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1(ONE) の商品レビュー

3.9

41件のお客様レビュー

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2024/03/17

ななつの子の続編ぽい作品。ゼロと名付けられた子犬と飼い主の玲奈との物語。そこに先輩犬のワンと、事件や家族の歳月が柔らかで温かい描き方で綴られている。猫派だが犬も可愛いと思えた。

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2024/03/09

昔なら普通と許されたことが、今なら非常識とされる例はたくさんある。 「正解」は結構曖昧で、常に揺れ動く。そしてしばしば、時代とともに移り変わっていく。昔の常識は今の非常識。昔の普通は、今なら虐待。 書物とは、人類が延々と積み上げてきた叡智の結晶だ。それを読むことで、知識を深めた...

昔なら普通と許されたことが、今なら非常識とされる例はたくさんある。 「正解」は結構曖昧で、常に揺れ動く。そしてしばしば、時代とともに移り変わっていく。昔の常識は今の非常識。昔の普通は、今なら虐待。 書物とは、人類が延々と積み上げてきた叡智の結晶だ。それを読むことで、知識を深めたものが、さらに研鑽を重ねることで、その輝きは増していく。 ななつのこから再読したいなと思いました。

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2024/03/08

自分の犬が欲しいとねだる、大学生の玲奈。ゼロと名付けた芝犬の仔犬を飼い始め、ゼロを主人公にした小説をネットにアップした所、読者から感想が届く。同じ頃、玲奈の周りで不審人物が現れて… ゼロが時々視える先輩の黒い犬。ワンの物語もちょっと切なかったけれど、とても大事に育てられたのが伝...

自分の犬が欲しいとねだる、大学生の玲奈。ゼロと名付けた芝犬の仔犬を飼い始め、ゼロを主人公にした小説をネットにアップした所、読者から感想が届く。同じ頃、玲奈の周りで不審人物が現れて… ゼロが時々視える先輩の黒い犬。ワンの物語もちょっと切なかったけれど、とても大事に育てられたのが伝わってきてじんわりしました。 優しい、ななつのこシリーズ。本当に大好きです。

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2024/03/03

加納朋子さんの話全部読んでるつもりでいたけどなんとびっくり、ななつのこ私未読でした…ちゃんと読まなくては!

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2024/02/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今度は犬が主役?駒子のその後、ワンとゼロとの新しい出会いとその物語が小さな謎も含めて愛おしい。瀬尾さんとの幸せな未来がここに現れて読めたのは本当に良かった。

Posted byブクログ

2024/02/25

『ななつのこ』から始まる駒子シリーズ、20年ぶりの最新作ということで、少し前にシリーズ3作を読んでいたのだが、今作は続きというよりも新たな目線で楽しめる物語だった。 ななつのこでは、駒子が作家との手紙のやりとりで始まっていたが、今回は時代の変化もありネットの小説サイトから話は始...

『ななつのこ』から始まる駒子シリーズ、20年ぶりの最新作ということで、少し前にシリーズ3作を読んでいたのだが、今作は続きというよりも新たな目線で楽しめる物語だった。 ななつのこでは、駒子が作家との手紙のやりとりで始まっていたが、今回は時代の変化もありネットの小説サイトから話は始まり、大学生の玲奈が可愛がるゼロという愛犬も登場する。 ゼロの編では、ひたすら玲奈を守ろうとするゼロや家族の愛情を感じたが、ゼロの目線はそれだけではなく兄貴分である先輩(ワン)をしっかりと見て、彼と会話しているところに尊敬と信頼を感じた。 このワンは、ただものではないのだなと思わせた。 1(ONE)前編では、玲奈の兄を中心に引越し先の隣りで飼っていたシロとの繋がりから黒い犬を知り、やがてワンといっしょに生活することになるまで。 ほんとうに犬が欲しかったという気持ちが、とても伝わってきた。 1(ONE)中編は、ワンが正式に家族に加わる少し前にはやての妹である玲奈が生まれたことで、母親目線で玲奈とワンとの生活を描いているのだが、この母親がけっこう凄くて、ワンの両親である黒い犬とシロを捨てた別荘の持ち主を追い払うべく、よからぬことを画策するという…。 すべてはこれ以上に不幸な犬を増やさないためだろうけど突拍子もないことを思いついたものだと、驚いてしまった。 1(ONE)後編は、隣りの桜の木の下事件や玲奈が危機一髪でワンのおかげで助かった網戸事件など。 うちの犬は世界一って言うのもわかる。 そっか「一」とは、無限大の可能性を秘めた数字なのね。 エピローグで、ワンがまたしても弱くて小さな玲奈を守るために命を張って泥棒を撃退したことに涙してしまう。 ワンが一番!ワンはずっと一緒!が伝わってくる優しい物語だった。 加納朋子さんの作品は、何作か読んではいるけれどかなり以前だったりとかで、忘れているのもあるのでまた改めて再読し登録していこうと思う。 何にしろ、シリーズ化しているのはついつい忘れがちになったり、飛ばしてしまいがちなので要注意なのである。

