ブルーハワイ の商品レビュー

燃え殻(著者)

2023/08/12

現実のつまらなさを、一瞬でも忘れさせてくれる希望は、人には本来欠かせないはずだ。全部ダメで何一つ希望が叶わなかったとしてもら友と一緒に酒を飲んで笑い話にすればいい。
今日もSNSの中ではだかの希望が秒でら打ち砕かれ、誰かの承認欲求が秒で否定されている。それはそれでわかりやすい世界になった。

将来への漠然とした不安ら周りがどんどんまともな社会人になっていく現実、両親とのギクシャクした関係。貯金は常に20万円をきっていた。需要もじつ力も正視できず、何も考えなくていいアルバイトをだらだらとやり続けていた。将来についてなにも触れないでいてくれる彼女に救われていた。

左手の薬指にはシルバーの指輪か見えた。
ああ、と中身のないことを僕は言って、やっぱり言葉はまとまらなかった。するとあれからずっと唐揚げ弁当なんですが？彼女に言われたら、基本的にと僕は一点の答え10万点満点中

生きていられさえすれば、迂闊に人は幸せになれることもあるんだ。彼女が時差を持ってやそんな事を教えてくれた。

日本もおしまいだな。
ぼくは心の中でもそうつぶやく。
主語デカめ

誰かと比べて自分は劣っている、だから自分は負け組だという考えは不幸発生装置でしかない気がする。
誰かと自分を比べない、比べるなら過去の自分にした方がいい、というのがぼくの考えだ。
アンチよりだからこそ使いやすい。ネットの中でも現実の世界でも使い過ぎだ。YouTuberが自分の金満生活やわネタにして再生回数を競い、バズったインフルエンサーがどうやったらバズるか情報商材にして、さらにバズらせる。こういったことは確実に世界のいまだが、この世界の全てではない。

どうすれば自分らしいか

2023/08/08

夏の終わりの夕暮れ。涼しいというよりかは、ちょっと肌寒いなぁって、ザワザワして、茜色の空とひぐらしのなく音が切なくなる。そんな一冊でした。笑えるのに胸が締め付けられる

2023/10/20

●なぜ気になったか
気になるかの第一判断はタイトルと本の表紙。相性いいのにもれてしまった本もあるだろう。第二判断は、内容と既著の評判。ともにクリアした本書、判断が正しかったか確かめてみたい

●読了感想
感性の微妙な部分のツボが合うというかなんというか、所々に、「クスッ」と笑えたり、「だよなー」と賛同してしまう表現が出てきて楽しめた。そこそこ数のある他の著作も順次読んでみることにしよう！

#ブルー ハワイ
#燃え殻
23/8/2出版

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