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家族解散まで千キロメートル の商品レビュー

3.3

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    20

  5. 1つ

    5

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2024/11/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シンプルになんのこっちゃって感じ 家族の絆うんぬん語られると冷めてしまうタイプなので、後半はしらーっとしてしまった ミステリーって感じでもなかったし、設定は非現実的だし、6人の嘘つきな大学生のような切れ味も感じられなかったなあ…

Posted byブクログ

2024/11/08

8割のページは夢中に読めた、2割のページは多少読むのが辛かった感じ。 突然御神体が自宅倉庫に現れ、それを誰にも気づかれずに1000km先の神社に返しに行くことに。誰が盗んだのか、どうやって返すのか、とても面白く読めた。 ただ恐らく作者が伝えたかったのは、その後の2割のページ。 ...

8割のページは夢中に読めた、2割のページは多少読むのが辛かった感じ。 突然御神体が自宅倉庫に現れ、それを誰にも気づかれずに1000km先の神社に返しに行くことに。誰が盗んだのか、どうやって返すのか、とても面白く読めた。 ただ恐らく作者が伝えたかったのは、その後の2割のページ。 常識や先入観にがんじがらめになって、自分のやりたいこと、なりたいことを諦めるのは良くないよ。ということを伝えたかっのかと思った。 この2割のページが、少しくどく感じてしまった。 とはいえ、全体的に見れば面白く読めた本だった。

Posted byブクログ

2024/11/08

ロードムービーみたいで読みやすかったし、誰が?なんで?って色々気になってあっという間に読めた。 登場人物に感情移入できない!的な感想が多かったけど、だからこそ、そんな人たちが自分の家族だったら?それでも家族として仲良く、あるべき「普通」をキープするために頑張れるの?って思った。...

ロードムービーみたいで読みやすかったし、誰が?なんで?って色々気になってあっという間に読めた。 登場人物に感情移入できない!的な感想が多かったけど、だからこそ、そんな人たちが自分の家族だったら?それでも家族として仲良く、あるべき「普通」をキープするために頑張れるの?って思った。 私は解散選んじゃうかも。

Posted byブクログ

2024/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

曲者ぞろいのこの家族がどうなっていくのか ロードムービー風に そしてミステリー要素もあり 前半はとても楽しく読んだ 謎解き?が始まり ん?どーゆーこと? (しかも左手にまだたくさんページが残っているが?) 本質はそこじゃなかったー! 安易に このこじれまくった家族が 仲直りよかったねちゃんちゃん にならず ガッツリ問題提起して ガンガン糾弾して パツンと終わる 末息子…キミ壊れちゃわないでね… 家族ってなんだろ たまたま血が繋がってるけど 絶対に相容れない場合もあるし 家族だから仕方なく我慢する事案もあるし 話せばわかるとは限らなかったり でも戸籍がつながってるから 絶対に切ることができない… 愛すべき人たちであればいいのだけど 愛せなくても家族でいなくてはいけない人もいるだろうし 愛してるのに家族になれない人もいて こんな風な「解散」の仕方は ありなのかなしなのか… 頭がぐるぐる… お父さん かわいそう…っていうより 本当に何のために生きてきたんだろ そんな狭いとこでこそ〜っと 夢や希望なくてもいいが 肉体的に快適ではないだろ!

Posted byブクログ

2024/10/29

三日後には生家も壊し家族はそれぞれの人生を歩むことになる喜佐家の元日。青森のお寺から盗まれた仏像が喜佐家の倉庫から発見された。家族は結束して一路青森へ向かい仏像を返すことに。誰が盗んだのか家族内で疑心暗鬼になりながらも笑える場面も多く、ユーモラスな展開。最後はお姉ちゃんの理屈っぽ...

三日後には生家も壊し家族はそれぞれの人生を歩むことになる喜佐家の元日。青森のお寺から盗まれた仏像が喜佐家の倉庫から発見された。家族は結束して一路青森へ向かい仏像を返すことに。誰が盗んだのか家族内で疑心暗鬼になりながらも笑える場面も多く、ユーモラスな展開。最後はお姉ちゃんの理屈っぽさが少しくどかったけれど、どんな形でも家族は家族なんだと感じた。そしてどんな形でも自分たちが作り出していかなければいけないんだな。

Posted byブクログ

2024/10/27

〈家族の嘘〉が暴かれる時、本当の人生が始まる。どんでん返し家族ミステリ 実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたとこ...

