ブルターニュ料理は死への誘い の商品レビュー
『ブルターニュ料理は死への誘い』 マルゴ&ジャン・ル・モアル 浦崎直樹/訳 Une enquête à Locmaria Margot et Jean Le Moal 二見文庫 ブルターニュの小さな村、ロクマリアの長年買い手がつかなかった豪邸が買われ村じゅうその噂でもちきり。購...
『ブルターニュ料理は死への誘い』 マルゴ&ジャン・ル・モアル 浦崎直樹/訳 Une enquête à Locmaria Margot et Jean Le Moal 二見文庫 ブルターニュの小さな村、ロクマリアの長年買い手がつかなかった豪邸が買われ村じゅうその噂でもちきり。購入したのは51歳の離婚歴ある美女。感じのいい、アルザス出身のその女性、カトリーヌは多くの住民を魅了したが、中には中傷する者もいた。 カトリーヌは廃業したピザ屋の店舗を買い取り、アルザス料理専門のレストランを開業した。ところが、ある日料理を食べた元村長が体調を崩し、翌日死亡してしまう。 ーーーーーーーーーーーーーー いわゆるコージーミステリーで気楽に読めるのだけど、すらすら読み進む…という感じではない。まあ面白いけど、犯人の目星が比較的容易についちゃったし、ミステリーを読み慣れてる人には少々物足りないかもしれない。 これはシリーズものの1冊目みたいで、カトリーヌが何故そんなにリッチなのか?とか、逃げ去った犯人はその後どうなるのか?(また登場しそうな気がする。)など伏線が張られていて、続きが気になる。 翻訳者の浦崎さんはXで相互フォローしている方なので、こうやって本を手にすることが出来てなんだか嬉しい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分がフランスが舞台の小説を読み慣れていないせいもあり、名前がややこしくて誰が誰だかわからなくなる時が多かった。翻訳が少し堅苦しいというか、その関係性ならもっと違う言葉遣いをしそうだけどなと思う部分が多く読みながらもなかなかこの世界に入り込めなかったのかもしれない。コージーミステリーではあるものの町人同士の関係性やいざこざの程度がすごく、性的な関係や暴言が酷かったりなど、いわゆる「コージー」だけの雰囲気とも言いがたい。ただミステリーは面白く、続きがありそうな終わりになっていたのでまた気が向いたらシリーズを読んでみようかな
Posted by
51歳のカティが離婚後、心機一転でブルターニュで始めたレストランで事件が起こり…。 翻訳も読みやすく、物語の雰囲気がとても良くて好き。ブルターニュの風景と美味しそうな料理を思い浮かべながら楽しめたコージーミステリ。 読みながらワイン飲みたくなった。 カティは素敵で応援したくな...
51歳のカティが離婚後、心機一転でブルターニュで始めたレストランで事件が起こり…。 翻訳も読みやすく、物語の雰囲気がとても良くて好き。ブルターニュの風景と美味しそうな料理を思い浮かべながら楽しめたコージーミステリ。 読みながらワイン飲みたくなった。 カティは素敵で応援したくなるし、彼女の事情も明らかになってないし、気になる終わり方だったしで続編も翻訳希望!
Posted by
- 1