恋愛論 の商品レビュー
恋愛論。と言い切るだけの内容がここにある。 そうだそうだ、難しいことはない。ただそれを明確に一つずつ定義していくその中身が真っ当すぎて、このどストレートなタイトルがより光る。 坂口安吾すげぇな。 メガネの理系男のイメージしかなかったよ (某作品の影響ですね) 2024.9.1...
恋愛論。と言い切るだけの内容がここにある。 そうだそうだ、難しいことはない。ただそれを明確に一つずつ定義していくその中身が真っ当すぎて、このどストレートなタイトルがより光る。 坂口安吾すげぇな。 メガネの理系男のイメージしかなかったよ (某作品の影響ですね) 2024.9.14 142
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恋愛論。論じているのであって、今読んでも違和感がない 普遍的。人生は孤独であり、恋愛してもみたされることはない、それでも誰でもせずにいられない。「バカを恐れたもうな。」なんだか勇気づけられた気がする。
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なかなか難しいが今まで読んだなかでは理解しやすかった。恋愛論。 恋愛によっても満たされることはないが恋無しに人生は成り立たない。 そして恋愛は人間永遠の問題だ。ただしき恋などというもの断じうるはずもない。 確かに現代においても永遠のテーマといえる。 愚かでもある。
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乙女の本棚シリーズ。 恋とは、愛とは…。 この言葉の意味するものは何だろう? こむずかしかった。
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今まで、色んな本や漫画で、困難な道とそうでない道があれば困難な道を選ぶ方が良い、と書いてあっても、意味がわからなかったが、 本著にあるように(あくまで私の理解だが)、困難な道と無難な道であれば困難な道の方が乗り越え甲斐がある、という区分なら、理解できる。無難ではないのだから、凸と...
今まで、色んな本や漫画で、困難な道とそうでない道があれば困難な道を選ぶ方が良い、と書いてあっても、意味がわからなかったが、 本著にあるように(あくまで私の理解だが)、困難な道と無難な道であれば困難な道の方が乗り越え甲斐がある、という区分なら、理解できる。無難ではないのだから、凸と凹があって、刺激と刺激に伴うレスポンスがあるよなぁ。何もなければ何もないままだから。 結局は何を求めるかだと思うけど、どうしても得たいことがあるなら、覚悟決めて無難な道は選ばないほうが善きにしろ悪きにしろレスポンスが得られると理解した。
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「恋愛は人間永遠の問題だ。人間ある限り、その人生の恐らく最も主要なるものが恋愛なのだろうと私は思う」 恋愛という謎は面白い。脳科学的にもどのようなメカニズムで人を好きになるのか?ドパミン、セロトニン等の神経伝達物質が放出されるのですが、恋する理由は無数あり、それらを特定するのは難しいらしい。人は恋愛をして裏切られ、また恋をするという繰り返し。人間はバカなので繰り返す。バカは死んでも治らない。でもこのエネルギーこそ生きている証拠。この本を読んだ理由、決してモテようと思った訳ではないが、バカはとても美しい。⑤
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ここまで真面目に恋愛について考えたことなかったから、新鮮に読めました。 言葉の表現が易しくて、わかりやすいのも好印象! このシリーズはかなり好き!
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乙女の本棚シリーズから、坂口安吾さんとしきみさんのコラボ作品『恋愛論』です。図書館に入るのを楽しみにしていた一冊です!この表紙、ちょっと見、可愛いんだけれど、でもよ~く見ると、怖い感じ…さすが、しきみさんです。 「恋愛とはいかなるものか、私は知らない。」からはじまるのに、最後...
乙女の本棚シリーズから、坂口安吾さんとしきみさんのコラボ作品『恋愛論』です。図書館に入るのを楽しみにしていた一冊です!この表紙、ちょっと見、可愛いんだけれど、でもよ~く見ると、怖い感じ…さすが、しきみさんです。 「恋愛とはいかなるものか、私は知らない。」からはじまるのに、最後は「恋愛は人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない。」と締めくくられています。作中の「ただ、われわれは、めいめいで、めいめいの人生をせい一ぱいに生きること、それをもって自らだけの真実を悲しく誇り、いたわらなければならないだけだ。」このページは好きです。 ちょっと思っていたのと違ったかな…坂口安吾さんの持論の恋愛論で、共感できる内容もあるけれど…最初から最後までずっとちょっとかたいんですよね…。私の読解力もですけど、恋愛をそこまで極めたこともなく(汗)ちょっと読みにくかったです。でも、ここまで恋愛について論じられるのもスゴイと思っちゃったりもしました。
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坂口安吾は、残酷でセンセーショナルな作品を書くイメージがあったが、この恋愛論は真面目な論説文でそのギャップに驚いた。 物語でない論説文にイラストが入ると、物語を読んでいるような気分になり不思議な感じがした。普段とっつきにくい論説文もこのようにコラボして、イメージが広がる形でどんど...
坂口安吾は、残酷でセンセーショナルな作品を書くイメージがあったが、この恋愛論は真面目な論説文でそのギャップに驚いた。 物語でない論説文にイラストが入ると、物語を読んでいるような気分になり不思議な感じがした。普段とっつきにくい論説文もこのようにコラボして、イメージが広がる形でどんどん読めたらいいのに、と思った。 恋と愛のニュアンスの違い、日本語の多様な同義語が雰囲気的過ぎるという話には、納得感があった。万葉集や古今集の恋歌が、動物の本能の叫びに過ぎないと切り捨てるのも、なんとも清々しい。人生とは、その本能の世界から抜けてめいめいが世界を建設するもの、常識という規則で満たされなくなった心が、良俗に反する文学を生む、という下りは、なるほど!と思わされた。 常識=醇風良俗なるものは、真理でもなく正義でもない。めいめいの人生を精一杯生きるだけ、という考えには希望が見いだせる。 恋愛によって満たされることはなくても、孤独な人生において、恋愛は花である。その言葉を聞いて、度々訪れるであろう花の時間を大切にしたいと思った。 読む時々によって、刺さる言葉が違うような気がしたので、またぜひ読みたい。
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【愛と恋と恋愛の意味について】 この恋愛論はここで初めて読んだ。絵本として読むとまた違たテイストで読めるのかな、と思った。 日本語の、愛、恋する、恋愛について、著者なりの考えが書かれている。恋愛は幻影だけど無駄なものではない、そして恋愛はそれぞれで、一般化できるものではないからたくさんの小説などが今もこれまでも作られている、というところが印象的だった。
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