生贄の門 の商品レビュー
皆様が感想で書いておられる様に土着性 のホラー?っぽい展開。いつになったら面白くなるのかな、と思いで読み進めたが、私には響かなかった。
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土俗ホラーなんだろうが、スペインということで、あまり実感なく読み飛ばした。しかし、現地を見ると風車だらけで味気ない。
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スペインの作家、マネル・ロウレイロのホラー。過去一作だけ邦訳がある(最後の乗客)。 脳腫瘍の息子を助けるため、曰くありげなヒーラーを頼りにガリシア地方に来たラケル。ところがヒーラーは行方不明、またヒーラーに不治の病を治してもらったという女性の惨殺死体が発見される。事件を追うことが息子を助けることにも繋がるとして、相棒となったフアンと捜査を始めるが。。。 ジャンルはホラーだが、捜査の過程が非常に丁寧に描かれており、ホラー警察小説といった独特の読み味。ホラー寄りの三津田信三、スペイン版みたいな。あまりにもしっかりしているから、終盤の展開で、そういえばホラーだったと気付かされるほど。 邦訳のうまさもあってか、読みやすく手堅い小説。おすすめです。
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スペインの巨岩遺跡にて、殺人事件が発生した。その遺体は心臓をえぐられ、まるで儀式のようだった。そこへ赴任してきた捜査官のラケル。彼女は余命いくばくもない息子を救えるかもしれないヒーラーの行方を追って、辺境の地へ越してきたのだった。しかし事件の捜査を進めるほどに、奇妙な事実ばかりが...
スペインの巨岩遺跡にて、殺人事件が発生した。その遺体は心臓をえぐられ、まるで儀式のようだった。そこへ赴任してきた捜査官のラケル。彼女は余命いくばくもない息子を救えるかもしれないヒーラーの行方を追って、辺境の地へ越してきたのだった。しかし事件の捜査を進めるほどに、奇妙な事実ばかりが明らかになっていく。これはただの事件なのか。 一見ミステリっぽく思えるし、ミステリといって間違いでもないですが。「フォークホラー」なのですね。謎めいた村、怪しげな集団、そしていわくありげな遺跡、といったらそりゃあそういう展開になるよなあ。じわじわとした恐怖感が高まってくる、なかなかに嫌な作品です(もちろんホラーとしては鉄板!)。 主人公ラケルの境遇だけでもうどんより。脳腫瘍により死期の近い幼い息子を抱え、藁にも縋る思いで突き止めたヒーラーは失踪し、そしてわけのわからない事件に巻き込まれ。あまりに大変すぎます。唯一、相棒のフアンのキャラクターがとても素敵で和まされる部分はあったのですが、それでもやっぱりこういうホラーだもんね……。
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ホラーというより因習サスペンスみたいな感じ。登場人物の死亡フラグがわかりやすかったけど終わり方はうっすら影を残していく幕引きで総じて面白かった。
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ケルト伝説の地でホラーとどこかで見たので読んだのだが、あんまりケルト味はなかった。普通の土俗ホラー? 風間賢ニ氏が後書きで書かれていたク◯◯◯◯もの? どちらにしても薄かった。 主人公がプロフェッショナルという自己認識なんだけど、それにしては感情にふりまわされすぎていて、あんま...
ケルト伝説の地でホラーとどこかで見たので読んだのだが、あんまりケルト味はなかった。普通の土俗ホラー? 風間賢ニ氏が後書きで書かれていたク◯◯◯◯もの? どちらにしても薄かった。 主人公がプロフェッショナルという自己認識なんだけど、それにしては感情にふりまわされすぎていて、あんまり感情移入できなかった。登場人物みんな記号的。 あとがきの風間賢ニ氏のあとがきのが一番面白かった。最近あまり本を読んでなかったので、フォークホラーというジャンルが出来ていたのは知らなかった。
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