アパレル興亡(下) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
下巻は面白くて一気読み。 自分自身が見てきたことだから、ということもあるし、アパレルの端くれで働くものとして、とても面白かった。栄枯盛衰ではあるが、果たして今後のアパレル世界はどうなっていくのか楽しみでたまらない。
Posted by
戦後からの昭和的なひとつの企業の興亡とひとつの業界の興亡、ひとつの産業分野の興亡、この3つを追体験できる。 地位と富を得てワンマンになるというのは語り尽くされたありきたりなケースではあるけれど、ひとつの産業分野の興亡は複雑にさまざまな要因が絡まった結果であって考えさせられる。も...
戦後からの昭和的なひとつの企業の興亡とひとつの業界の興亡、ひとつの産業分野の興亡、この3つを追体験できる。 地位と富を得てワンマンになるというのは語り尽くされたありきたりなケースではあるけれど、ひとつの産業分野の興亡は複雑にさまざまな要因が絡まった結果であって考えさせられる。ものづくり大国といわれた日本の実情はこんなもんだったのかと悲しくなる。国力が失われてモノを国際市場で買い負けるとき日本にはモノをつくり豊かさを維持する技術が残っているのだろうか。 失われた30年に育った人間としていろいろな違和感を答え合わせできた。
Posted by
自分の両親や自分が過ごしてきた時代を、ある業界の動きで追体験する、という価値。 どんな業界のどの企業に勤めるかで、人生は大きく変わる。 どんな選択をするかは、遺伝と環境、刺激への反応のあり方で決まる、ように思う。 原理的にありえなかった選択を、ざっと眺めた気持ちになれるというのが...
自分の両親や自分が過ごしてきた時代を、ある業界の動きで追体験する、という価値。 どんな業界のどの企業に勤めるかで、人生は大きく変わる。 どんな選択をするかは、遺伝と環境、刺激への反応のあり方で決まる、ように思う。 原理的にありえなかった選択を、ざっと眺めた気持ちになれるというのが、この本のよさな気がする。 なにか深く考えさせられるようなものではない。
Posted by
- 1