神話を読んでわかること の商品レビュー

丸山顕誠(著者)

2024/09/18

神話のエピソードを論点毎に比較することで神と人と世界が見えてくるのだ。労働の起源とか、英雄が何と戦い何を得たかとか。大学の講義から書かれた本なので、各地の神話を色々と読んで更に理解を深めたい人にはとても良い本だと思う。事例も巻末のブックガイドも豊富。
神話に出てくる人の寿命が段々短くなるのは、昔は何処でも進歩史観じゃなかったから、というのは成程となった。

2024/05/28

装丁が厨二向けの図鑑本みたいなんでちょっと舐めてたが、そうでもなく。学術書っぽい。

文章が読みづらい。係り受けが分かりづらい。素人向けにしゃべってない。
そもそも、神話とかファンタジーとかの素養がないと、何言ってるかもわからない。

のでそっとページ閉じ。

2024/05/22

ファンタジー・神話・聖典：神話創造文学　ロマン主義　ルネサンス叙事詩と驚異の描写　フィクションとしての英雄詩
神話：ユダヤ教・キリスト教　メソポタミア　ギリシャ　歩行王　日本　インド　仏教　漢民族　ゾロアスター教
創造神話：神と世界　聖書の天地創造　バビロニアの創造神話　創造神話と数　神話と観測　神によらざる創造
人と死の始原：われわれはどこから来たのか
英雄神話
英雄と竜
神婚譚・王権神話
洪水神話：現在の秩序の形成
戦争・秩序・終末

2024/05/01

（借.新宿区立図書館）
世界各地の神話を創造神話、人と死の起源、英雄、竜、神婚譚・王権、洪水、戦争等々のテーマごとに比較対照した本。必ずしも古代神話とは限らず中世や中には創作物まで含む。したがって歴史的な伝播とかはこの本ではあまり考慮されていない。世界各地の人たちがどういう考え方をしているのかがメインか。