僕の神さま の商品レビュー
芦沢央『僕の神さま』 2024年 角川文庫 タイトルからは予想外かもしれないけど、連作短編集のミステリ作品です。 主人公は小学5年生のふたり。 第1話では心温まり、祖父の言葉に涙する感動作でした。こういう感じで進むのかと思いきや、第2話はがらりとヘビーな話にも。 連作作品なら...
芦沢央『僕の神さま』 2024年 角川文庫 タイトルからは予想外かもしれないけど、連作短編集のミステリ作品です。 主人公は小学5年生のふたり。 第1話では心温まり、祖父の言葉に涙する感動作でした。こういう感じで進むのかと思いきや、第2話はがらりとヘビーな話にも。 連作作品ならではの流れや展開はとても自然なのに、内容の起伏が激しいというのか、展開が良い意味で想定外でした。だからページをめくる手を止めることができない。 エピローグでは小学6年生になったふたり。 解説にもあったけど、その心と人格の成長ぶりにも感慨深いものがあります。 そして僕も、小学生ではなく中学、高校生、大学生と大きくなっていた時の〝神さま〟のミステリもぜひ読んでみたいものだと思いました。 #芦沢央 #僕の神さま #角川文庫 #読了
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
四季を通じての主人公と『神さま』と呼ばれるクラスメイトをメインとしたストーリー。 裏表紙のあらすじや帯を見て、一話目はこんなかわいらしい話?と思ったら... だんだんと話が重くなってきます... 『神さま』の推理は楽しめる部分でもありました。
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芦沢央さん初読みの『僕の神さま』の概要と感想になります。 概要です。 小学五年の僕は「神さま」と一緒に学校生活を送っている。何でも謎を解いてしまう神さまのような存在、そう水谷くんだ。 水谷くんと僕が遭遇した謎に、水谷くんは鼻の下を擦りながら冷静に情報を分析して明快に解く姿は、僕...
芦沢央さん初読みの『僕の神さま』の概要と感想になります。 概要です。 小学五年の僕は「神さま」と一緒に学校生活を送っている。何でも謎を解いてしまう神さまのような存在、そう水谷くんだ。 水谷くんと僕が遭遇した謎に、水谷くんは鼻の下を擦りながら冷静に情報を分析して明快に解く姿は、僕にとって名探偵より神さまと思える神々しさがあった。そうだ、水谷くんは神さまなんだ。そうでなくてはならないんだ…。 感想です。 芦沢央さん作品はネットや書評動画で見聞きする限り、イヤミス系が多いのかなと思っていましたが、本作は日常の謎を解いていく連作短編集で読みやすかった印象を持ちました。ゾワッとするホラーミステリではなく、ちょっとだけ色合いが変わるミステリですので、芦沢央さん未読の方は初読みしやすい作品かもですね♪
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1日でさくっと読んでしまった。いつも芦沢央作品はさくさく読めるんだけど、今作ボリュームが少なめ、内容も比較的ライトで、短編で分かれてることも最速読了の要因だと思う。主人公は小5で、ちょっと雰囲気も他作品とは違いながらも少しだけ嫌さが漂う軽いミステリ。軽い軽い言っているが、内容は重...
1日でさくっと読んでしまった。いつも芦沢央作品はさくさく読めるんだけど、今作ボリュームが少なめ、内容も比較的ライトで、短編で分かれてることも最速読了の要因だと思う。主人公は小5で、ちょっと雰囲気も他作品とは違いながらも少しだけ嫌さが漂う軽いミステリ。軽い軽い言っているが、内容は重いものも含まれていて、話によってギャップがある。しかし最後気になるじゃないか!続くんだろうかこれ。あと初回限定で、Webにおまけ話が読めた。
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神さまと呼ばれてみんなから頼りにされている水谷くん。主人公は彼に憧れる男の子。小学生のほんわか謎解きものかと思って読んでいたら急にきな臭くなって、やっぱり芦沢央だなという感じだった。 この後主人公の気持ちが楽になるような後日譚が読みたいなぁ。
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小学生のほんわか謎解きものかと思えば、しっかり芦沢さんのテイストが含まれていて、スッキリはしないけどゾクっとする感覚がありました。しかし個人的には、小学生を題材にしたこともあって、ゾクゾク感があまり足りなかったのかなとも… 物語は小学生である主人公の僕が、得意の小学生でなんでも...
小学生のほんわか謎解きものかと思えば、しっかり芦沢さんのテイストが含まれていて、スッキリはしないけどゾクっとする感覚がありました。しかし個人的には、小学生を題材にしたこともあって、ゾクゾク感があまり足りなかったのかなとも… 物語は小学生である主人公の僕が、得意の小学生でなんでも問題を解決する「水沢くん」と出会い、身の回りの謎を2人で解いていくという物語。 帯コメでは「ホームズに出会ってしまったワトソンの物語」という触れ込みがありましたが、読み始めるまではいまいちピンとこない感じがありました。というのも、僕の認識では、こういう探偵シリーズはワトソンがホームズに相談してホームズが解決という構造であると思っていたので、「出会ってしまった」の部分がどうにも腑に落ちない感じがあったからです。 しかし、本作を通して読むと納得のフレーズだなと思うとともに、そこまでの道のりの描き方が後ろくらさがあってどうにも芦沢さんだなぁと。あくまでホームズはホームズでなければならない、そのためのワトソンという構図はとても新鮮だったように思います
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