和建築 の商品レビュー
子どもに伝えたい和の技術、というシリーズのうちの一つなので、決して建築専門書ではない。 和建築、という種類のものが、はっきり定義されているわけではなく、伝統的な工法によるものだけでなく、歴史あるものや、雰囲気があるものが取り上げられている。 共通するのは、どれも美しく見える、とい...
子どもに伝えたい和の技術、というシリーズのうちの一つなので、決して建築専門書ではない。 和建築、という種類のものが、はっきり定義されているわけではなく、伝統的な工法によるものだけでなく、歴史あるものや、雰囲気があるものが取り上げられている。 共通するのは、どれも美しく見える、ということだ。 美しいものだけを取り上げた、といえば身も蓋もないが、名もない誰かが建てた民家であっても、風雪に耐えてきたそれは美しい。 とはいえ、本書は、あまり美しさには触れていなくて(和の技術、シリーズだからね)、金剛組の宮大工の手技が紹介されている。 子ども向けなので、一つ一つが深いわけではないが、タイトルで想像していた以上に守備範囲が広く、建築の可能性を伝えるものなので、建築の職人を志したい、という子どもが増えればいいな…
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