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2024/02/20

人と犬とのほのぼのとした優しいお話でした。 忙しい毎日に、ホッとさせてくれるのがとても良かったです。 私自身、小さい子を2人子育て中なので、後編は相槌を打つような感じでした。 『ななつのこ』を読まずに、本作を読みましたが問題なく読め『ななつのこ』が読みたくなりました。 普段目...

人と犬とのほのぼのとした優しいお話でした。 忙しい毎日に、ホッとさせてくれるのがとても良かったです。 私自身、小さい子を2人子育て中なので、後編は相槌を打つような感じでした。 『ななつのこ』を読まずに、本作を読みましたが問題なく読め『ななつのこ』が読みたくなりました。 普段目にしない四字熟語、『風光明媚』が私にとって知識になりました。 四字熟語って難しいてすよね。 ✎メモ:山や川など、自然の景色が清らかで美しく、すばらしく眺めのよいこと。

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2024/02/18

待ちに待った加納さんの新作は、なんとなんと 20年ぶりの駒子さんシリーズでした。 この20年で、世の中の暮らしも常識も大きく変わってしまって 当たり前だけれど私も20年分歳をとったのだけれど 物語の中の駒子さんも、しっかり年齢を重ねていて 嬉しいやら驚くやら・・・ そうなの、そん...

待ちに待った加納さんの新作は、なんとなんと 20年ぶりの駒子さんシリーズでした。 この20年で、世の中の暮らしも常識も大きく変わってしまって 当たり前だけれど私も20年分歳をとったのだけれど 物語の中の駒子さんも、しっかり年齢を重ねていて 嬉しいやら驚くやら・・・ そうなの、そんな風に今まで暮らして来たんだね なんて同窓会で再会した友達の話を聞いているような幸福な読者体験でした。

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2024/02/18

とある家に飼われた1〔ONE〕と、この家の兄妹との話。 ONEの現在の状況から始まり、その後はONEがこの家にやって来るまでの様々な事情が描かれ、読者は次第にONEと兄妹と共に感情移入してゆく。 上手い描き方だ。 善意の塊のような両親と兄妹を護るONEの活躍は、切ないほどに純粋な...

とある家に飼われた1〔ONE〕と、この家の兄妹との話。 ONEの現在の状況から始まり、その後はONEがこの家にやって来るまでの様々な事情が描かれ、読者は次第にONEと兄妹と共に感情移入してゆく。 上手い描き方だ。 善意の塊のような両親と兄妹を護るONEの活躍は、切ないほどに純粋な犬の献身を 感じさせ大変良い読み心地になった。 犬好きにはグッとくる小説でした。

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2024/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】初めに読んでいただきたい前書き/プロローグ/ゼロ/1(ONE)前編/1(ONE)中編/1(ONE)後編/エピローグ/読み終えてから読んでいただきたい後書き(もしくは蛇足) 久々の駒子シリーズ最新作。 瀬尾と駒子のその後。 子どもたちが出てきて、なんだかうれしいのは、ちゃんと育っているからなんだけどね。

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