でぃすぺる の商品レビュー
これは確かにジュブナイル×オカルト×本格ミステリ! ホラーに転ぶのかリアルな謎解きに着地するのか、行ったり来たりする展開に読む手が止まりませんでした その間に挟まれるYA小説らしいちょっと甘酸っぱい爽やかさも好きです 最終的な着地は好みが分かれそう(自分はやや好みではない)ではあ...
これは確かにジュブナイル×オカルト×本格ミステリ! ホラーに転ぶのかリアルな謎解きに着地するのか、行ったり来たりする展開に読む手が止まりませんでした その間に挟まれるYA小説らしいちょっと甘酸っぱい爽やかさも好きです 最終的な着地は好みが分かれそう(自分はやや好みではない)ではあるものの、総じて楽しい読書でした
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一章の後半、章題の「彼女が遺した七不思議」の意味がわかってくると、これは絶対面白い話じゃないか、とワクワクしてくる。 読んでいるとオカルトであり本格推理でもあるという強みはもちろん、ジュブナイル冒険小説としての魅力も立ち上がってくる。チャリンコ走らせて田舎の街の怪異をめぐり、七...
一章の後半、章題の「彼女が遺した七不思議」の意味がわかってくると、これは絶対面白い話じゃないか、とワクワクしてくる。 読んでいるとオカルトであり本格推理でもあるという強みはもちろん、ジュブナイル冒険小説としての魅力も立ち上がってくる。チャリンコ走らせて田舎の街の怪異をめぐり、七不思議の文面を深読みして推理するなんて、なんて(80'sティーンズホラー的な薫りがして)魅力的な……!
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ミステリーというか、超常現象、オカルト的な話。結末がそっちか〜と残念だったけれど、小中学生はそういう話が好きなのかも。(この本はおそらく小中学生向けに作られている)
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いろいろ全部乗せというか全部盛りというか、よくこんなにうまくミステリーとオカルト、両方楽しませてくれるなという感じ。 子供たちの頑張りはもちろん、大人たちの頑張りにも拍手をおくりたい。
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田舎町の奥郷町に住むオカルト好きな小学六年生のユースケは、オカルト否定派のサツキ、転校生のミナの3人で掲示係になった。壁新聞の題材として、奥郷町の七不思議を調べることになったのだが… 少年少女によるスリリングな冒険譚。 ジュブナイルと言いつつ、中身は結構複雑。 いくつもの謎が提...
田舎町の奥郷町に住むオカルト好きな小学六年生のユースケは、オカルト否定派のサツキ、転校生のミナの3人で掲示係になった。壁新聞の題材として、奥郷町の七不思議を調べることになったのだが… 少年少女によるスリリングな冒険譚。 ジュブナイルと言いつつ、中身は結構複雑。 いくつもの謎が提示され、それらが完全に消化されないまま次のエピソードに進んでいくので、若干読み疲れる。終盤はラストスパートのごとく、謎の解明が一気にドラマチックに進むが、この真相を受け入れられるか否かは読者次第だろう。 私は「え!こんなんあり?」と色々と腑に落ちなかった。膝を打つ伏線も無かったように思う。 一方、オカルト(ホラー)か、ロジック(本格ミステリ)かの推理合戦及びそれを第三者の立場で行司役が采配するのは、小学生らしからぬ掛け合いだが、ミステリ好きの琴線をくすぐる。 また、小学生目線による心理描写や些細なことから発生した人間関係トラブルを経て成長していく様は、やっぱり小学生だよなーと思えてほっこりした。 週刊文春ミステリーベスト10 10位 本格ミステリ・ベスト10 14位 ミステリが読みたい! 19位 このホラーがすごい! 5位
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ジョブナイル、オカルト、ミステリそれぞれが上手い具合に融合してて面白かった マリ姉の死の真相はちょっと苦しかったか?そこだけ残念
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オカルト話は苦手なのでどうかなと思いながら読んだが、主人公が小学生3人組ということで語り口調が軽くサクサク読めた。ただ小学生にしては賢すぎるので、そこに謎が隠されているんじゃないかと変な邪推をしてしまった。 あまりにも謎が多いので、どんな科学的な説明がなされるんだろう?と読み進めたが、最後はオカルトでしたというオチで、結局「邪神」などという謎の力で人が死にまくっていたというオチで拍子抜けだった…。 オカルトな事象が多発する中でルールを守りながらミステリとして成立させるこの作者の力量はすごいとは思った。
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2023年。20231028予約→20240307受取。 小学生3人が探偵役のオトナも読めるジュブナイル、かな。従妹が殺された。従妹が残した怪談を頼りに、事件を解決しようとする小学生3人。味方だと思っていた大人が化け物だったり、敵だと思っていた大人が味方だったり。そしてノックスの十戒。なつかしー。ひとつだけ守れてないんだよなー、って、そういうことかぁ。そして彼らは中学生になるのだ。
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読みました。 雪密室の謎を七不思議から解いていく主人公の小学生達とのオカルトミステリーで、また屍人荘の殺人シリーズとは違った切り口の作品でして、非常に面白かったです。
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面白く読んでた……はずなのに終わりが釈然としない。ミステリ×オカルトだと思っていたのに最後オカルトで塗り潰して終わるような……伏線回収できなかったところを全て邪神のせいにしているの納得いかないー!!七不思議と実際の事件が繋がっていくのどきどきしたのに、マリ姉がどうやって殺されたか解き明かして解放されるはずだったのに。 ばたばた周りの人が殺されていくのも、それに小学生たちがドライなのも舞台装置感が強すぎる。YouTuberも可哀想だけど柴田のじいちゃん……。 小学生設定を疑うくらいみんな賢すぎて台詞に違和感が浮かんでしまうのも残念。普通の小学生男子が「疑念の種をばら撒いたんだ」はないでしょ。壁新聞のつながりを作りたくて、スマホでの情報共有を描きたくなくて無理やり小学生に押し込んだのかな、という印象。せめて進学校の神童3人なら納得できたかも。
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