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さんかく の商品レビュー

4

259件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/01/03

現代人の持つ微妙な感覚をもっと言い表してくれる話かなと思っていたけど、想像よりめ人物たちの話がちゃんと進んで行ったので、思い描いていた感情は起こらなかった。 伊東という人物の描き方が、リアリティに溢れていて秀逸だった。読者に嫌な印象を与える描き方をさりげなく自然にしていて上手い。...

現代人の持つ微妙な感覚をもっと言い表してくれる話かなと思っていたけど、想像よりめ人物たちの話がちゃんと進んで行ったので、思い描いていた感情は起こらなかった。 伊東という人物の描き方が、リアリティに溢れていて秀逸だった。読者に嫌な印象を与える描き方をさりげなく自然にしていて上手い。 するする読めたので読み心地は良かった。ただストーリーが個人的に刺さることはなかったので一回読んだら充分だなという作品だった。

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2025/01/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

高村さんの作る料理が美味しそうで、読んでいてお腹がすいた。それにしても正和はずるい男だし、高村さんが引っ越しを決断しなかったらどうするつもりだったんだろう。華と正和はお互いどこが好きなのか分からないけど、案外そういうものなのかも。ともちゃんみたいな友達がほしいし、「人間自分にとって都合が悪いものを普通じゃない」というのが至言。

Posted byブクログ

2025/01/03

三角関係未満の女、男、女の物語。 「食の好み」「生活の居心地の良さ」をとるか、「ときめき」「恋愛観」を選ぶか。その通りの三角関係未満。各回が食べ物の名前で、その食べ物がとても丁寧に美味しそうな表現で話に入ってくる。視点も変わるので、読みやすく3人の感情が分かりやすかった。高村さん...

三角関係未満の女、男、女の物語。 「食の好み」「生活の居心地の良さ」をとるか、「ときめき」「恋愛観」を選ぶか。その通りの三角関係未満。各回が食べ物の名前で、その食べ物がとても丁寧に美味しそうな表現で話に入ってくる。視点も変わるので、読みやすく3人の感情が分かりやすかった。高村さんのご飯が美味しそうで、素敵な大人の女性を感じる。華ちゃんも悪い子ではないし、自分の好きというかやりたいことを貫いてて素敵。ただ正反対の女性すぎて、間で曖昧な気持ちではっきりしない伊東くん。しゃんとせいよ!と思っちゃう。わたしは高村さんみたいに自立した生活力のある女性になりたい。

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2025/01/02

“おいしい”を共有できる人との空間は なぜ心地良いんだろう。 食の味わいも、風景も、匂いも、思いも、立体的に想像できて胸がぎゅっとなる。

Posted byブクログ

2025/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

誰かと一緒にいる選択をする時、生活の心地よさを取るか、恋慕をとるか…。生活って人間が生きる上での営みだし、恋愛は多かれ少なかれそこと繋がっても良いはずなのに、伊東くんが最終的に華と続けることを選んだことに驚いた。華はもちろん魅力的な人間だけど、伊東くんの中でどこが刺さったのかは不思議。

Posted byブクログ

2024/12/31

友達が好きだと言っていたのを思い出して購入。 細かい食事の描写がとても頭の中で想像できて、私も美味しいものを食べたい!という気持ちになりました。知らない食べ物を調べるのも楽しい。 華の同僚の子の言葉、自分にとって都合が悪いことを変だっていうんだよ。という一言がずしん、ときました

Posted byブクログ

2024/12/27

とても読みやすいです。一人一人のエピソード場面の切り変え方がとてもスマートだと思いました。 大人な恋愛って感じな物語です。あと所々出てくる料理が美味しそう。 どっちつかずの伊東くんも何だかなぁとは思いますが、割りとみんなクセある(笑)

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2024/12/17

一つ一つの描写が丁寧で心地よい。 大きな展開がある作品ではないけれど 3人がなあなあにしていた状況を打開して それぞれが生きる道を決めていくのは ちょっとスッキリ。

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2024/12/16

初の千早 茜作品。未読の作品が4冊ある中で、『おいしいね』を分かち合える、そんな人に出会ってしまったという帯のキャッチコピーと各章の食べ物によるタイトルに惹かれて、初読みの一冊に選びました❗️ 読むと京都の街並みやその空気が肌で感じられる、個人的に好きな雰囲気の作品で、各章に登...

初の千早 茜作品。未読の作品が4冊ある中で、『おいしいね』を分かち合える、そんな人に出会ってしまったという帯のキャッチコピーと各章の食べ物によるタイトルに惹かれて、初読みの一冊に選びました❗️ 読むと京都の街並みやその空気が肌で感じられる、個人的に好きな雰囲気の作品で、各章に登場する飾らない料理がとても食欲をそそりました。 キャラクターは、みんなそれぞれズルいところがあって、特に共感できる人はいませんでしたが、それがかえって現実的に思える気がします。 特に印象的なエピソードはありませんでしたが、他の千早作品ももっと読みたいと思わせてくれる作品でした❗️

Posted byブクログ

2024/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公全員好きになれなかった。 でも華が言った 恋愛より優先するべきものがあるからって、勝手に判断されたくない。気持ちを決めつけられたくない。 というセリフに状況は違えど自分が日々感じていたモヤモヤを言語化してもらった気持ちになった。 毎日栄養バランスの良い食事を作るべき 家を綺麗に保つべき 令和は女もフルタイムで働くべき こうしたら愚妻こうすれば良妻って 世間からの無言の圧力で毎日苦しいのに 誰よりも早く結婚したから 悩みなんてない幸せだろうって勝手に決めつけられて苦しい

Posted byブクログ