しごとをみつけたサンタさん の商品レビュー

スティーヴン・クレンスキー(著者),こみやゆう(訳者),S.D.シンドラー(絵)

2024/02/11

天職だと思われた現在の仕事。
でも、若い頃はどの職業も失敗の連続。
その色んな経験が後に糧となっていく。

2023/12/15

息子9歳3ヶ月
息子が喜びそうな本を、母が選んで図書館から借りてきています。時々息子リクエストの本も。読み聞かせほとんどしなくなりました。母はサミシイ。

読んだ◯
好反応◯
何度も読む(お気に入り)
「また借りてきて！」
その他◯

サンタさんがいかにして「サンタさん」になったのか。
まさに天職ですな。

2023/12/13

サンタさんに若い頃があった！　しかも、苦手がいろいろあって、仕事が続かず悩んでいたのでした。その苦手が「強み」になる仕事が、「いちばんくらい夜」に、小人たちが作るだけ作ったおもちゃを配ること！　そういえば、クリスマスって冬至のお祭りにルーツがあると言われていますよね。

2023/12/10

図書館本。サンタクロースがサンタになるまで。仕事に失敗し、失敗を重ねてサンタの道に。素性を知られちゃう？とハラハラしながら読みました。

2023/12/03

　サンタさんが実際にどんな人生を送ってきたのか、私は知らないが、この絵本では、若い頃から様々な仕事をしては辞めてを繰り返し現在に至る、そんな彼の半生(？)を描いております。

　じっと座っているのが苦手だった、サンタさんが最初に就いたのは煙突掃除だったが、きれい好きの彼は、煙突の煤で服も暖炉も汚さなかったので、仕事をしても仲間たちから信じてもらえず、それで辞めることになるといった感じで、進行していく中、現在の仕事への伏線を少しずつ敷いているのが、私には少し気になってしまい、どうせだったら、私の想像を上回るような展開であればなと感じたのが、正直な印象でした。

　それから、真夜中に働く楽しみを覚えた根拠が、少し薄いことや、トナカイと仲良くなるエピソードもちょっと強引なのではと感じたり、ちょっとずつサンタさんに近づいていく期待値が高まる一方で、それへの説得力が不足しているのは、一番の泣きどころなのではと、私は思いました。

　しかし、読んで考えさせられる点があったことも確かで、何度も仕事を辞めながらも、めげずに次の仕事を探し続ける彼の姿に、自分とはいったいどんな人間なのかといった、自分自身と向き合うことを諦めていない姿勢を感じさせられて、それは、様々な理由があって、仕事を長く続けることのできない人達に贈る、ひとつの希望なのではないかと思われました。