コンビニ兄弟 ―テンダネス門司港こがね村店―(3) の商品レビュー

町田そのこ(著者)

2023/09/12

どの話も好き…シリーズ三作目、巻数を重ねるごとに、章を進めるたびに、好きでたまらなくなる。このお話好き！が次を読むと更新される。
どのお話もよかったけどやっぱり華さんが好きだー。今回は出てくる人に矜持を感じて、とてもかっこよくて憧れた。その矜持は弱さや迷いの裏返しでもあるのだけれど、そこがいい。だからいい。
あとたろくんすきぃー。
あとあと、3巻まで読んでプロローグの和歌ちゃんがめっちゃ好きになった。あと霊ネタがどうなるのかと思ったら予想外で、でもちゃんとぐっときて、さすがです…好きです。

2023/09/11

待って。笑いに涙に忙しすぎた！！
第一話は光莉さんの推しに対する興奮具合がとてもクセになって面白かった！最近のフェロ店長の不埒日記がどうなっているのか気になる！！はぁーーー光莉さんと三話に出てくるブログ記事のたまちゃんはすごく町田そのこさんそのものって感じがする⭐︎(机ドン)！

第二話は本当に出会うべくして出会った友達って最高！と。宝の服装と性格にすごく似ている友達を想像して、その子に会いたくなってしまった。♡

第三話が苦しくて切なくて仕事場の休憩室で読むんじゃなかったーーー！！！！華さんのこと悪女って思ってたけど、本当のことを知った時にはもう涙が止まりませんでした。華さん..ツギさん...たろちゃん...もうみんな幸せになってほしい！！！！あぁー！！！！ツギさんがかっこよくて私はもうだめ...みっちゃんの出番がやや少なかったけれどあの優しさは生きてる人もそうでない人もクラッときちゃうなら体験してみたい...

2023/09/11

プロローグとエピローグと３話からなる短編集．

第１話 推しが門司港を熱くする：中尾さんが推しているブレ男のアイドルの或る君が，門司港を熱くするまでのお話．「いせマス」を読んでみたい（ツグさん似のヴェグナー騎士団長が気になる）．
第２話 ハロー、フレンズ：マリッジブルーになった佳織さんとゴリ男を振ったばかりの宝さんと樹恵流ちゃんのタイトル通りのお話．いつもは効果テキメンのツギさんのアドバイスも，樹恵流ちゃんには馬耳東風．兄妹ってそんなもんだよな．
第３話 華に嵐：樹恵流ちゃんが蛇蝎のように嫌っている神崎華さんに，廣瀬くんが振り回される話．廣瀬君に，幸多からんことを（不安しかないけど）．

プロローグとエピローグは幽霊話．取り憑いた幽霊は操られてしまったみたいだし，お守りが云々とか，志波家には霊的話がなんかありそう．

2023/09/11

コンビニ兄弟3作目！
このシリーズ大好きです。
読むと元気が出ます。
今回ミツの出番は少なめでしたが、ツギの過去だったり、廣瀬くんの恋だったりと盛り沢山でした。
続編が出たらまた読みたいです。
次はイチ兄とか登場しそう笑

2023/09/10

大好きな町田そのこさんの
コンビニ兄弟シリーズの第三弾。
とっても、そして、益々、面白かったです。

キャラクターひとりひとりがとても素敵だし、
連作短編なので読みやすく、飽きずに読みきれる。
本を読むのが非常に遅い私でもするする
読んでしまいました。

ひとつひとつのお話もとても良かったです。
やはり、町田そのこさんの作品、好きだなぁ。
まだまだ続きそうなこのシリーズ、
第四弾が楽しみです。

2023/09/10

コンビニ兄弟 第3弾
やはり期待どうりに面白い。読みやすい。
今回も、そっと優しさに触れることが出来る人間関係の
描写が好きです。このシリーズは続けて欲しいです。
是非、皆さんも読んで下さい。
第4弾は店長の除霊から、また始まるのか……？

2023/09/10

　町田そのこさんの『コンビニ兄弟』シリーズ第三弾です。今回も楽しませてもらいました。

　本作でも3話それぞれに、悩めるご当地アイドル、ホームシックの若い専業主婦、偽装恋愛を持ちかける魔性の女などが登場し、コンビニ「テンダネス」門司港こがね村店周辺を舞台に、店長以下スタッフと客たちが人情物語を展開しています。

　『52ヘルツのクジラたち』『星を掬う』『宙ごはん』の名作の間を縫うように、順次3作発表された本シリーズ。これらは完璧にコメディですね。ただし、〝町田そのこエキス〟をたっぷり含んだ極上もので、キャラクター重視ですが決してライトノベルではありません。

　【エキス1】　あふれる地元愛
　売れっ子作家になっても福岡に住み続ける町田さん。自分の見知った土地を作品に散りばめ、その魅力をご自身も再認識しているのでしょうか？　客観視しながら登場人物にも重ねている気がします。

　【エキス2】　ホッコリの極み
　幅広い作風の町田さんてすが、光と闇のコントラストや大いなる感動を抑え、意図的にコメディタッチに仕上げているようです。だからこその読みやすさで、新潮文庫NEXからの刊行も頷けます。

　それでも、悩みや孤独を抱える人に手を差し伸べ、そっと寄り添ってくれる優しい描写は、全町田作品に共通していますね。根っこのところで救われます。
　第三弾も間違いない(机ドン)！
本シリーズを読まない選択肢はない(机ドン)！

2023/09/09

類は友を呼ぶ。
しばしばネガティブな意味合いで使われがちだが
優しい人の周囲には優しい人々が集まって来るのではないだろうか。
または優しさが感染していくのか。
最終章ストレートにその優しさを出せない人は美しくも哀しい人でした。

伏線だらけの兄弟3。
4まだかな〜。

2023/09/09

毎回明るい展開でスラスラ簡単に読めてしまいます。しかしながら著者の熱量は個性的なキャラ達が本から飛び出すかの如く伝えてくれます。
先日読了した「ぎょらん」とは趣きが異なる作品ですが、是非これからも続けて欲しいシリーズ作品です。

そういえば新潮文庫なのに紐のしおりが無かったなぁ。

2023/09/07

みんなが好きだなーみんなが素敵。

読んでいるうちにいつの間にか、門司港の景色とか風とかを感じていて、それが心地良い。
テンダネスのデザートとかアレンジメニューをいつか必ず食べてみたい！！

そして何より、出てくる人たちがみんな本当に素敵だ。愛される人たちというか、不器用で優しくてまっすぐで。最初は近づき難かったりするけど、魅力のある人たち。
今回、一番好きになったのは、華さん。恐らくたろさんと同じように、感染したと思う。

町田さんの人の不器用さとか弱さや強さの描き方がやっぱりすごく好きだなと思った。すごく自然に伝わってきて、その人を知って優しい温かい気持ちになる。どうしてなのかよく分からない、と言うかボキャブラリーが足りないのかも。ちゃんと分かりたいから、これからもいろいろ読みたいな。

町田そのこさん、いつもありがとうございます。また楽しみにして待ってます。今日も読書で癒された。