ほたるいしマジカルランド の商品レビュー
何で読もうと思って図書館に予約したか忘れた。舞台は大阪にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」そこの名物女社長が(APAホテルの社長が浮かぶ)入院してる間の、従業員たちの心模様の変化が描かれていた。登場する従業員エピソードは、ちょっと綺麗事過ぎる感はあったけど、清掃員の篠塚さ...
何で読もうと思って図書館に予約したか忘れた。舞台は大阪にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」そこの名物女社長が(APAホテルの社長が浮かぶ)入院してる間の、従業員たちの心模様の変化が描かれていた。登場する従業員エピソードは、ちょっと綺麗事過ぎる感はあったけど、清掃員の篠塚さんの章はとてもリアルでよかった。彼女のエピソードとおにぎりのラストまででドラマが作れそう。社長の息子も従業員として登場するが、彼の苦悩もまたリアルで良き。母から離れた方が生きやすくなるんじゃ無いかな〜と無責任な感想。
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こんな会社で働きたい。みんなそれぞれ色々なことを抱えながらも自分の中で折り合いをつけて、働いていて。なにより社長を好きな会社で働けるって滅多にない幸せなこと。 個人的に、お父さんと娘さんが仲良くなれますように。と、応援したくなった。
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寺地さん二作目。 転職後の通勤電車で読んでました。 乗り換えまでに30分程度乗るのですが、 ちょうどよく読めていた記憶です。 (結構前に読み終わったので、記憶が。苦笑) ------------------------- あなたのそのがんばりを、 見つけてくれる人が、 きっとい...
寺地さん二作目。 転職後の通勤電車で読んでました。 乗り換えまでに30分程度乗るのですが、 ちょうどよく読めていた記憶です。 (結構前に読み終わったので、記憶が。苦笑) ------------------------- あなたのそのがんばりを、 見つけてくれる人が、 きっといる。 本屋大賞ノミネート作家が贈る、 心をときほぐす温かな物語。 ------------------------- 大阪北部の蛍石市にある「ほたるいしマジカルランド」 インフォメーション、清掃、アトラクションスタッフ…。 それぞれが各持ち場で毎日働きながら思うこと。 迷うし悩むし嫌になることもあるけれど、 誰かが自分を見ていてくれるし、 今日も誰かの笑顔をつくる一助になっている。 優しくて仕事帰りのカッカした気持ちをほぐしてくれるような一冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最近ハマってる寺地はるなさんの連作もの。 月曜日から日曜日までが一日毎に描かれていて、全部で7つの短編からなります。なので、まとまって読書の時間が取れない人も気軽に読めるかと。(ただ、登場人物が多く間を空けすぎると誰が誰かわからなくなるので注意です) 個人的には、水曜日の清掃員さんと食堂の女将さんのお話が一番好きです。 悪口は言っていい、なんでもかんでも感謝する必要はない、っていうのは頭がもげるほど頷きました。 そりゃ陰口は良く無いし、いじめみたいに大人数で一人を責め立てるのは良く無い。 だけど一対一の関係で、相手がものすごく失礼なことをしてきたときにまで、相手に抱いたムカつく感情だったり負の感情を、全部自分の中にしまい込まなくてはいけないのか?或いは、超理不尽なことまで文句の一つも言わずにだまって受け入れなくてはいけないのか?と思います。 この感想を書いてるときでさえ、過去に経験して発散できてないムカつく出来事が次々に浮かんできて、頭が沸騰しそう。笑 独り言でも日記でもなんでもいいけれど、爆発する前に積極的に悪口を外に出してこうと思いました!! 冒頭に書いたとおり、登場人物が多すぎて迷子になることがあったので、評価は星4つで。
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人間の日常が描かれててみんなそれぞれ抱えてて、それが完全に解決されたわけじゃないけどでも何かは変わった。その移り変わりを見れた気がする この遊園地ひらパーが元になってた、見返したら寺地さん大阪在住だ
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久しぶりの寺地さん。 やっぱりいいですね。 いつも寺地さんの作品を読むと、自分の 心の自分でも気づいていないような 小さな小さな気持ちに気づかされ ちょっぴり痛い傷に薬を塗ってもらえるような そんな気持ちになりあったかい気持ちになります。 マジカルランドで働く人はどこかでこぼこな...
