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ほたるいしマジカルランド の商品レビュー

3.8

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/01/04

仕事で悩んでいる時に、本好きの方からいただきました。 前向きになれたし、自分から行動して状況を変える。 当たり前の事かもしれませんが、とても大事な事に気付かされました。 しかも、泣ける場面もあります。 自分では手に取ることはなかったと思いますが、こちらの本を読む機会をいただけてと...

仕事で悩んでいる時に、本好きの方からいただきました。 前向きになれたし、自分から行動して状況を変える。 当たり前の事かもしれませんが、とても大事な事に気付かされました。 しかも、泣ける場面もあります。 自分では手に取ることはなかったと思いますが、こちらの本を読む機会をいただけてとても良かったです。

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2024/01/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

劇的な出来事が起こることはないけれど、読み終わるとなんだか心がポカポカとあったまっているような、そんなお話でした。 佐門や佑が中心人物かと思いきや、そんなに細かく描写されているわけではない。色んな登場人物の心が少しだけ覗ける。 最終章での「おにぎりサイン」のシーンでは涙が出そうだった。 どこかでほたるいしマジカルランドが存在して、幸せに暮らしていて欲しいなあ、と感じました。

Posted byブクログ

2023/12/18

社長・佐門・佑…登場人物が、みんなあまり好きな感じでなかった。サラッと読めたけど、話しは何か物足りない感じだった。

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2023/12/15

遊園地の従業員の日常のお話。 日々の悩みや過去の忘れられない出来事を抱えながらも、生きるために頑張っているお話でした。

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2023/12/09

劇的ではない。リアルであるからこそ、心に残る作品だと思いました。 大阪府蛍石市にあるほたるいしマジカルランド。この遊園地で働く人々の日々を集めた連作短編集。 それぞれの主人公となる人物は、仕事大好き!遊園地大好き!というポリシーで働いているかと問われると、そうではない。成り行きで...

劇的ではない。リアルであるからこそ、心に残る作品だと思いました。 大阪府蛍石市にあるほたるいしマジカルランド。この遊園地で働く人々の日々を集めた連作短編集。 それぞれの主人公となる人物は、仕事大好き!遊園地大好き!というポリシーで働いているかと問われると、そうではない。成り行きであったり、生活のためであったり、様々。淡々とした日々の中、それぞれの事情に折り合いをつけながら、ときに肯定納得したりしながら働いている。やり遂げるべきことをやり遂げ、責任を持って。 その背中がかっこよくもあり信頼できる。遊園地とは何かと問われたら、私も左門さんと同じく誰かの特別な日を彩る仕事かなと思う。訪れる人の特別な思い出の日を守る、そしてそのことに誇りを持っているところ、ありふれているかもしれない、でも渋くてかっこいい仕事人達の物語でした。

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2023/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

しばらく本は増やさないぞ!と言いつつ、くらはしれいさんのイラストが可愛くて購入。 めちゃくちゃ好きな仕事ではない。でも、働かなくちゃいけないからやっているだけ。そんな私にしっくり来る文や台詞がたくさん散らばっていた。 「すべての働く人」の章が一番好き。おにぎりのサインと、奥さんの全力応援で思わず泣きそうになり、星哉の受けた衝撃にはニヤニヤした。 寺地さんの書く関西弁好きなんだよな。何だかほっとする。 ⚫ここにいる人たちみんなが会社に行ったり学校で勉強したり、あるいは家でカレーの隠し味にこだわったり、ゴミの分別をしたりするところを想像してみる。ここにいる人たちみんなに似たような、けれども同じではない日常と生活があること、 そしてその積み重ねとしての人生を、八重子はランタンが放つ無数の小さな光に重ねて見る。 この部分がとても好き。色んな人がいて、それぞれが色んな感情を持って生きている。そんな当たり前のことがすとんと胸に落ちてきた。 わたしはわたしで頑張ったらいいやん、と何だか心が柔らかくほぐれた気分。 寺地はるなさん、好きだなぁ。

Posted byブクログ

2023/11/12

寺地はるなさんの作品は初めてだったが、とても面白かった。 不思議な面白さ、不思議な魅力と言ってもいいかもしれない。 最初の2章目くらいまでは本気で笑えるような話だったのに、その後は毛色をコロッと変えて、涙を誘うシーンもあり、また、生き方について深く考えさせるような物語が続いた。 ...

寺地はるなさんの作品は初めてだったが、とても面白かった。 不思議な面白さ、不思議な魅力と言ってもいいかもしれない。 最初の2章目くらいまでは本気で笑えるような話だったのに、その後は毛色をコロッと変えて、涙を誘うシーンもあり、また、生き方について深く考えさせるような物語が続いた。 ある遊園地で働く人たちを通して。 一冊で様々な感情を持てるような作風だと思う。 他の作家さんと異なる魅力を持っていると感じたので、別の作品も読んでみたいと思った。

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2023/11/11

特別好きなわけじゃないけど他に思いつかないし、嫌じゃないし。だからなんとなく働いてる そんな人って多いんじゃないかなって思う だからってがんばってない訳じゃない うまくいかなくて自分と他人を比べたりして落ち込んで でも笑顔になってる人を見て 良かったなって思えることでまた頑張...

特別好きなわけじゃないけど他に思いつかないし、嫌じゃないし。だからなんとなく働いてる そんな人って多いんじゃないかなって思う だからってがんばってない訳じゃない うまくいかなくて自分と他人を比べたりして落ち込んで でも笑顔になってる人を見て 良かったなって思えることでまた頑張れる 仕事ってそんなことの繰り返しだったりする 落ち込むことも最近多かったけど、がんばろう、見ていてくれている人はきっといる そう思えます

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2023/11/09

たった1週間の出来事、されど1週間の出来事。 ほんの些細な事で、日々が変化していく。今まで一度も話した事無かった人と、1週間後には仲良くなっているかもしれないし、今まで当たり前に一緒に働いていた人が急に退職するかもしれないし。人生の変化は本当に些細だから、見過ごしてしまうことも多...

たった1週間の出来事、されど1週間の出来事。 ほんの些細な事で、日々が変化していく。今まで一度も話した事無かった人と、1週間後には仲良くなっているかもしれないし、今まで当たり前に一緒に働いていた人が急に退職するかもしれないし。人生の変化は本当に些細だから、見過ごしてしまうことも多いけれど、そのちょっとした変化を見つけて楽しみながら日々を紡いでいきたいなと思いました。

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2023/11/04

誰が何をいうかかで納得感が変わるというけれど、寺地はるなさんの小説にでてくる何気ない、臆病で繊細で「何者でもない」人から背中を押されることが今は幸せ。私はこれからも絶対な権威や正しさで生きるのではなく、ただ何かを遂行していく。少しのこだわりと熱意を持って進めていきたい。 人生に...

誰が何をいうかかで納得感が変わるというけれど、寺地はるなさんの小説にでてくる何気ない、臆病で繊細で「何者でもない」人から背中を押されることが今は幸せ。私はこれからも絶対な権威や正しさで生きるのではなく、ただ何かを遂行していく。少しのこだわりと熱意を持って進めていきたい。 人生に意味や価値を持たせるためにうまれてきたわけじゃない。なんのためにもならないものが、ごく当たり前に存在する。存在することを許されるこの世界を私も愛おしく思えるようになりたいなと思う。

Posted byブクログ