ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 の商品レビュー
故郷で父が殺害された娘(真世)の前に突然現れた元マジシャンの叔父・武史 武史は、警察を頼らず自らの手で犯人を見つけるという。 ブラック・ショーマン(黒い魔術師)とは、武史に他ならないのだが・・・ とにかく、面白かった! 最初の68ページまでは、慎重に注意深く、騙されないぞ!ひっか...
故郷で父が殺害された娘(真世)の前に突然現れた元マジシャンの叔父・武史 武史は、警察を頼らず自らの手で犯人を見つけるという。 ブラック・ショーマン(黒い魔術師)とは、武史に他ならないのだが・・・ とにかく、面白かった! 最初の68ページまでは、慎重に注意深く、騙されないぞ!ひっかからないぞ!と自分に言い聞かせながら読んでいた。 ところが、このページに入った途端、ぶっ飛んだ破天荒の探偵役”神尾武司"の登場である。 ここから先は、慎重に注意深くなどとは言ってられない位、面白かった。 帯文にもあったが、「謎解きのためなら手段を選ばず」「新たなヒーロー、誕生」とあるが、東野圭吾氏の小説に慣れ親しんでいる者からすれば、 〈笑〉シリーズと呼ばれる『怪笑小説』、『歪笑小説』 探偵・天下一大五郎シリーズの『名探偵の掟』 又は、学習雑誌に連載された『俺は非情勤』などを思い出してしまい、どこか懐かしい気持ちで読み切ってしまった。 肉親が殺害されたのに軽いと思わないでもないが、もともと7色の変化球を全て決め球に変えてしまう作家と呼ばれる東野圭吾氏 紫綬褒章を受けられても、まだまだ一筋縄ではいかないと思い至りました。
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うーん。 犯人は意外だったけど、全体的にイマイチ。 叔父さんがいろんな意味で破天荒だったし、親が殺されたのに妙に軽く現実味のない感じで好みの東野圭吾ではなかったなぁー。
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