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レーエンデ国物語 月と太陽 の商品レビュー

4.3

214件のお客様レビュー

  1. 5つ

    95

  2. 4つ

    77

  3. 3つ

    31

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

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2024/03/28

今作は前作よりもドロドロ感が感じられた。 あれだけ前巻美しく描かれていたレーエンデが自由のない監獄のようになっていた。 「自由」を求めて戦う点は現在の国際社会に通じていた。

Posted byブクログ

2024/03/24

1作目に続いて大ボリューム。 王道ファンタジーというよりは運命の残酷さと人間の正義を突きつけられる惨たらしくも切ない泣きたくなるような物語だった。 テッサの仲間を信じる心と自分への自信は読者を勇気づけるものだなと思った。 家族のために大切な人ために仲間のために何より自分の目的のた...

1作目に続いて大ボリューム。 王道ファンタジーというよりは運命の残酷さと人間の正義を突きつけられる惨たらしくも切ない泣きたくなるような物語だった。 テッサの仲間を信じる心と自分への自信は読者を勇気づけるものだなと思った。 家族のために大切な人ために仲間のために何より自分の目的のために、行動を起こせる義勇軍がかっこよくもあり、また甘くない世界を思い知らさせる。 ネタバレ含みます⚠️ シモン中隊長の元で必死に強くなろうとするテッサも好きだったし、後半のシモン中隊長と戦うシーンも好きだった!!本当に心に来た。 キリルとイザークとテッサの信頼関係なる会話劇も楽しくてすごく好き。 次作も積読しているから早く読みたい!

Posted byブクログ

2024/03/23

1作目で何も解決せず終わった…!と憤った私でしたが、そもそも解決させる気なかったんですねってことを2作目でやっと理解した( ^ω^ ) 2作続いてこの流れは革命の話っていうか悲恋の話を書きたいだけでは…ってなってしまう 愛する人を奪われた憎しみが原動力に、愛する人の為ならがんばれ...

1作目で何も解決せず終わった…!と憤った私でしたが、そもそも解決させる気なかったんですねってことを2作目でやっと理解した( ^ω^ ) 2作続いてこの流れは革命の話っていうか悲恋の話を書きたいだけでは…ってなってしまう 愛する人を奪われた憎しみが原動力に、愛する人の為ならがんばれる!ってこと?そもそもチープな設定なのに2連続それはちょっと… それよりエドアルドお兄ちゃんが苦しい日々を送ってるリアルタイム実況入れた方が物語に深みも出たような 1作目はまだキャラに感情移入できる場面があって読み応えを感じたけど、今回はキャラも増えたうえに戦闘シーンも多くて感情移入できる場面も少なく、でもおかげでサクサク読めたのかも とはいえレーエンデの行く末は気になるし5部構成ということなので、これはこういうものとして以降も楽しみたいと思います!

Posted byブクログ

2024/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作を読み、シリーズの雰囲気がなんとなくわかったので、心して読みましたが…やっぱり切ない… 権力に抗い、革命の渦に生きた若者たち。 『レーエンデに自由を』 ユリアとヘクトル、そして歴史の表舞台では語られることはないけれど、同じ志を持って戦ったトリスタンの、想いは確実に受け継がれているし、この後も語り継がれ、きっと想いを繋ぐ者が現れる。その希望が持てました。 テッサは最後までテッサだったけれど、それゆえにルチアーノは苦しむことになってしまったのでしょうか。彼の晩年の様子には、狂気すら感じました。テッサを英雄にし、すべての責任を負わせてしまったという罪の意識が彼をそうしてしまった…?兄に対しても、似たような思いがあったのでしょうね。 優しすぎるんだよな、、、涙 でも、だからこそ、テッサは優しいルーチェのことが好きだったのだと思います。 次巻にも期待…!!

Posted byブクログ

2024/03/20

レーエンデ国物語2作目。 舞台は100年以上後のレーエンデ。 前作でユリア・シュライヴァが成し遂げられなかったレーエンデの解放は、 帝国の支配下に置かれ、レーエンデに住む民たちは不当な扱いを受けていた。 聖イジョルニの血筋の末端に位置する少年ルチアーノは、帝国側の人間として育...

