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紙魚の手帖(vol.12) の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/05/18

 全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。  ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。 ■笹原千波『手のなかに花なんて』 肉体を捨てて情報人格として生きるこ...

 全部は読んでいない。GENESISが雑誌になって、ノリの良さが前面に出た感じ。これもまた良いな。  ゲラゲラ笑った青崎有吾さんのメカくらりは別枠として、高山羽根子さん、笹原千波さん、の作品が特に好きだった。 ■笹原千波『手のなかに花なんて』 肉体を捨てて情報人格として生きることを選べる世界。花と料理と。 ■柞刈湯葉『記憶人シィーの最後の記憶』 あれ、なんかいまいちだった。 ■宮西建礼『冬にあらがう』 いつもの宮西さんの、高校生が静かに世界を救うモノなのだが、AIが絡んできた。私いまいちまだ人工知能なるもののすごさがわかってなくて。やっぱ人間その程度のことも考えるのやめちゃだめじゃない?検索エンジンと電卓だけでじゅうぶんだよと、思う今日。 ■熊倉献『空中楼閣』(まんが) ラストかっけー。 ■高山羽根子『その場所の名前を』 ラスト直前シーン起こったことの解釈がまだできていないが、気になる要素たくさん(場所当てゲーム、これまたAIなど)。 ■宮澤伊織『ときときチャンネル#6【登録者数完全破壊してみた】』 数学?理論? ■アイ・ジアン『英語をください』 言語を単語単位で取引できるようになった近未来。初めて見たアイデア。 ■青崎有吾『くらり vs メカくらり』 遊び過ぎ!東京創元社IZAMファン多過ぎ!(面白かった)

Posted byブクログ

2023/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書籍のSFアンソロジー「Genesis」が雑誌になったようです。今後は書籍のアンソロジーは出ないのは少し寂しくもあるが、代わりに雑誌を購入するいいきっかけになるのかもしれない。収録作品はどれも面白かった。話が止まっていそうで進んでいる「ローラのオリジナル」(円城塔)、なんとも切ないSFラブストーリー「扉人」(小田雅久仁)と「英語をください」(アイ・ジアン)、リアルさに慄く「冬にあらがう」(宮西建礼)といったところが、印象に残った作品。創元SF短編賞を受賞した「竜と沈黙する銀河」を読めるのもよい。

Posted byブクログ

2023/08/15

23/8/8〜 8/8『英語をください』 vol2の『沈黙のねうち』と似た題材 伏せ字の部分が雰囲気でしかわからないけれど、だからこそ主人公の置かれた環境がわかる 教育格差、運、そういったものに左右されない最低限の保証がほしい 作中の赤ちゃんの時代にはうまくいくのだろうか 考え...

23/8/8〜 8/8『英語をください』 vol2の『沈黙のねうち』と似た題材 伏せ字の部分が雰囲気でしかわからないけれど、だからこそ主人公の置かれた環境がわかる 教育格差、運、そういったものに左右されない最低限の保証がほしい 作中の赤ちゃんの時代にはうまくいくのだろうか 考えさせられる読後感 8/15『メカくらり

Posted byブクログ