エンド・オブ・ライフ の商品レビュー
Amazonプライムで配信されているエンジェルフライトの原作者の本。 それぞれの終末期。 生きているときのよう死んでいくらしい。 最後まで人は変わらないということだろうな。 よく死ねるようによく生きたい。
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佐々涼子のエンド・オブ・ライフを読みました。 ドラマにもなったエンジェルフライトを書いたノンフィクション作家です。 去年亡くなりました。 死を題材に扱っています。 エンド・オブ・ライフは末期の癌の在宅看護の記録のように書き綴っています。 癌は私も多くの友人や親戚を亡くしています。...
佐々涼子のエンド・オブ・ライフを読みました。 ドラマにもなったエンジェルフライトを書いたノンフィクション作家です。 去年亡くなりました。 死を題材に扱っています。 エンド・オブ・ライフは末期の癌の在宅看護の記録のように書き綴っています。 癌は私も多くの友人や親戚を亡くしています。 その時の様子を思い出しながら読んでいました。 ドラマのようにいきなり余命宣告を受けた妹夫婦。 私の結婚式に出るのに退院するまで髪を切らないと言っていて最後に出席を諦めて髪を切った友人。 定年になってやっと一緒に自転車で走れると思ったらいきなり癌でなくなった親友。 笑顔が素敵だった友人。 在宅看護は素晴らしいですが、家族の負担と信頼できる医師と看護師さんが揃わないとほんと難しいと読んでいて思いました。 父も98歳。 毎日、朝起こしに行くときにちゃんと生きているのかなと不安を抱えながら起こしています。 今日は叔父さんの告別式です。 やはり癌でなくなりました。 叔母はここ二ヶ月ぐらいで認知症が進んでいるとのこと。 とても身近に思える内容でした。
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某所読書会課題図書:訪問看護師 森山文則の活動を著者の佐々涼子が書き綴った物語だが、涙する場面が数多く出てきた.在宅医療を支援する診療所に所属している森山は、院長の渡辺や多くのスタッフと幅広い仕事をこなしていたが、がんが見つかり彼自身の生き方が述べ尽くされていると感じた.佐々自身...
某所読書会課題図書:訪問看護師 森山文則の活動を著者の佐々涼子が書き綴った物語だが、涙する場面が数多く出てきた.在宅医療を支援する診療所に所属している森山は、院長の渡辺や多くのスタッフと幅広い仕事をこなしていたが、がんが見つかり彼自身の生き方が述べ尽くされていると感じた.佐々自身も母を介護している父を持っており、父の献身的な動きを見ている.最後の時をディズニーランドで過ごす家族を支援する話、見も知らない男性の最期を看取る女性の話、どの物語も森山らの支援が功を奏していたと感じた.森山自身が旅立つ準備を着々と進める過程は、あそこまで冷静になれる人がいることに感動した.
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在宅医療のお話。 家族それぞれの最期がとても素敵だった。 ...と全てがそういうわけでもなく、きつい最後もあったりと終始リアルを感じた。 著者さんのお父様もとても素敵な方だと思った。 ここまで奥さんを思えて行動できる人になりたいなぁ。
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いつかもう一度読み直したい 医療がどこまでもどこまでも進んでいこうとするから、人の命を実体としてこの世に長く留めておく方法を次々と生み出してしまうから 増えすぎた選択肢を目の前に並べられて、選ばない、という選択をすることが苦手な私達は余計苦しめられてしまう 死生観を明確にして、自...
いつかもう一度読み直したい 医療がどこまでもどこまでも進んでいこうとするから、人の命を実体としてこの世に長く留めておく方法を次々と生み出してしまうから 増えすぎた選択肢を目の前に並べられて、選ばない、という選択をすることが苦手な私達は余計苦しめられてしまう 死生観を明確にして、自分が自分らしくあり続けられる最期のありかたを考えようなんてもっともらしく言うのは簡単だけど、実際死が目前に迫ったときに、必ず心にこびりつづけるであろう、やらなかった後悔、やれたかもしれないというやるせなさを丸ごと抱きかかえ続ける覚悟を持てる人がどれだけいるだろうか。 若くして亡くなった人が、「こんなに若いのに」と格別に死を悼まれるのは自然なことだが、やはり悲しい。 死に至るまでの期間が各々異なり、それが最初の段階では分かっていないだけで、みんな生まれた時から等しく死に向かっているのに。 木から枯葉が落ちるように、まるで日常生活の一部であるかのようにごく自然に命を閉じられればよいな。 老いて赤ん坊のように何も自分でできなくなった親の介護に苛立ちが抑えられない子の姿には、何も責められない何も悪くない、そのどうしようもなさに陰鬱な気持ちになった。現実はつらいことの方が多いはず(2013年その4) 一瞬一瞬死んでいく人生を大切にしていきたい 患者側の目線や心情が細かく描写されていて、度々ハッとさせられた。恐ろしいことに、毎日業務に追われストレスの多い日常を送っていると、相手の立場に立って考える、患者が自分の些細な言動により感情が揺れ動く人間であるということをすっかり忘れてしまう。いつでも相手が相手にとっては自分であり、唯一の過去を背負った個人であることを心に刻んでおきたい
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在宅医療に関して書かれたものですが、これまで経験した祖父祖母、親近者との別れ、いずれ訪れる両親、兄弟との別れ、自分の旅立ちについて考えさせられました。私は、私が逝くときに、誰かに何か贈り物を残せるだろうか……そう言う生き方を、今からでもできるものだろうかと。この本を読めたことで、...