久しぶりの寺地さん。 やっぱりいいですね。 いつも寺地さんの作品を読むと、自分の 心の自分でも気づいていないような 小さな小さな気持ちに気づかされ ちょっぴり痛い傷に薬を塗ってもらえるような そんな気持ちになりあったかい気持ちになります。 マジカルランドで働く人はどこかでこぼこな気持ちを持っていて、いろいろな業種から 社長にスカウトされて入った人や、社長と面接して入った人など様々です。 世の中には悩みがない人も「普通」な人もいないと思います。 みんな頑張っていろいろ葛藤しながら生きていて そんな気持ちを持っているからこそ 相手を思いやる気持ちも持って生きていけるのかもと思いました。
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「仕事を頑張ってる人には良いことがありますよ」って言ってる感じの本、だな笑 遊園地マジカルランドで働く人たちの働きぶりを順番に描いている。 好きな人には申し訳ないが、キレイに書かれ過ぎていて、4人目くらいでもー飽きた…。
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家を出て道路の向こうを眺めれば、少し先の丘の上には大きな観覧車(スカイウォーカー)が見える。丘の手前には2種類のコースター(レッドファルコン/エルフ)の雄大なコースに、風向きによっては乗っている人の絶叫が聞こえるドロップタワー(メテオ)の姿も。 そこは「ひらかたパーク」(通称:ひ...
家を出て道路の向こうを眺めれば、少し先の丘の上には大きな観覧車(スカイウォーカー)が見える。丘の手前には2種類のコースター(レッドファルコン/エルフ)の雄大なコースに、風向きによっては乗っている人の絶叫が聞こえるドロップタワー(メテオ)の姿も。 そこは「ひらかたパーク」(通称:ひらパー)。一度も取り壊されずに現存するものでは日本最古の遊園地(by Wikipedia)。 そんなひらパーをモデルにした遊園地が舞台のこの本、そこに働く人たちの日々の屈託が描かれる。 ありがちなところから少しずらした登場人物の造形で、美点も欠点もそれぞれに描き分けられているところが良い。 好きな職場でなくても好きな仕事でなくても、開かれているイベントについては内容を把握しておくために初日に確認しておく紗英の、インフォメーションの仕事に対する姿勢が好き。 過度の思い入れは仕事の邪魔になると喝破する市子社長の、社員を見る目と配置に対する考え方が面白い。 園の植物を管理する山田さんとその奥さんの関係が羨ましく、清掃スタッフの八重子さんと別れた夫に託した息子との関係が切ない。 八重子さんが通う近所の食堂店主の、月1回、ようやってる、と自分で自分に言う生き方にもじんわりくる。 畑野智美さんの解説にも好感。 周辺の住民としては、読み始めてしばらくは、遊園地のことについて書かれてあることの元ネタが気になって(ほたランは駅から529歩だがひらパーは何歩だったけとか)、本筋が頭に入ってこずやや困った。(答は485歩(ピピン調べ)) 温かくて佳い話になったので、ひらパーの関係者でも何でもないがちょっと嬉しく、久し振りに行ってみたくなった。
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とても読みやすくて心があたたかくなるお話だった。 ちょっと読むのに力のいる本続きだったから箸休めに、と手に取ったが、大正解だったと思う。 登場人物全員、ちょっとした良いことを感じている(もしくは他人に感じさせている)場面があり、そういうちょっとした良いことで、いろんなことが乗り...
とても読みやすくて心があたたかくなるお話だった。 ちょっと読むのに力のいる本続きだったから箸休めに、と手に取ったが、大正解だったと思う。 登場人物全員、ちょっとした良いことを感じている(もしくは他人に感じさせている)場面があり、そういうちょっとした良いことで、いろんなことが乗り越えられるものだよなと思う。 あと、やはりテーマパークで働くのって少なからず日々がよりわくわくしそうな気がして、魅力的だなとも感じた。
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絶叫系の乗り物があるわけでもなく、有名なキャラクターは社長の外観。(どうしてもホテルの社長さんが浮かんでしまう。)そこで働く様々な人達にスポットを当てながら話がすすんでいく。遊園地という場所に軌跡を願ってしまうのは何故だろう。
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