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ほたるいしマジカルランド の商品レビュー

3.8

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2023/10/24
  • ネタバレ

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ほたるいしマジカルランドで働く人たちの仕事に対する悩みだったりみんなそれぞれにいろんな思いを抱えながら仕事に勤しんでいる様子が書かれている。 山田さんの仕事最後の日に木馬に乗って現れた照代さんが可愛らしかった!

Posted byブクログ

2023/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

遊園地で働くの楽しい! とは違う 仕事に価値を見いだせないような人が たくさん出てきます。 遊園地は色々な職業の人がいてこそ 成り立つ場所なのだと思います。

Posted byブクログ

2023/10/16

老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く従業員たちとここへ来るお客さんとの心の触れ合い物語。 テーマパークの遊園地という特殊な環境で働いている人達の仕事の裏側を垣間見ながら、それぞれの持ち場で抱えている悩みが描かれています。 テーマパークで働いているから働いている人達が...

老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く従業員たちとここへ来るお客さんとの心の触れ合い物語。 テーマパークの遊園地という特殊な環境で働いている人達の仕事の裏側を垣間見ながら、それぞれの持ち場で抱えている悩みが描かれています。 テーマパークで働いているから働いている人達がみんな テーマパーク好きとは限らない、きらきらした想いをしながら 働いているとは限らなないという表側からは決して見ることも考えたこともない世界が描かれていました。 普通の会社で働いていてもみんなそれぞれに悩みがあるのが つきものですが、テーマパークで働いているとそんな普通の考えも 楽しい場所や思い出を作る場所として日常から離れた世界や時間といったこともあるのでそんな想像もつきにくいのだと思いました。 こうやって様々な従業員の人達の悩みを読んでいくと 普通の人達と同じように仕事に対しての悩みだったり、 好きな人、家族、友達などと同じような悩みだったことにほっとするようなことでした。 けれど遊園地で出会った人との縁でその後に生きていく力や働いていく上で大切なものを学ぶことが出来てきていくことが良かったです。 物語としては特別大きなことはありませんが、 様々な場面で大切で素敵な言葉が出てくるので、 そのたびに共感しながら読むことが出来て 読了後には心がほんのりと温まり明日から少しでも 頑張って生きてみようと思える作品でした。 ほんとうは「なんのために」なんて考える必要はないのかもしれない。 意味も、価値もなくたってかまわない。 わたしたちは自分の人生に意味や価値を持たせるために 生まれてきたわけではないはずだ。 という言葉が印象的でした。 価値や意味ばかりを求める時代になって窮屈に思っていましたが、 この言葉で少し心が救われた思いにもなりました。

Posted byブクログ

2023/10/10

☆4 「ほたるいしマジカルランド」で働く人々を主人公にした連作短編集。 様々な悩みや事情を抱えながらも、日々成長していく登場人物たちに背中を押してもらえました。 読後、ふんわりと心が優しくなれる一冊でした。

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2023/10/07

単行本を読んで数年経って、文庫本がでたのでまた読みました。 この本のトークイベントがあったので、視聴しましたが寺地さん曰く、社長さんは大屋政子さんみたいなイメージだそうです。 文庫本で読んでもやっぱり、この本にでてくる 「なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在す...

単行本を読んで数年経って、文庫本がでたのでまた読みました。 この本のトークイベントがあったので、視聴しましたが寺地さん曰く、社長さんは大屋政子さんみたいなイメージだそうです。 文庫本で読んでもやっぱり、この本にでてくる 「なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することを許される。だから素敵なんじゃないか、この世界は。」 というところが好きです。こういう言葉を本でも誰かからでもきけたとき、幸せ、生きてていいんだっていうような気持ちになる。 (文庫本にあたって、けっこう書き換えたとおっしゃっていたので単行本のとは、言い回しが違っています) あと個人的に、くらはしれいさんの絵が好きなので、表紙とか可愛いくて気に入っています。

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2023/10/03

世の中に、好きな仕事をしている人も、自分がその仕事に向いてると思いながら働いている人もほとんどいないし、仕事は基本楽しいものではないという現実を描きながらも、働きながら生きるということに灯りをともしてくれるお話でした。もし映像化されたら、社長の市子さんを演じるのはアンミカさんかな...

世の中に、好きな仕事をしている人も、自分がその仕事に向いてると思いながら働いている人もほとんどいないし、仕事は基本楽しいものではないという現実を描きながらも、働きながら生きるということに灯りをともしてくれるお話でした。もし映像化されたら、社長の市子さんを演じるのはアンミカさんかなと思いました。 私も愚痴をこぼしながら、やってられないと思いながら、そしてこの仕事向いてないと思いながら働き続けて、定年退職しました。それでよかったんですよと言ってもらえたような気がしました。

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2023/09/29

かなりすきな本だった。寺地はるなさんの最新作を読む前に、穏やかなストーリーで読み慣らしておこうと思って買った作品。(いきなりそれを読むのはなんか自分の中で違ったんです。。) 遊園地を舞台に繰り広げられる物語。同じ遊園地でも、それぞれ違う部門で働く人たちにフォーカスをあてた短編集...

かなりすきな本だった。寺地はるなさんの最新作を読む前に、穏やかなストーリーで読み慣らしておこうと思って買った作品。(いきなりそれを読むのはなんか自分の中で違ったんです。。) 遊園地を舞台に繰り広げられる物語。同じ遊園地でも、それぞれ違う部門で働く人たちにフォーカスをあてた短編集のような形ですごく読みやすかった。 たまにうるっとくる場面もあれば、笑えるところもある。 今の自分が読んで考えさせられた点で言えば、人と関わる上で、自分の損得勘定で動く人は悲しい。三沢が幼い頃に周りから感じ取ってきた、お金で周囲は良くしてくれるが、本来の自分には魅力がないのでは?と言うもの。それが大人になってそう言う、損得勘定で人と関わってしまう人間を生み出してしまうのかと思った。もちろん、そんな人だけではないのだけど。 ようやく読み終わったから、最新作もチェックしつつ、他の寺地はるなさんの本も読みたいな。

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2023/09/23

心に響く 数々の言葉と出会ったものの、連作短編で わりといろんな人が出てくるためか、なんなのか ものすごく ごちゃごちゃした。 短編とはいえ、間を開けて読むと 分からなくなるので、一気に読むとよかったかもしれない。

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2023/09/22
  • ネタバレ

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同じ職場で働いていても働き方はそれぞれだし、仕事への思いもそれぞれ。遊園地で働くなんて楽しそうと思うけれども、仕事だから楽しいだけじゃない。働くことは生きることと直結しているから、どう働くかで人生がどうなるかに関わると思った。より豊かに生きる選択をしたい。

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2023/09/17

「わたしたちは自分の人生に意味や価値を持たせるために生まれてきたわけではないはずだ』 やっとあえた、この言葉を言ってくれる人に。もう、何をみても、生まれてきた意義だとか、何のために生きてるのかだとか、うんざりしてた。そんなのわかるわけないし、なくてもいいじゃないかとずっとおもって...

「わたしたちは自分の人生に意味や価値を持たせるために生まれてきたわけではないはずだ』 やっとあえた、この言葉を言ってくれる人に。もう、何をみても、生まれてきた意義だとか、何のために生きてるのかだとか、うんざりしてた。そんなのわかるわけないし、なくてもいいじゃないかとずっとおもってた。やっと共感してくれる人に会えた。これこれ、私が求めていたもの。

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