〈家族の嘘〉が暴かれる時、本当の人生が始まる。どんでん返し家族ミステリ 実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――? 「家族」っていうのは、本当に難しいんだなと思った。作中で惣太郎やあすなが、周に何度か聞いた質問「お前が思う家族は何人だ」これってすごく難しい話しだなって思った。私は結婚して実家を出た。夫と2人で仲良く暮らしてて、家族は2人だけど、そこにお互いの両親は入るの?お互いの兄弟は入るの?もう親の戸籍を出て、夫と新たな戸籍を作ったんだから家族は2人なはずなのに、でもなんだかスッキリしないのはなぜ? そして、家族の在り方って何?周の父親は浮気をした。妻と子供達に、その現場を見られてしまった。そりゃ、すごくショックだったと思うし、怒りは湧くし、絶対に許せない。だけど、あすなや賢人さんが言う通り、「なぜ、結婚をしたら配偶者以外に性的交渉をしてはいけないのか」は難しいと思った。倫理的にとか子供ができたらとか理由はあるけど、それって本当に納得ができる話か?「私の心傷ついて死んだから」ではダメな気がする。すごく難しいと思った。 父親が若い頃や周の友人がいう「ある程度の年齢で結婚してない人は何かある」という先入観。これっていつまでもあるよね。昔勤めていた職場でも50代の男性社員が独身で、パートのおばさんとかヒソヒソしてたもん。その男性社員さんは、すごくいい人で役職もついてた。だけど、色々言われてた。田舎の職場だから仕方ないのかと思ったけど、多分田舎とか都会とか関係ないんだと思う。 最後に周が、どっちを選んだのかは分からない。結婚式の二次会なんてあんなふうな下品な質問もある。自分に正直になるのか、それとも今までみたいに仮面をかぶっていくのか…なんだかすごい考えさられる話しだった。 2024.10.27 読了

Posted byブクログ

2024/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまりにも突拍子なく、現実味がない話ながらも相変わらず内面をえぐってくるなーとは思った。 映画向きかなー。 3兄姉弟の性格だが、3姉弟の私から見ると真ん中は真ん中らしいが、上はあんなにはっちゃけられないし、下はあんなにしっかりしてないなーなんて思ったりした。

Posted byブクログ

2024/10/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーん…。 途中までは楽しく読めてたけど、真相がわかり始める頃から雲行きが怪しくなった。 あすなの言い分はめちゃくちゃだ。 「よきパートナーであることと、よき父であることと、性交渉を持つ持たないは、何も関係ないんだよ。」 それはわかる。 だけど、それイコールパートナー以外の人と性交渉していい理由にはならない。 「お父さんは一度だって家族を蔑ろにしたり、壊そうとしたことはなかった。」 いやいや。不倫で一発アウト。 父があの空間で過ごさなければならない空気を作った理由は自分にもあるのに、みんなを責めるようなことばかり言うあすなに嫌悪感を覚えた。 今の考え方はこうだよね!的な明るいラストだったけど、誰にも共感できず、なにひとつ納得できずに終わった。

Posted byブクログ

2024/10/19

兄弟全員の結婚を機に、両親を引っ越しさせ、古くなった実家を解体することになった主人公。引っ越しの荷物をまとめめるため、家族が集まっていたとき、倉庫から謎の御神体が発見される。それは、ニュースで報道されていた青森の神社の盗品のようだったが、いつも不在である父親の犯行を疑った家族たち...

兄弟全員の結婚を機に、両親を引っ越しさせ、古くなった実家を解体することになった主人公。引っ越しの荷物をまとめめるため、家族が集まっていたとき、倉庫から謎の御神体が発見される。それは、ニュースで報道されていた青森の神社の盗品のようだったが、いつも不在である父親の犯行を疑った家族たちは、こっそり返しに行こうと、青森までの車の旅に出発する。。。 伏線回収とどんでん返しで人気が出た著者だけに、そんなミステリ作品だろうと読み進めていくと、多様性や家族がテーマの社会派作品のように変遷してゆく。しかし、それはそれでなんか軽い感じして、中途半端感が残った。 前半で違和感のあったところはだいたい伏線というところもちょっと。。。 ただ、このプロット、登場人物のキャラ、ジェットコースター感は、うまく脚本作れば面白い映像作品にはなると思う。

Posted byブクログ

2024/10/17

家族というものに真っ正面から向き合った作品。ロードムービー的などたばた部分は好みではなかったけど、あちこちにさりげなく伏線がちりばめられていて、見事に回収。ラストシーン好きだなぁ。

Posted byブクログ