1,800円以上の注文で送料無料

少女が最後に見た蛍 の商品レビュー

3.7

21件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

真壁·仲田シリーズ、第4弾!! 前作は真壁さんと仲田さんの絡みが少なく寂しかったけど 今回は最終章に しっかり2人出てきて堪能出来ました。 「来栖が言ったとおり、大人の世界にもいじめがある。子どもの世界と同じように、いじめている人も、いじめられている人も、かかわらないようにしている人もいる。なのに、子どもに『いじめられている人を助けてあげなさい』なんて言うのは無責任だ。見て見ぬふりをする子がいたとしても、俺は責められない。でも君はたった一人で、それまでろくに話したこともないクラスメートを守ろうとした」 ここを読んだ時 うるっときました。 自分が中学時代にいじめにあってて でも仲田さんみたいに声をかけてくれた人がいたから 救われた。 その時の事を思い出しました。 いつの時代になってもなくならない。 むしろ増えているような気もする いじめ。 仲田みたいにいられたら…と思うけど、やっぱりそれはとても難しい事だと思う……。

Posted byブクログ

2025/01/25

仲田シリーズ第4弾ということですが、この作家さんの作品は初読みです。 いい作品でした。短編集で最終話にまとまりがあるパターン。少年課の警察官が主人公ということで、全編通じて少年がらみの事件であるものの、罪はきっちり暴きながらも、寄り添う気持ちも全面に出ている温かい話。 前3作もぜ...

仲田シリーズ第4弾ということですが、この作家さんの作品は初読みです。 いい作品でした。短編集で最終話にまとまりがあるパターン。少年課の警察官が主人公ということで、全編通じて少年がらみの事件であるものの、罪はきっちり暴きながらも、寄り添う気持ちも全面に出ている温かい話。 前3作もぜひ読みたいと思います。

Posted byブクログ

2024/06/26

生活安全課の低身長な警察官 仲田蛍が介入する様々な事件簿 5編あります。 少女が最後に見た蛍 エセ読書家なんで評価が毎度、適当すぎるかもですが星5つ 最後は、もう目ん玉落ちるくらいに泣きました。 仲田蛍じたいは 近年 稀にみない聖人君子ぶりなんですけど。 聖人君子...

生活安全課の低身長な警察官 仲田蛍が介入する様々な事件簿 5編あります。 少女が最後に見た蛍 エセ読書家なんで評価が毎度、適当すぎるかもですが星5つ 最後は、もう目ん玉落ちるくらいに泣きました。 仲田蛍じたいは 近年 稀にみない聖人君子ぶりなんですけど。 聖人君子は、まず疑ってかかれの自分が読んでも 紛れもない聖人君子です。 警察官の不祥事が大きく報道されてる昨今ですから こんな警察官おるかいなてところあるかどうか知れないものの ぜんぜん嫌らしくないですね。 恩着せがましくもなくて素晴らしい人物です。 今ハヤリの正義中毒っぽい感じもなくて。 自分の人生で、こんな人に1人でも出会えたなら 年下だろうが同級生だろうが憧れて止まないでしょうね。 政治家も誰がなっても同じよ!って昔からあるみたいに もう幻想は諦めてと 人間の醜い部分にばかりフューチャーされがちに見えるエンタメ界 どなたにも裏表があると思う昨今の小説で こんなキャラクター珍しかったです。 小説にしかり人の名前を覚えない私が サブキャラながらの一章目で一発で覚えたくらいですから。 子供に対する仲田蛍の見立ての数々に何回も泣かされます。 こんな見立てが出来る人の過去が最後に明かされます。 男性たちに馬鹿にされながらも我関せず こんな見立てができて、どんな罪を犯した子供をも守ろうと立ち回る その姿を形成したであろう過去が最後に明かされます。 最後には仲田蛍の気持ちを想像してしまい涙腺が決壊するものの 仲田蛍は最後まで 強靭かつ、暖かく、さらにガチの聖人君子であったことに 驚きを隠せません。 それを見つめる かつては女だと馬鹿にしてた刑事課の男性も 人間味のないと思ってた蛍が人間であることを認めます。 女としてではなく仕事が出来る人間として差別をやめると心に誓ってました。 世界に仲田蛍の息がかかることを祈りましょう。 最近読んだ中で一番リアルかつ虫唾の走る女として 傲慢と善良の美奈子を上げましたが! ここにもいました。そのなも来栖楓! 読みながら 妄想で首根っこを捕まえて何度も壁に打ちつけてしまうタイプの女。 (どんだけ怪力よ的に) その来栖楓をも優しく包む仲田蛍。 が!しかし! ぜひオススメです。女性は特に。 今話題のレイホウさんみたいな政治家も出てきますよ。

Posted byブクログ

2024/05/28

若い世代がターゲットの?連作短編集。どれも現実的ではなく理想を描いたのかな。にしても読ませてはくれないよな。名前はかなり聞いてるし実績もありそうなので編集者は助言しなかったのかな、とそっちがミステリー。

Posted byブクログ

2024/04/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】十七歳の目撃/初恋の彼は、あの日あのとき/言の葉/生活安全課における仲田先輩の日常/少女が最後に見た蛍 神奈川県警生活安全課の仲田蛍シリーズ。いじめと虐待がテーマ。 仲田に救われる人は多いだろうが、彼女自身が置かれている環境はひどいものだ。後輩の聖澤に頑張ってもらいたい。そして、真壁、国枝のような理解者が増えていくといい。 大人もいじめをしているわけで、見て見ぬふりをしているのもいっしょ。そんな人たちに子どもの問題が解決できるわけがない。 最終話の彼女は、いやな感じ。お金はありそうだし、嗜虐趣味があるし、うまいこと罪を逃れて逆恨みしてきそうだ。今後、そっちの話にならないことを願う。

Posted byブクログ

2024/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神奈川県警生活安全課の仲田蛍(なかたほたる)は、中学時代の同級生・来栖楓(くるす・かえで)と思いがけず再会する。 来栖は当時、桐山蛍子(きりやま・けいこ)という同級生をいじめており、仲田は蛍子を楓から守ろうと手を尽くしていた。 しかし、いじめを終わらせることはできず、かえって桐山を傷つけてしまい、最後は自殺してしまったのだった。 事の次第を聞いた捜査一課の真壁は、自死の背後に仲田も知らない真相があるのではと感じて調べ始めると、意外な事実が浮かび上がり――。 (アマゾンより引用)

Posted byブクログ

2024/03/06

社会問題✕ミステリー。 最後の表題作は辛かったけれど、主人公の蛍はもちろん、登場人物それぞれ丁寧に書かれていて読み始めたら一気に読了。 シリーズ本ということなので、ぜひ最初から読みたい。

Posted byブクログ

2024/03/06

未成年事件を解決する女性警察官の短編集。 ミステリとして、未成年問題としての物語は読み応えはあるが、シリーズものとしての主人公のキャラクタがいまいち弱いかなと言う印象。

Posted byブクログ

2024/02/29

 5つの短編、どれも心にグサッ❢ いじめ、奥深いですね。 大人が真剣に考え、行動しなくてはいけない。

Posted byブクログ

2024/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2024/02/07 読了。 図書館から。 短編4作。 最後の仲田さんの軸となる過去の話は…、 どうしようもないいじめっ子もいるんだと思うと それすら救おうとする仲田さんはそうとうキツイのではないかと。 真壁さんや後輩ちゃん、仲田さんを支える人が増えていけばいいなぁ…。

Posted byブクログ