レーエンデ国物語2作目。 舞台は100年以上後のレーエンデ。 前作でユリア・シュライヴァが成し遂げられなかったレーエンデの解放は、 帝国の支配下に置かれ、レーエンデに住む民たちは不当な扱いを受けていた。 聖イジョルニの血筋の末端に位置する少年ルチアーノは、帝国側の人間として育ってきたが、ある日、家族を襲われ、 ティコ族のダール村へと逃げ、身分を偽り暮らすこととなった。 ルチアーノを救ったのは、怪力の少女テッサ。 数年後、ルチアーノは体力こそなけれど、頭の賢さを活かし、また、テッサは外地で兵士として戦った経験を活かし、 レーエンデの解放へ向けて動きだすのだった。 前作と同じくらい分厚い本に臆しながらも、ある程度、この世界観を理解しているせいか、思いの外時間はかからなかった。 しかし、やはり描写が克明でたまにヘビー…。 種族は違えど、大地の上で生きる民であるはずなのに、ここまで残虐の限りを尽くせるのか…と怖さを覚えた。 それぞれの正義や生き方があり、同じレーエンデの民でも一致団結というのは難しく、現世でもまさにその通りである。 ルチアーノがレーエンデの民に絶望を与え、帝国を憎むように仕向けたのも、意図があるに違いない。 と思いつつ、このままだとレーエンデは進まないと思いつつも、 次の作品を手に取るためのエネルギーがなかなか…。 これで次の作品も同じようだったら、どうしましょ。苦笑

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2024/03/20

レーエンデ国物語 第二部 『月と太陽』 前作より約100年後のレーエンデを描いたこの物語。 今回は、ルチアーノとテッサを中心に物語が紡がれています。 銀呪病(ぎんしゅびょう)という風土病に悩まされ「呪われた土地」と呼ばれていたレーエンデ。 前作では、国全体に拡がるこの病も今...

レーエンデ国物語 第二部 『月と太陽』 前作より約100年後のレーエンデを描いたこの物語。 今回は、ルチアーノとテッサを中心に物語が紡がれています。 銀呪病(ぎんしゅびょう)という風土病に悩まされ「呪われた土地」と呼ばれていたレーエンデ。 前作では、国全体に拡がるこの病も今作では、特定の地域だけのものに・・・(詳細は読んでのお楽しみ) 今作では、そのレーエンデが、圧政によって苦しめられています。 『レーエンデに自由を』を合言葉にテッサ達が革命を起こすのですが・・・ いゃ〜参りました。 物語に引き込まれ、寝食を忘れる程、没頭してしまいました。 見方、考え方、正義など、ついつい主人公目線で物語を追ってしまいがちになる読者を嘲笑うが如く、世の中そんなに甘く無いよ、簡単じゃ無いよ、って作者 多崎礼氏に言われた様な気がします。 テッサ達の革命がどのような結末を向かえるのか? 皆さんにも読んで、感じて貰えたら幸いです。

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2024/03/20

レーエンデを巡る壮大な物語の2巻目。 一巻から長い年月が立ちユリアたちの物語が忘れかけられた時代。 これは中々読むのが苦しかった。読見づらいのではなく、登場人物たちが魅力的だからこそ、辿り着いた結末が悲しく苦しい。 結末から振り返って見ても、どこが間違っていたのか分からない。その...

レーエンデを巡る壮大な物語の2巻目。 一巻から長い年月が立ちユリアたちの物語が忘れかけられた時代。 これは中々読むのが苦しかった。読見づらいのではなく、登場人物たちが魅力的だからこそ、辿り着いた結末が悲しく苦しい。 結末から振り返って見ても、どこが間違っていたのか分からない。そのときに下した判断はどれも正しいはずなのに、何度繰り返しても同じ判断をするだろうに、理想には届かない。 正義が必ずしも勝つわけではなく、また、正義は不動ではない。 力による反旗は円満な解決を生まないということを苦しみながら示しているお話だと感じました。 最後までレーエンデを愛したテッサ、レーエンデとテッサを愛していたから残虐王としての道を選んだルチアーノ。 戦いの本質と民衆の心理をファンタジーとして描き出した歴史書です。

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2024/03/16

一冊目よりは筆が乗っていて読み進めることができた。途中まではこのまま行けそうか?とワクワクしたが、その後の展開が…。確かに革命はそんなに容易な道ではないですよね。

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2024/03/15

レーエンデに自由を…と帝国軍と戦った英雄のテッサ  ファンタジーの世界で、あたしにとって強い女は2名になった。  精霊の守り人のバルサとレーエンデのテッサだ。両人とも哀しい位強い人であった…

Posted byブクログ

2024/03/14

前作から百年後。レーエンデの自由のために戦ったテッサと、仲間と、誰よりも彼女を愛したルーチェのはなし。彼女たちの思いや願いや信念はこの先もレーエンデの自由のために立ち上がる誰かへと繋がるよ、かならず。月と太陽の狭間で苦しんだルーチェが海に還った、その時はどうか彼に幸福を。

Posted byブクログ