中国行きのスロウ・ボート の商品レビュー
村上春樹が初めて出した短編集である。 80年代の春樹の短編たちは、どこか 今と違い瑞々しい印象を受けました。 言い回しがキザなのは今も昔も変わらないです。どこか抽象的な文章もたまらないです。 オススメは「シドニーのグリーン・ストリート」で、オーストラリアなシドニーにあるグリーン・...
村上春樹が初めて出した短編集である。 80年代の春樹の短編たちは、どこか 今と違い瑞々しい印象を受けました。 言い回しがキザなのは今も昔も変わらないです。どこか抽象的な文章もたまらないです。 オススメは「シドニーのグリーン・ストリート」で、オーストラリアなシドニーにあるグリーン・ストリートで私立探偵を営む男性のもとにある 依頼者が現れるのですが、その依頼者の正体と 依頼内容に村上春樹の世界観が爆裂して、とても 好きになりました。 初めて短編を読む方にオススメしたいし、村上春樹を初めて読む方にもオススメしたいです。
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今年、復刻版の作品。久々の村上春樹氏。久々に読むとやっぱキザと言うかおしゃれと言うか。文章が綺麗です。比喩なのかそのまま鵜呑みにしていいのか、相変わらず迷うけど、そこまた村上春樹氏の良いところ。最後のシドニーグリーンストリートが1番好きかな。
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著者の初期の短編集。自由に書いているなあ。恐れを知らない感じがした。 それぞれ全く違うタイプの作品で読み応えはあった。
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貧乏な叔母さんの話 お、これは、、、 シドニーのグリーン▪︎ストリート 羊男と羊博士がここででてくるとは。 こういうハッピーな話もいいな。 フロイトのおかげ。
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2024.15th 読了しました。 村上春樹の短編集はこれまでいくつか読んできましたが、初期のものほど抽象度が高くて難しい印象があります( ;∀;) 本作に収録されてる作品も一読しても(なんなら二読、三読くらいしても)理解できない作品が多かったです。しかし、それでも読むのがしんど...
2024.15th 読了しました。 村上春樹の短編集はこれまでいくつか読んできましたが、初期のものほど抽象度が高くて難しい印象があります( ;∀;) 本作に収録されてる作品も一読しても(なんなら二読、三読くらいしても)理解できない作品が多かったです。しかし、それでも読むのがしんどいということはなくて、他の方のレビューをネットで探して参考にしながら楽しんで読むことができました! 個人的には「土の中の彼女の小さな犬」が良かったかなぁ。余韻が…(*´-`) 羊男が出てくる作品もありましたね!
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すでに読んでいた短編もあったけど、安西水丸さん復刻版なのでやっぱり買ってよかった。 そして、最後のシドニーグリーンストリートは初読みで、羊男が出てきてにんまり。 羊男が出てくる話は、どれも本当に好き。
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村上春樹作品は割と読んだけど、これは初めて読みました。80年代初めに発表されたものなので、時代感覚が違っていてかえって新鮮。登場人物が煙草を吸うシーンが多いし。 舞台設定が日本だったりシドニーだったりするけど、読むと全然そこっぽくなくて架空の街だし、そのシーンは必要かと思う描写が...
村上春樹作品は割と読んだけど、これは初めて読みました。80年代初めに発表されたものなので、時代感覚が違っていてかえって新鮮。登場人物が煙草を吸うシーンが多いし。 舞台設定が日本だったりシドニーだったりするけど、読むと全然そこっぽくなくて架空の街だし、そのシーンは必要かと思う描写があったり、筆者の仕掛けや意図を読むことを求められてる?という部分も多々あった。 個人的には「ひつじおとこ」の話が好きだった。
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長編は好きで読んでますが、今まで短編がわりと苦手意識ありましたが、今作(彼の初期作品)はとても好きだった。特に、という必要がないくらい、全て良かった。長編だと何かが始まりそうな不思議な前章、異世界との継ぎ目が見えてくるあたり、の感じがずっと心地よく続いていた。あなたが結末を求めて...
長編は好きで読んでますが、今まで短編がわりと苦手意識ありましたが、今作(彼の初期作品)はとても好きだった。特に、という必要がないくらい、全て良かった。長編だと何かが始まりそうな不思議な前章、異世界との継ぎ目が見えてくるあたり、の感じがずっと心地よく続いていた。あなたが結末を求めていない時、これはとてもしっくりくると思います。
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短編7作 受け止める自分によって捉え方は変化する 行間に隠れているものを探した頃もあったけど スッと消えてもモヤモヤ残りでも納得いかなくても それはそれ 本を手に取り、読む それでいいのだと思ったことを、思い出した
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〈これが記念すべき安西水丸さんとの初仕事〉村上春樹の最初の短編小説集を当時の装幀のまま復刻。復刊に寄せて、新たに序文を収録。
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