1,800円以上の注文で送料無料

斬首の森 の商品レビュー

3.6

47件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/09/08

面白かった。一気に読んだ。 映像が浮かび、ホラー映画を見ているようだった。 ライターの小田は村田らむさんで脳内再生された。 最後まで読んで、冒頭の文章が実はとんでもないことの後なのだと分かって怖くなった。

Posted byブクログ

2024/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人里離れた森の中の合宿所。逃げ出した先の森に何か居る!? なかなか絶望的なラストで良かった。 ホラー味はいつもより薄い感じがしましたが・・・。

Posted byブクログ

2024/09/03

人里離れた森の中建つ合宿所で、会社のセミナーを受けに…と思ったが、これは宗教団体の洗脳か⁇となり、リンチで死んだ者を共同作業のように山へ運び埋めるという…。 ここから逃げなければ…と考えているうちに火事の騒ぎで森のなかへと逃れた男女5人は、帰ることができるのか…。 どうなるのかと...

人里離れた森の中建つ合宿所で、会社のセミナーを受けに…と思ったが、これは宗教団体の洗脳か⁇となり、リンチで死んだ者を共同作業のように山へ運び埋めるという…。 ここから逃げなければ…と考えているうちに火事の騒ぎで森のなかへと逃れた男女5人は、帰ることができるのか…。 どうなるのかと思いきや、その後が想像もつかないほどの悍ましいホラーになっていた。

Posted byブクログ

2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホラー小説。カルト集団の生まれたきっかけの話から、内部で何が行われていたかを記者が、真相を記事にしようと、ネットで元信者とコンタクトを取れた。その女性の告白で、カルト集団から逃亡し、生存できたことの道筋を知るが。。。。コミックや、アニメにしたら面白いかもしれないと思いました。

Posted byブクログ

2024/08/22

カルト教団、禁足地、森。 物語の展開から結末までホラー映画的でサクサク読めるが、逆を言えば先読み出来てしまう箇所や、気になる部分があったりするわけで、ツッコミながらホラー映画を観ている感覚に近かい印象を受けた。つまり面白かった。ですっ!

Posted byブクログ

2024/08/20

ホラー強化週間、納涼第2弾は澤村さんの最新作です。 首が…、首が首が首が…!! 第1弾で恐ろしい目に逢いましたので反省をして早起きをし、明け方に読み耽りました。 しかし本作はホラーと言うよりはモンスターパニックに近いです。 怖さレベルは1、エンタメとしての面白さは4。 とある...

ホラー強化週間、納涼第2弾は澤村さんの最新作です。 首が…、首が首が首が…!! 第1弾で恐ろしい目に逢いましたので反省をして早起きをし、明け方に読み耽りました。 しかし本作はホラーと言うよりはモンスターパニックに近いです。 怖さレベルは1、エンタメとしての面白さは4。 とあるTという会社が有りました。ここは数年に一度社名をコロコロ変えており、事業内容は飲食店を中心に表向きはクリーン。 様々な事情でこのTに足を踏み入れてきた人々は、山奥の何処か分からぬ場所の合宿場でセミナーを受けていました。社員登用される事を希望していた自己肯定感が恐ろしく低いフリーターの鮎美もその内の1人。鮎実はこのセミナーから逃げおおせた女性です。 そう、Tの本当の姿は恐ろしいカルト団体なのです。 フリーの記者である小田がSNSでカルト商法の記事を集めている旨を公表したところ、鮎美の方から連絡が入り取材をする事に。 このインタビュー場面と鮎美が実際に体験した場面、Tの視点が交互にやって来る構成が非常に巧みで読みやすく、ハラハラ感が増し増し。 そして鮎美が語るセミナーの実態が、ブラック企業も舌を巻く程のヘビーさ。 『正しい洗脳の施し方』という指南書でも読んだのかと言う程の徹底ぶり。様々なカルト教団を彷彿とさせますが、何度かのえぐい段階を踏んでも(これが本当にえぐいけど、洗脳としては良く出来てるシステム…)どうしても心を解放しないメンバーに対しては特別なお仕置が待っています…。 洗脳されない選ばれし民だけが招かれる特別なお部屋。そこには異様なオブジェが…! このセミナーを中心に話が進んで行くのかと思いきや、割かし序盤で数人が森に逃げ込みます。これがタイトルにもなっている『斬首の森』です。 正式な名称では無いのですが、決して足を踏み入れてはならない森なのは確かです。 Tのセミナー会場はこの森の傍にぽつんと建てられていたのですが、ここからが鮎美達にとっての本当の受難の始まりでした。 満身創痍の彼女たちを襲う何か。熊が襲ってきたのだろうかと警戒するも、何かおかしい。 ついに出る犠牲者!首が…チョンパ!! しかし胴体がどこにも見つからない!一体どこに?そしてこの死体の転がっている脇に生えている不気味な木は一体…?! どこかミステリーのような雰囲気も味わえるのですが、ずっと漂う不穏な空気。インタビューを続けている鮎美の様子も少しおかしくなって来るので、俄然、盛り上がって行きます。 そしてホラーの醍醐味、この森の秘密を話してやろうかね…(そんな台詞はないけど) 本作もこの辺りが書けるギリギリです。 澤村さんの作品は映画で『来る』、『ひとんち』だけしか存じ上げ無いのですが、原作は未読ですが『来る』で体感した最後の方のモンスターパニック味が私は大好物でした。 もっとドロドロした和風ホラーを予想していたのですが、澤村さんを良く読まれている方なら澤村さん節だ!的な感じになるのですかね? 終盤に事実が明らかになるに連れて、え、そっち?!そう来る?!なんか気持ち悪い事になってきた!ええ?! そして、1周回って爆笑してしまった私。 もうぐちゃぐちゃ。文字通り血みどろの争い! これは予想出来なかった。貞子vs伽椰子みたいになって来た、最高! と、余裕ぶっこいていたのですが。 ラスト、嫌な予感がしておりましたらとんでもないモンスターが2体ほど爆誕。 え…怖くない…?? こんなのが街を彷徨いていたら枕を高くして眠れないんだけど…。 しっかりと気持ち悪く終わってくれたので、そこまで納涼は出来ませんでしたが、第1弾で納涼はお腹いっぱいでしたので2弾目にこれを選んで正解でした。 澤村さんの作品は『1寸先の闇』『邪教の子』が気になっていますのでまた納涼したくなったら拝読しようと思います。 実はこの作品、装幀が好きすぎて一目惚れして選んだのですが、読み終えて見返してみると本書の良さが見事に表現されています。 写真はAdobe Stockを使っているみたいなので私もこういう写真探して遊んでみようかな♪(なんか前にも幽霊の写真作ってセルフ納涼していた事があるような…) 私のおかしな趣味はおいておいて、和ホラーを求めてる方には向きませんが、エンタメ色の強いホラーをお求めの方にはうってつけです。 たまに思うんですが、私の記録って、レビューと言うより本紹介に近いですね。まあ良いか。

