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家族解散まで千キロメートル の商品レビュー

3.3

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    5

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2024/09/28

『六人の嘘つきな大学生』は超えられなかった。 著者得意の”人の二面性”については、今回も存分に発揮されていて、善人と悪人がコロコロ入れ替わる。 ハッピーエンドと見るかバットエンドと見るか、物語が想定外の着地をするところも流石。 本作は家族の在り方も二転三転していて、”そんなわけ...

『六人の嘘つきな大学生』は超えられなかった。 著者得意の”人の二面性”については、今回も存分に発揮されていて、善人と悪人がコロコロ入れ替わる。 ハッピーエンドと見るかバットエンドと見るか、物語が想定外の着地をするところも流石。 本作は家族の在り方も二転三転していて、”そんなわけないだろ”とツッコミを入れつつも”そういう見方もあるかなぁ”と思わされる場面が多かった。

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2024/09/25

※ こうあるべき、というカタチに囚われ 縛られたきて家族の成員一人ひとりが、 “家族解散”直前のとある事件をきっかけに 自身と家族の歪みに気づかされていく物語。 家を入れ物として考えた時、その中で暮らす 家族一人ひとりが何を大切に考え、 どんなことに我慢して無理をしているか。 ...

※ こうあるべき、というカタチに囚われ 縛られたきて家族の成員一人ひとりが、 “家族解散”直前のとある事件をきっかけに 自身と家族の歪みに気づかされていく物語。 家を入れ物として考えた時、その中で暮らす 家族一人ひとりが何を大切に考え、 どんなことに我慢して無理をしているか。 互いにわからないのに家族という枠に課した ルールに囚われて距離を置くこともできず、 適度な距離すら見誤って反発しあっている。 負のループに片足を突っ込みながらも、 息も絶え絶えにしがみついてる感じが 手に取るように伝わってきます。 よりよく生きるために、一本を踏み出す お話でした。

Posted byブクログ

2024/09/25

話が二転三転してとてもハラハラしました。 お父さんが浮気したことでその後のおもちゃん盗難の罪を着せられ、今回ご神体盗難を疑われます。でも実は…。 家族とは、夫婦とはなんだろうと考えさせられました。 近くに居ないほうが仲良くいられたり、夫婦でもずっとレスで仲良しだったり色々あると思...

話が二転三転してとてもハラハラしました。 お父さんが浮気したことでその後のおもちゃん盗難の罪を着せられ、今回ご神体盗難を疑われます。でも実は…。 家族とは、夫婦とはなんだろうと考えさせられました。 近くに居ないほうが仲良くいられたり、夫婦でもずっとレスで仲良しだったり色々あると思います。 それぞれの心地良い家族なり夫婦のあり方があっていいのでは。

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2024/09/19

何気なく、不穏なタイトルに惹かれて。 すっっっっっごくよかった…… なぜか家にご神体という謎、それを返しにいく車中や移動中のてんやわんや、伏線回収に、主人公の姉の言葉、「家族」とはなにか。ふっと自分の家族を数えてみる。ラストの気持ちよさがたまらなかった。 あと、日頃思うもやもやが...

何気なく、不穏なタイトルに惹かれて。 すっっっっっごくよかった…… なぜか家にご神体という謎、それを返しにいく車中や移動中のてんやわんや、伏線回収に、主人公の姉の言葉、「家族」とはなにか。ふっと自分の家族を数えてみる。ラストの気持ちよさがたまらなかった。 あと、日頃思うもやもやが言語化されていて、個人的に心に響いた

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2024/09/13

【感想】 実家で見つかった盗まれた仏像を元ある神社に返しながら、誰がこの仏像を盗んだのかを各々が疑心暗鬼になりながら、ドライブしていくのは朝倉先生ならではのドキドキする設定だった。 個人的にはこの前半のこういったミステリ感が朝倉先生らしく好みだが、後半から家族というものへの概念へ...

【感想】 実家で見つかった盗まれた仏像を元ある神社に返しながら、誰がこの仏像を盗んだのかを各々が疑心暗鬼になりながら、ドライブしていくのは朝倉先生ならではのドキドキする設定だった。 個人的にはこの前半のこういったミステリ感が朝倉先生らしく好みだが、後半から家族というものへの概念へとなっていく。 家族というだけでの連帯責任や家族というだけで一緒にいないといけないのは正しいことなのか? 家族という縛りがお互いにとって良くないのであれば解散する事を必要だし、日本ならではの一族的な考え方へ一石を投じたいという印象を感じた。 今は色々な形がある中で、固定概念や一元化されたものをどこまで求めるのか保つべきなのか考えさせられた。 【あらすじ】 実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――?

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2024/09/05

家族である事ってなんだろうって 凄く考えさせられた あなたの家族は何人ですか? 自分も答えが見つからない そしてラストがまた気になりすぎる

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2024/08/30

もう一度読むほどではない。けどレビューを読んで、そういうことか。と思ってサラッと家の方は読み直した。

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2024/08/28

家族とは何か。 うーん…あらすじとか紹介動画を見て読んでみたけど、思ってた感じじゃなかった。 多分私の家族が所謂「普通」だから理解できなかったのかな?

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2024/09/09

――この家族を解体しよう・・・・?―― えっ?どういうことなの? 父親、母親、長男は結婚し夫婦二人で 暮らし、長女は家を出て、次男は親と暮らしている。 この家族は仲が良くない。 いつからだったか、父親は家にいない?ことの方が多くなった。時々、帰ってはくるのだが・・・・何故か? 多...

――この家族を解体しよう・・・・?―― えっ?どういうことなの? 父親、母親、長男は結婚し夫婦二人で 暮らし、長女は家を出て、次男は親と暮らしている。 この家族は仲が良くない。 いつからだったか、父親は家にいない?ことの方が多くなった。時々、帰ってはくるのだが・・・・何故か? 多分、きっかけはあれでは・・・・ とにかく、変な家族。 そして、次男と長女が結婚することに なり、家も古くなったし、父親はいないような感じだし、家族は解散し家も解体 しようということになった! そんなことって、あるのかと思う。 解体はともかく、家族解散なんて・・・・ それに、父親がいないというこの現実を どうするのだろう? 世間には、このような家族がいるのかも 知れない。それでも、たまには顔を合わせるぐらいはしてほしい。 血は繋がっているのだから・・・・・     2024、8、25  読了   ―――少しだけネタばれ―――― 母親は、家内安全を願っていた。 ・・・・物置から仏像が見つかり、犯人は 誰だと騒ぎ立て、旅が始まる。 父親はどこに行っていたのか? それは・・・・いたのだ! そんなところに、何故!

Posted byブクログ

2024/08/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。 古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。 引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。 中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。 「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。 返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。 しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。 なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。 そもそも父は本当に犯人なのか――? (アマゾンより引用)

Posted byブクログ