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ツユクサナツコの一生 コミックエッセイ の商品レビュー

4.2

100件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストで驚いた、という他の方のレビューを読んでいたので、うっかりラストを読んでしまわないように気を付けながら読了。 そしてラスト、私も驚いた。うっかり声を出してしまったくらい。 コロナ禍でのモヤモヤした気持ちを挟みながらのほのぼの系作品と思っていたので、まさかこういうラストになるとは。コロナ禍懐かしいな、なんて思っていたのに。 だから「ツユクサ」なのかな。 心に残るセリフも。 「引いたおみくじみたいなとこもあるやろ人生は。選べる道が多いのがアタリや」 「期待もせんと絶望もせんとそれでも人は生きていける力がある」 「自分が好きや思うことは、一生、死ぬまで自分だけのもんや。たとえそれが少しずつ形を変え人から見たらまったく違う形になったように見えたかて」 「人生で大切なことって帰りたいとこに帰れることや」 コロナ禍の前と後で、人生に対する考え方が変わってしまった人も多いのではないだろうか。いや、そもそも人生についてそんなに考えたこともなかったのでは。 生きること死ぬことについて考えさせられる作品だった。

Posted byブクログ

2024/06/14

器っていうのは人生でその中でそれぞれの根を張るだけ、もじゃもじゃ絡まりながら生き抜くだけ。 私の心の中は誰にも決められへん。自分が思うことは一生死ぬまで自分だけのもの。 人生で大切なことって帰りたいところに帰れることや。 人は誰しも自分だけの物語を編んで生きてる。 いつ何が起こる...

器っていうのは人生でその中でそれぞれの根を張るだけ、もじゃもじゃ絡まりながら生き抜くだけ。 私の心の中は誰にも決められへん。自分が思うことは一生死ぬまで自分だけのもの。 人生で大切なことって帰りたいところに帰れることや。 人は誰しも自分だけの物語を編んで生きてる。 いつ何が起こるかわからない。

Posted byブクログ

2024/06/02

いつかの自分の子どもにも読んでもらいたいと思って購入。 何回も読み返すと思う。そして、今はじんわりしたお話も、思い出して泣く時が来るんだろうな。 何が起こるかわからない。だからこそ、今一緒にいる家族、大切な人との時間を大切に過ごしていきたい。そう思えた。 益田ミリさんの作品は「...

いつかの自分の子どもにも読んでもらいたいと思って購入。 何回も読み返すと思う。そして、今はじんわりしたお話も、思い出して泣く時が来るんだろうな。 何が起こるかわからない。だからこそ、今一緒にいる家族、大切な人との時間を大切に過ごしていきたい。そう思えた。 益田ミリさんの作品は「今を生きよう」と思えるんだよなぁ。

Posted byブクログ

2024/06/01

益田ミリさんの作品はあまり何も考えたくない時にのんびり読んでるのだけど、まさかの展開でびっくりした。最後は涙を堪えながら読んだ。 コロナ禍だし、毎日変わり映えのない日常のようだけど、少しずつ状況が変わってきているのがわかる。 思いがけない出来事が起こるのも人生。 でも、こんな変化...

益田ミリさんの作品はあまり何も考えたくない時にのんびり読んでるのだけど、まさかの展開でびっくりした。最後は涙を堪えながら読んだ。 コロナ禍だし、毎日変わり映えのない日常のようだけど、少しずつ状況が変わってきているのがわかる。 思いがけない出来事が起こるのも人生。 でも、こんな変化は悲しすぎるよ。 過去のナッちゃんが描かれてるところ、最終話の胡桃、ぐっときた。

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2024/05/29
  • ネタバレ

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ドーナツ屋で働くナツコ、32歳。お父さんと二人暮らし。毎日、マンガを描く。タイトルは「おはぎ屋春子」。春子の日常は、ナツコの日常とリンクしているように見えて、独自の行動を取る時もある。 ナツコが「春子、あんたはわたしとは違うんやな。アンタはどこから来たんやろ」とちょっと離れたスタンスで話しかけるのがおもしろい。 登場人物は、優しい大阪弁を話し、丁寧に日々を過ごしている。 なので、終盤の展開はショック。 タイトル通りって事か? 胡桃で涙腺崩壊でした。 何度も読み返す好きな本ですが、なっちゃんが死んでしまうのに納得いかないので、星はマイナス1です。

Posted byブクログ

2024/05/24
  • ネタバレ

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【収録作品】第1話 ガムマシーン/第2話 キャンプ/第3話 フルーツサンドウィッチ/第4話 盆栽/第5話 カキ氷/第6話 レコード/第7話 マトリョーシカ/第8話 コーヒー/第9話 ケーキ/第10話 おせち/第11話 手ぶくろ/第12話 オルゴール/第13話 えんぴつけずり/第14話 プリン・ア・ラ・モード/第15話 タンバリン/第16話 まねき猫/第17話 アイスクリーム/第18話 財布/第19話 望遠鏡/第20話 ドーナツ/最終話 胡桃 しみじみ、しみじみすごい漫画だと思う。 読み返すたびに深く心にしみる。

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2024/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ナツコさんは知らないけれど、 今はアフターコロナ。 でも、ふと思い出す、あの、不思議な日々。 不思議だけど、明確に覚えている日々。 その私達の中にある共通点の中に、ナツコさんも存在しているからこそのリアル。 オミクロン、オンライン授業、マスク顔しか知らない同僚、胡桃の中の生活、第6波。 みんなが経験した。日常に戻っても、心の何処かで覚えている。 だからこそ、 ナツコさん、ほんとにどこかにいたんじゃないかしら。 そんな気がしてしまう。 だからこそ、 ギューッとなる。 ふと、日々を流してしまうとき、読み返したい一冊。 こういう漫画を書く益田ミリさんは、 やはりセンスの塊だぁな…

Posted byブクログ

2024/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ドーナツやでバイトしながらの漫画家ツユクサナツコさんがコロナ禍の日常を描いた作品。ナツコさんが描く漫画おはぎや春子さんも読めます。 コロナ禍の徒然なる考えや思いだけではなくて、ナツコさんが好きなことをして生きる前のことにもふれています。 ナツコさんが急にこの世からいなくなるというのは、驚きとなんで、と思いましたがそーゆーこともあるんだと知っておかなければならないように感じました。

Posted byブクログ

2024/05/06

えーっ! 益田さんの人生どうなるかわからないよ表現の強烈さたるや。 あー。 娘と旦那が暮らす未来もあるのかもしれないなと切なくなってみたり。 きゅんポイントがたくさんある。

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2024/05/04

すーちゃんしか読んだこと無かったから、益田さんがコロナとかインスタとかバズるとか、現代のことを書いているのがなんか新鮮(?)だった笑 読み終わって、あぁ、タイトルそうゆうことかぁって。最後の方は泣きっぱなし。大袈裟な表現があるわけじゃ無くてそれこそ間が感情を伝えてくれる。読み終わ...

すーちゃんしか読んだこと無かったから、益田さんがコロナとかインスタとかバズるとか、現代のことを書いているのがなんか新鮮(?)だった笑 読み終わって、あぁ、タイトルそうゆうことかぁって。最後の方は泣きっぱなし。大袈裟な表現があるわけじゃ無くてそれこそ間が感情を伝えてくれる。読み終わった後、もう一回読んでみるとナツコの日常や周りの人との関わりがすごく貴重なものにおもえるな〜。お父さん辛いな、けど現実でも全然起こることだもんなぁ。 図書館で借りたものだけどこれは今後も読んでいきたいから自分で買おうと思った。すごく良い作品だったなぁ

Posted byブクログ