Posted byブクログ

2024/08/14

禁足地とされる森の、樹木の下で、川岸で、転がる首。 なぜか見つからない胴体。 ミステリでは建造物の中で頻繁に起こるシチュエーションが自然の中だとだいぶ手触り違った。 そんで空恐ろしい読み味を、物語が終わった後に一気に変えてしまう手腕がさすが。裏技すぎる。 先に参考文献を覗き見し...

禁足地とされる森の、樹木の下で、川岸で、転がる首。 なぜか見つからない胴体。 ミステリでは建造物の中で頻繁に起こるシチュエーションが自然の中だとだいぶ手触り違った。 そんで空恐ろしい読み味を、物語が終わった後に一気に変えてしまう手腕がさすが。裏技すぎる。 先に参考文献を覗き見してから買ったのだいぶ勿体なかったなあ。途中でオチに気づくというミステリ的な愉しさはあったけども...。 最後まで存分に怖がって、そのあとで手を叩いて笑える方が貴重な体験だったろう。 とはいえ最初からやたらディテール細かくて読み易く読み応えある単発長編だった。 止まっちゃってる比嘉姉妹シリーズもそろそろ進めたいなあ。

Posted byブクログ

2024/08/03

怖い!グロい!でも、それよりも面白いが優ってどんどんページをめくってしまう。 ジャンル的にはホラーになるのかな? とにかくずっと不穏。 新興宗教の不気味さがすごい。こわい。 森の謎やオカルト的な話もあって、どんどん読み進めてしまった。 最後はぞくぞくした。 夜に読むと怖さが...

怖い!グロい!でも、それよりも面白いが優ってどんどんページをめくってしまう。 ジャンル的にはホラーになるのかな? とにかくずっと不穏。 新興宗教の不気味さがすごい。こわい。 森の謎やオカルト的な話もあって、どんどん読み進めてしまった。 最後はぞくぞくした。 夜に読むと怖さが倍増して良いと思います。

Posted byブクログ

2024/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鮎実の身体、性別について思わせぶりな描写がかなりあり、読んでいる間「叙述トリックがあるのでは」という考えが頭の片隅にずっとあった。 それが読書への集中力をすこし削いでしまったかなという印象。 新興宗教、怪しいセミナーの設定や描写はさすがの一言。

Posted byブクログ

2024/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了、55点 最初に明言しておくとこの小説はオカルトホラーです。 なぜこんなことを述べるかというと、冒頭の下りからミステリかな?と思って読み始めて肩透かしを食らったから。 でホラーとしてどうかというと、焦点がぼやけていて怖さが足りないという感想。 中終盤になって主人公たちの周りで起きている現象がはっきりしますが、それまではカルト集団での出来事や主人公がどのようにして生き延びたのか、土地に関する僅かな伝承などが入り混じっている。 これがミステリであれば(中盤までの要素が綺麗に繋がりさえすれば)カタルシスが得られそうですが、ホラーではシーンの切り替えごとに怖さがリセットされるような感覚、また中盤までの要素の繋がりにも魅力が欠けていた点も残念。

Posted byブクログ