのが、惣菜の「惣」って、「すべて」だったのか!と気が付いたことでした。振り返れば、全てと読むのは往々にして、「ぜん」「そう」といった音が当たります。惣菜の言葉の意味を初めて知りました。間接的に、私...

「すべて」と読める言葉だけでも「全て」「総て」「凡て」などがあります。 中でも驚きなのが、惣菜の「惣」って、「すべて」だったのか!と気が付いたことでした。振り返れば、全てと読むのは往々にして、「ぜん」「そう」といった音が当たります。惣菜の言葉の意味を初めて知りました。間接的に、私が個人的に親しむ作家・渡辺惣樹さんの名前の意味も、奥深いものだなぁと感慨深い心地を楽しめました。笑 また、「弥」は「いよいよ」といった読みになるのだそうです。階級差別のない、その日暮らしの平和な時代の象徴が「縄文」であったなら、稲作を始め、階級世界が“始まってしまった”のが、「弥生」です。「いよいよかぁ」という、先人の、失われていく穏やかな時間を惜しむ想いが、その名には込められていたのだろうかと思うと、なかなかに興味深いものでした。 古文書を読むはずが、そもそも漢字の意味や成り立ちを学ばせてもらい、自分はもちろんのこと、いわゆる戦後教育以降の人たちは、ほとんど知らないのではないでしょうかと、驚かされる心地です。 それほどまでにGHQやOSSの日本を破壊しようとする思惑は大きかったのだと改めて恐れるものの、そもそも「漢字を凡てアルファベットにする」のが当初の予定であったことを鑑みると、これだけ守ってもらえただけでも、先人皆さんの懸命な努力に感謝しております。 検定合格・新しい歴史の教科書/藤岡信勝 が出版され、今後はそうした、諸外国と自国とを、極めて平等に評価されている素晴らしい教科書によって、自分たちのことを好きになり、だからこそ他国も好きになれるといった、好ましい循環が生まれていくこもを願います。 これからも、漢字の勉強を続けてまいります。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

Posted byブクログ