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1(ONE) の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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2024/02/04

子供の頃、犬と遊んだ思い出がよみがえってくる… 人間と犬の間に生まれるものは #ONE #加納朋子 ■きっと読みたくなるレビュー 素敵な本でした。装画のとおり犬をテーマにしており、家族との関わり合いの中で、関わる人々が成長していく物語です。 加納先生がこよなく動物を愛してらし...

子供の頃、犬と遊んだ思い出がよみがえってくる… 人間と犬の間に生まれるものは #ONE #加納朋子 ■きっと読みたくなるレビュー 素敵な本でした。装画のとおり犬をテーマにしており、家族との関わり合いの中で、関わる人々が成長していく物語です。 加納先生がこよなく動物を愛してらしゃるのが分かる作品ですね。チャーミングな物語でありながら、先生の想いがしっかりと伝わってきます。 ワンちゃん、猫ちゃんは愛玩動物と言われますが、実際飼って一緒に暮らしてみるともはや我が子。私も猫二匹を飼ってますが、我が儘いっぱいで超キュートなんです。もちろん人間とは別種類の動物なんですが、ちゃんとお互いの心が通い合う家族なんですよね。 本作ではそんな彼らと一緒に暮らすことで、我々人間が学び、成長していく。特に前編のエピソードは少年の勇気と決意は、彼にとって一生のこる思い出になるでしょうね。 ただ成長させてくれるのは子どもたちだけでなく、大人であっても同じ。関わり合いの中、当たり前と思っていたことに疑問をもって、自分の責任で考えてみる。年齢を重ねても、胸を張って意見が言えるような人間になりたいですね。 特に終盤は加納先生の伝えたいことが溢れ出ていて、心が洗われた気がしました。いい作品ですね、ありがとうございました。 ■ぜっさん推しポイント 本作で一番伝わってくる言葉は「勇気」。 人間、長い間を暮らしていると、つい手軽で楽な方法を選んでしまう。過去の失敗、同調圧力、損をしない選択など、自分もいくつも思い当たります。ただ人間はひとりで生きているのではない。家族や友人たちとならきっと乗り越えていける。大切なことを教えてもらえた作品でした。

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2024/01/31

ななつのこシリーズが大好きだったので、またあの2人に出会えたのは嬉しかった。 犬と子供と家族のお話。全体的にほのぼのしていた。

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2024/01/30

駒子シリーズ待望の新刊。 2匹の犬、ゼロとワンの物語。作者が前書きで言及してるようにミステリ要素は弱め、作者のわんこ愛増し増しのもふもふした、犬と家族の物語を楽しく読みました。

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2024/01/30

数行読んだだけで加納さんの紡ぐ優しい物語世界に包みこまれる。 そして私は加納作品が本当に大好きな事を再確認した。 本作は『ななつのこ』『魔法飛行』『スペース』に続くシリーズ第4弾で20年ぶりの最新作。 たのもしい先輩犬・ワンと、ゼロと名付けられた仔犬、思い遣りに溢れた家族。 ...

数行読んだだけで加納さんの紡ぐ優しい物語世界に包みこまれる。 そして私は加納作品が本当に大好きな事を再確認した。 本作は『ななつのこ』『魔法飛行』『スペース』に続くシリーズ第4弾で20年ぶりの最新作。 たのもしい先輩犬・ワンと、ゼロと名付けられた仔犬、思い遣りに溢れた家族。 お隣の白い大型犬、網戸にめりこむ幼き日の玲奈。 言葉と同時に彼らの映像が脳内に流れ込み、とても幸せな気持ちになった。 『いつかの岸辺に跳ねていく』の徹子を思い起こさせる描写もあって心弾む。 特別大きな事は起きないけれど、穏やかな日常が愛おしくなる。

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2024/01/29

久しぶりにこの空気感を味わえた。『ななつのこ』からのシリーズ最新作。著者の加納さんの前書きにもあるけれど直接的な続編ではない。ある家族が犬を飼い始めてからの出来事がいくつか語られていくけれど、その中で子供たちが学んでいく姿とそれを見つめる大人たちの眼差しがとても良くてそこにシリー...

久しぶりにこの空気感を味わえた。『ななつのこ』からのシリーズ最新作。著者の加納さんの前書きにもあるけれど直接的な続編ではない。ある家族が犬を飼い始めてからの出来事がいくつか語られていくけれど、その中で子供たちが学んでいく姿とそれを見つめる大人たちの眼差しがとても良くてそこにシリーズの空気感をたくさん感じることができた。何よりワンとゼロという飼い犬のかわいくて勇敢な描写がいい。

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2024/01/25
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後書きにある2023年4月に開催された東京創元社主催の新刊ラインナップ説明会に参加しました(その際『ななつのこ』のサイン本もゲット)ので、9か月待ちましたが、その甲斐のある一冊でした。 司会の池澤春菜さんの「犬は大丈夫ですか?」の質問にう〜んという感じだったので心配しましたが、大これなら大丈夫です。

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2024/01/21

大好きなシリーズの続編ということもあり、読めて良かった。あの優しくて、優しいだけじゃない世界の未来が確かにあった。

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2024/01/20

めちゃくちゃ良かったです。愛と優しさにあふれていました。泣きました。 時代や立場で変わるものもあれば変わらないものもあるわけで、大人や親になっても不安は尽きないけれど、それでも大丈夫だと思えるような、そっと包み込む優しさと勇気をもらえる作品でした。 読みながら、もしや…?と思っ...

めちゃくちゃ良かったです。愛と優しさにあふれていました。泣きました。 時代や立場で変わるものもあれば変わらないものもあるわけで、大人や親になっても不安は尽きないけれど、それでも大丈夫だと思えるような、そっと包み込む優しさと勇気をもらえる作品でした。 読みながら、もしや…?と思っていたところが判明した瞬間の嬉しさと興奮たるや! 『ななつのこ』から読み進めていた人なら誰でも叫びたくなるんじゃなかろうか。読んでください。

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2024/01/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

『駒子シリーズのストレートな続きではありません。』 と「前書き」で加納さん本人が述べられていましたが、私にはストレートな続きとして十分に楽しめました。(何より、前作ラストでの駒子の想いが実った姿を見る事が出来たことだし) 一方、『ミステリ色はあんまり強くありません。』には、確かに!という感想を持ちましたが、「ななつのこ」⇒「魔法飛行」⇒「スペース」とシリーズを重ねるにつれ、ミステリ色は薄れてきた(但し、それと作品の優劣は別です)ように感じていましたので、それほど気になる点ではありませんでした。 さて、駒子シリーズの1(いち)ファンとして気になるのは、本作品が駒子シリーズの最終作となるのかどうかということです。 こればかりは加納さんにしか分からないのですが、是非とも続けてもらいたいですね! もしくは、本作品が玲奈シリーズの序章(ONEが亡くなり、ゼロが引き継ぐことは暗示⁉️)であることに期待しています。

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2024/01/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

20年ぶりに駒子たちに会えるとは。 前書きで少し残念な気持ちになったのですが、 そんな断りなんて不要なくらい素晴らしい続編でした。 でもわざわざあの前書きを書いてくれるのが加納朋子さんらしいなと(偉そうですみません) しばらく長女の名前しか明かされないので「きっとそうだよね。お母さんが駒ちゃんだよね」と読み進め… はやての自己紹介シーンで涙腺崩壊しました。 読めて良かった。

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