在宅医療に関して書かれたものですが、これまで経験した祖父祖母、親近者との別れ、いずれ訪れる両親、兄弟との別れ、自分の旅立ちについて考えさせられました。私は、私が逝くときに、誰かに何か贈り物を残せるだろうか……そう言う生き方を、今からでもできるものだろうかと。この本を読めたことで、自分のなかの何かが、自分の感じた通りに少しでも変化したらいいなと思います。 また、在宅医療というものを詳しく知らなかったため、専門的な視点ではなくライターである佐々涼子さんの視点で書かれたこの本は、とても勉強になりました。 いずれまた、読み返したいと思います。
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訪問看護師の友人に勧められて読みました。 いろんな事を考えさせてくれる本でした。 中でも、自分で身体を動かす事ができない、著者のお母様が入院中に受けた看護の惨状が衝撃過ぎて... この看護師は自分の家族にもこんな酷い事ができるのか...。目は目ヤニだらけ、鼻は乾いた鼻水で塞がれ、...
訪問看護師の友人に勧められて読みました。 いろんな事を考えさせてくれる本でした。 中でも、自分で身体を動かす事ができない、著者のお母様が入院中に受けた看護の惨状が衝撃過ぎて... この看護師は自分の家族にもこんな酷い事ができるのか...。目は目ヤニだらけ、鼻は乾いた鼻水で塞がれ、口は黄色い痰であふれている。それを見兼ね、7年自宅で介護してきた父がチューブで痰を吸引しようとすると、慌てて病室に入ってきた若い看護師が叱責。ならば病院に任せるしかないが、翌日も状況は変わらず。ある日は痰を引くチューブを無理やり鼻から入れたのか鼻血が出ても拭きとりもせずに放置。またある日は前歯が折れる程の処置をしておきながら、折れた前歯を渡して終わり...他にも悲鳴をあげたくなるような惨状でした。最後は病院で...が普通と思っていた気持ちが大きく揺らぎました。 本書では、「服を買う時に試着するが、医師がどんな死生観を持っているかを知らずに、自分の運命を委ねる」と書いてあり、確かにとうなってしまいましたが、医師の死生観も看護師の力量も、選べるなら選びたいが...果たして自分は選べるのだろうか...
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命の閉じ方について考えさせられる本でした。 知らない世界でしたが、自分も向き合う時が来る前に読めてよかった
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在宅医療について何も知らなかったな。 特に終末医療に焦点を当てているが、これも対応する診療所や病院によって色々なケースがあるんだろう。 自分や家族の時にはどのような判断をするのかは、わからないけど年齢的に考えておかないとならない。そういう意味でこの本が良いきっかけになるかもしれな...
在宅医療について何も知らなかったな。 特に終末医療に焦点を当てているが、これも対応する診療所や病院によって色々なケースがあるんだろう。 自分や家族の時にはどのような判断をするのかは、わからないけど年齢的に考えておかないとならない。そういう意味でこの本が良いきっかけになるかもしれない。
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在宅医療=終末医療の現場にノンフィクションライターの著者が同行し、取材しながら書いたもの。 訪問看護師としてその現場で働いていた森山さんが、すい臓がんステージⅣと診断され、実際に在宅医療を受ける側になり、亡くなっていくまでが記されている。その合間合間に、森山さんが訪問看護師とし...
在宅医療=終末医療の現場にノンフィクションライターの著者が同行し、取材しながら書いたもの。 訪問看護師としてその現場で働いていた森山さんが、すい臓がんステージⅣと診断され、実際に在宅医療を受ける側になり、亡くなっていくまでが記されている。その合間合間に、森山さんが訪問看護師として接した患者達の記録。 看護師として働いている時と、実際自分が癌になって医療を受ける側になった時との本人の考え方の違いが「こうも変わるものなのか」と思った。世の中は本当に自分がなってみないと分からないことだらけだと思うけれど、180度違う人のような印象を受けた。 色々な人の最期の過ごし方を垣間見られたのが良かった。本文にもあった通り、今は死ということが日常から遠ざけられていて、医療従事者以外間近に見ることが出来なくなっているので、なかなか自分ごととして考えるのが難しい。なのでこのような本の存在は貴重だと思う。 もし自分が残り少ない命だと分かったとして、最期を病院で過ごすか、在宅で過ごすか考えた時に、何も知識が無い状態だと家族の負担も考えて病院かな…と思っていたと思う。この本を読んで、渡辺西賀茂診療所のような皆さんと出会えたら、在宅で過ごすのもいいなぁと思えた。
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