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近畿地方のある場所について の商品レビュー

3.6

1001件のお客様レビュー

  1. 5つ

    161

  2. 4つ

    346

  3. 3つ

    326

  4. 2つ

    85

  5. 1つ

    29

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2025/09/12
  • ネタバレ

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カクヨムで話題になっていた時「ネット収集情報4」まで読んだ。 以後、更新のたびリアルタイムで読んでいた。 不気味な写真や「情報をお持ちの方は〜」の赤字が本編の怖さをさらに増幅させていた。 複数の断片情報から徐々に物語の全体が浮かび上がってくる構造。しかし最後まで謎は完全には解明されない。 終わり近くの方はやや勢いが落ちた印象。 映画『呪詛』のように、物語が読者への呪いとなっている。縁を持たせることで呪いを拡散する。 エロサイトの書き込み、2ちゃんねる的な心霊スポット突撃レポート、心理学の実験後の付きまとい、自己啓発セミナーめいたカルトなどの章がよかった。 当初は電子版を購入する予定だったが呪いのシール欲しさに紙の本を購入。 不思議と本でまとめて読むとカクヨムでリアルタイムで読んでいたときほどの怖さはなかった。 巻末に取材資料として袋とじがついている。写真やイラストなど。

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2023/09/02
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袋綴じの取材資料を開いてみる勇気がありません そして、見つけてくださってありがとうございます

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2023/09/02

めちゃ面白かったしめちゃ怖かった! 後半についての伏線回収?は細かすぎるので(褒めてる)内容を細かく覚えられる人向けかもしれません。 まとめて読む時間作って読んだ方が絶対面白く読める作品かと思います

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2023/09/02

雨穴【変な家】的な面白さを期待してましたがまた違った面白さがありました。 色々なインタビューや手記等を取り入れた作風は飽きずに読めたし、最後の袋とじにはワクワクした。 地を這うような恐さがあったが、作品的にもっと綺麗に収束するかと思ったがモヤモヤするのが残念だった・・・

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2023/09/02

なかなか怖かった…。 現実にもありそうな「よくわからないけど怖い話」がいくつも出てきて、それらは共通してある地域を舞台としていることに気づいたMOOK本の新人編集者と、知り合いのライターの話。 袋とじの編集資料も含めて、全体的に作りが凝っている。 普通に怖い。 ただひとつ、気に...

なかなか怖かった…。 現実にもありそうな「よくわからないけど怖い話」がいくつも出てきて、それらは共通してある地域を舞台としていることに気づいたMOOK本の新人編集者と、知り合いのライターの話。 袋とじの編集資料も含めて、全体的に作りが凝っている。 普通に怖い。 ただひとつ、気になったことがあります。 長崎を舞台にしたエピソードで『朝まで飲もうぜ』というセリフがありますが、たぶんそんな気取った言い方するひとはいないと思います。あ、わたし面倒くさいな?方言話者あるあるですね。 ホラー兼ミステリーとしてよくできていました。 ただなんとなくモヤッと…

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2023/09/01

流し読みだけど、日本的なじめっとした怖さがたまらない。タイトルも表紙の写真もじめっとしてて好き。繰り返し読みたい。読者も何かの陰謀に巻き込まれている感じがまた怖さを感じる。

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2023/07/15

カクヨムにて読了。怪異の描写も気持ち悪く、ホラーとしてもしっかり怖い。謎解きとしての要素もあり考察しながら読み進められる。

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2025/01/31
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カクヨム投稿時から拝読。 オカルト関係の編集者がある近畿地方のある場所についての怪異の真相に迫るモキュメンタリー。 過去の資料を漁るとよく頻出する心霊スポットが浮かび上がってくる。そしてそこにスポットを当てて調べると共通項が出てきて…というように、読み手すら巻き込んで話に惹き込んでいく独特の気味の悪さ、違和感が最高にゾクゾクする。雑誌の特集やネット上の書き込み。また編集部に届いた手紙などを参考に読者共々考察を余儀なくされる。 徐々に全貌が見えてきたところで、後で「あれはこうだったのでは」「~だからこうなったのでは」と言うように終わった後もスッキリしない終わり方。そこにも各々が独自の解釈に着地して物語を締めくくる余地がある。 書き手は雨穴か梨氏ではないかと言われているが、小沢君はもうこの世にいないことは確かなのかもしれない。

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2025/09/07

カクヨム版と文庫版を読了。カクヨム版と単行本版の違いは袋とじのあるなしだけかと思っていたのだけど、内容も違いがあったのかな?と、改めて単行本も読んでみました。 内容的には、インタビューの書き起こしが一つ多い・神社の記述が増えてる・終盤の構成が少し違う、くらいかな? 基本ストーリ...

カクヨム版と文庫版を読了。カクヨム版と単行本版の違いは袋とじのあるなしだけかと思っていたのだけど、内容も違いがあったのかな?と、改めて単行本も読んでみました。 内容的には、インタビューの書き起こしが一つ多い・神社の記述が増えてる・終盤の構成が少し違う、くらいかな? 基本ストーリーは同じ。図版やインターネット風のページが挟まるのも、書籍ならでは。 それにしても、一つの話でこんなに何度も読み返して楽しめるのはすごい。 私は文庫版が一番好き。 ーー 以下カクヨム版読了時の感想 ーーーー 止められなくて一気読み! 細かいネット怪奇の記事の集まりなのだけど、それが積み上がって一つの話として少しずつ見えてくる感じが、自分でネットを深堀していって真相がみえてくる感じに似ていて 、どんどん読み進めてしまう。 最後のほう鳥肌たった! 書籍化予定なんですね。カクヨムで1記事ずつ読む形式が、内容にあっててまたよかったと思ったけど、本なら画像も入れられるだろうし、また違った怖さがでるかな。

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2023/04/29

カクヨムというサイトに掲載されているものが書籍化されます。友人のススメで読み始めたらどっぷりと夢中になりました。現実的な非現実感が大好きなので、身近な場所で起きているかも…と想像すると怖さが増して最高でした。もう一度読むのが楽しみです。都市伝説が好きな方にオススメ。

Posted byブクログ