14歳からの映画ガイド の商品レビュー

河出書房新社(編者)

2024/06/29

誰かが熱量を持って勧めてくれた作品はとても観たくなる。そう言う後押しをもらいたくて読んだ。期待通りの成果だった。

14歳じゃなくても、大人が読んだって良いじゃない。

2024/06/21

14歳からの映画ガイド★４
人に映画を薦めてもらうときはとてもワクワクする。
この本は有名な作家や医師、クリエイターが14歳に映画を一本推薦し、ついでにその人の若者へのメッセージ付きっていう本。薦める人が表現者なだけあって説明が上手で本当にワクワクして見たくなった。

僕が大好きな「きっとうまくいく」もあったし、同じ監督の「PK」ってのが朝井リョウ先生が薦めてて絶対見たいって思った。

2024/05/13

様々な分野で活躍する25人が、14歳に観てほしい映画を紹介する。14歳へという企画が、紹介の文章をピュアで暖かいものにしている。紹介される映画も、紹介する人についても、読んでて楽しい。

2024/05/06

映画好きにも詳しくない方にもおすすめの本。
14歳というちょうど思春期で、大人の仲間入りをしたいと背伸びをしたくなるような年頃に向けてどんな映画がおすすめか、25本を紹介(+75本をさらっと紹介)してくれる本。
知ってる超有名映画もあれば戦争モノやマイナー映画など、14歳が理解できるのか…？と思ってしまう作品もおすすめしてくれる。紹介の中で書かれていたけれど、今はつまらないと思ってもいいし、大人になって見返して新しい発見ができるかもしれない。とにかく見てみよう！やってみよう！という感じでおすすめしてくれる。
私だったら何を紹介しようかな〜と考えてしまう。(BTTFかな)

どの方のおすすめも気になったけれど、特に林士平さん(ジャンプの凄腕編集者)のおすすめ文が刺さった。学校は役に立つことを教えてくれるけれど、教師によってハズレがある。打ちのめされた時に生か死かの二択ではなくて、生きる中でどんな選択をしようか考えよう、といった内容。14歳というと家、学校を往復して、その２つの世界の中で生きていた。世界はもっと広くて、例えば学校の部活が嫌でも学校外のサークルなら楽しめるかもしれない。試験が嫌でも、興味のある勉強なら好きかもしれない。色んな道を見つけてほしい。

2024/04/28

様々な業種の25人が「14歳に観てほしい映画」を紹介する本書。中でも特に、物理学者・高水裕一による『インターステラー』紹介、岩井俊二監督による『劇場版 ごん GON, THE LITTLE FOX』評、あと、小林靖子による脚本家論が素晴らしかった。

2024/03/08

(2024/03/08　2h)

この本を読んで、20 本の映画をメモした。

あくまで14 歳に向けた内容である。
しかし、シリーズ「14 歳の世渡り術」が中学生以上大人までを標榜しているように、成人済みの人間が読んでも良い。

なんとなく、対象年齢から外れている人間が読み手になってしまっている罪悪感を抱く自分がいたので、敢えて前置き。

14 歳の子どもに向けて、書き手それぞれ選出に対する意識が全く異なっていて、面白い。

「昔の自分に向けて」書いているようなひと、「友人に向けて(対等に)」書いてるひと、「教え子(あるいは自分の息子や娘)に向けて」書いてるひと。

父性や母性を持って紹介するか、同じ土俵に立って紹介するか。

25 人もの多岐分野の著名人が執筆していることで、紹介されている作品も幅広い。

以下は印象に残った文章。

西川美和
「映画って、一度で100パーセント理解できなくてもいいと思うんですね。逆に14 歳の人に初見で全部わからせようと作り手が目線を下げた作品は、後から振り返ってもらえるものにはならない気がします。6割しかわからなかった映画を30歳、40歳で見直すとまた面白いんですよ」

西川美和監督の映画は『すばらしき世界』で心奪われ、すべての作品を観た。
本書で彼女が紹介している映画4 本(+ キューブリックの1 本) も観ていこうと思う。

深田晃司
「同時代の好みの作品しか観ないのは、ずっと好きな食べ物だけを食べ続けるようなものです。そして、ひとつの栄養だけでは人は成長できません」

この文の前置きと後述も必読。

2024/02/29

映画がけっこう観てるほうだと思ってたけど、まだまだ観てない私好みの映画がいっぱい。
いろんな分野の著名人がイチオシの１本を解説して巻末に3本の映画をチョイスしてるんだけど、どれも面白そうなんだよね。
その中でも特に観たいと思った映画
・ジェラール・フィリップ主演「赤と黒」
・山椒大夫
・モキシー～私たちのムーブメント～
・式日
・アフターサン
・アフター・ヤン
・ショートタイム

2024/02/26

各々どういった視線で一本の映画を勧めているのかが興味深かった。活躍されている分野を垣間見るような捉え方。

話題になっていたタイトルもあれば、TSUTAYA発掘良品で紹介されそうな埋もれた名作もあった。

若い時は映画が好きで、月に何度も映画館に通った。でもこういった制作の裏まで考えず、ただストーリーとメッセージを掴もうと淡々と観ていただけなんだなと感じてしまった。紹介されていたページを改めて読んだ後、気になったタイトル借りてこようかな。

テーマが重いルーマニア映画は後回しになりそう(^◇^;)

2024/02/17

コロナ禍になってからよく映画を観るようになった。
もう少し早くから色んな作品に触れておけばよかったと思うことが多くなっていた中、SNSでこちらの本が発売されることを知り購入した。
タイトルの通り、中学生に向けた著名人からの映画を通したメッセージでとても読みやすい内容だと思う。
観たことのある映画が出てくるだけで嬉しくなった。

2023/12/17

さまざまな分野で活躍している人が14歳の人向けに見ることを勧める映画が紹介されている本。見たことのない作品がほとんどであり、以下の作品を特に見てみたいと思った。

・GON,THE LITTLE FOX★★
・マイライフ・アズ・ア・ドッグ
・アフター・ヤン
・スタンドバイミー
・七人の侍
・NOPE
・今さら言えない小さな秘密
・PK