1,800円以上の注文で送料無料

葬られた本の守り人 の商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/13

は〜〜長かったわ〜 タイトルそのまんま 時系列がずれて続くけど 最後は一緒になってチャンチャン

Posted byブクログ

2024/08/01

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01429620

Posted byブクログ

2024/07/20

ナチスドイツの焚書(高校の歴史の教科書に写真が載ってる)、アメリカの兵隊文庫について以前から気になっていたので読んでみました。 戦地に送る本の検閲に反対するヴィヴィアン、ドイツに招待されたアメリカ人新人作家アルシア、ユダヤ系ドイツ人のハンナ。この3人のお話(しかも時制が微妙に違...

ナチスドイツの焚書(高校の歴史の教科書に写真が載ってる)、アメリカの兵隊文庫について以前から気になっていたので読んでみました。 戦地に送る本の検閲に反対するヴィヴィアン、ドイツに招待されたアメリカ人新人作家アルシア、ユダヤ系ドイツ人のハンナ。この3人のお話(しかも時制が微妙に違う)が順番に語られ、最後は1つになるパターン。登場人物が多い上に、ストレートでない表現が多く、はじめの方は読みにくく感じましたが、残りを3分の1ぐらいからページが止まらなくなりました。この3人だけでなく、アメリカ人女優・デヴローや他の登場人物も、めちゃくちゃいい味を出しています。 焚書は絶対にダメです。 古代では戦いが起きると図書館が焼かれたり、略奪されました。文化、天文、物理、法律、哲学、帳簿、記録など様々な資料が失われ、知識が奪われ、今とは比べ物にならないほど大きな損失でした。本に書かれた知識は財産なのです。それは20世紀でも現在でもそう。絶対に焚書はダメなんです。 ナチスドイツに対する違和感にアルシアがどう気が付き、どう自分と向き合うか。ハンナと家族はどうなるのか。ヴィヴィアンの活動は上手くいくのか…というのがメインとなっていて、さらに本の在り方について考える余白があります。 本のパワーは様々です。『不思議の国のアリス』のように夢の中に連れて行ってくれるものも、『我が闘争』のように国全体を間違った方向に導いてしまうものもあります。兵隊文庫の名作は、兵隊を鼓舞する(してしまう)し、癒しもする。何を読み、何を考えるかによって、読んだ人にそれぞれ違う影響を与えます。それが本の面白いところであり、ずっと読書という行為が愛される理由なのでしょう。 不思議の国のアリス、トムソーヤーの冒険、オリバーツイスト、グレート・ギャッツビーなどが文中に挙げられています。毎度ながら名著を読まなあかんなと思いました。巻末に本のリストがあるので、少しずつ読もうと思います。

Posted byブクログ

2024/07/15

1933年頃のベルリン・パリと1944年のニューヨーク。ナチスによる焚書を中心に据えた3人の女性の本を巡る物語。 はじめのうちは年代と都市が行ったり来たり、登場人物の立ち位置・関係・性別などなど把握に苦戦したけれど、後半は一気でした。エピローグは、オマケという感じだった。

Posted byブクログ

2024/07/06

時代は1933年から1944年、ベルリン、パリ、ニューヨークを舞台に描かれている。史実に基づき実在の人物が登場するため、当時の戦争下の各都市の状況を想像しながら読み進めていく。ナチスに招かれた米国人作家、焚書された本の図書館員、兵隊文庫の図書審議会員、この3人の女性を中心に52章...

時代は1933年から1944年、ベルリン、パリ、ニューヨークを舞台に描かれている。史実に基づき実在の人物が登場するため、当時の戦争下の各都市の状況を想像しながら読み進めていく。ナチスに招かれた米国人作家、焚書された本の図書館員、兵隊文庫の図書審議会員、この3人の女性を中心に52章で描かれる。時代も都市も行ったり来たりなので、正直最初は人物表を見ながらでも何度か「あれ?いつのどこだっけ?」なんてこともあったが、それぞれの感情や成したいことなどが分かってくると入り込んでいける。 物語の中で戦場の様子が描かれることはほとんど無いが、戦争中の街の様子やベルリンで行われた焚書の状況などは統制による異様な空気を感じる。そして、戦場の兵士から作家への手紙など、直接的には描かれなくても戦地の過酷な環境を想像する。ドイツの書物大虐殺とアメリカの戦勝図書運動。実はほとんど知らなかったので、戦争中の本に関する出来事を3人の女性の物語として読めてとても良かった。信念や信頼すら歪めてしまう環境の中で、幸せや繋がりを見つけ生きていくことに強さを感じた。 あとがきにもでてくる、この小説を書くきっかけとなったという『戦地の図書館』モリー・グプティル・マニング著は昨年くらいに文庫を買ってそのまま未読であったので、こちらもようやく読み始めている。まだ数ページだが、冒頭にはベルリンの焚書や戦地で小説を読むアメリカ兵の白黒写真などもあるので、時代の状況を想像しながら読んでいこう。

Posted byブクログ