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ザ・ベストミステリーズ(2023) の商品レビュー

3.3

9件のお客様レビュー

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2024/10/11

北山猛邦さんの「神の光」面白かった! あと浅倉秋成さんの「ファーストが裏切った」が不思議な感じで印象に残る。

Posted byブクログ

2024/06/04

 櫻田智也さんの新刊が出たなあというのを横目で見ながら、とりあえず『赤の追憶』と、読んだことない作家さんのいまどきの作品もつまみ食いできるしと、本書を図書館で借りて読んだ。『ザ・ベスト・ミステリーズ』というだけあって巻末の二〇二二年ミステリー総論も情報量がすごい。  個人的には好...

 櫻田智也さんの新刊が出たなあというのを横目で見ながら、とりあえず『赤の追憶』と、読んだことない作家さんのいまどきの作品もつまみ食いできるしと、本書を図書館で借りて読んだ。『ザ・ベスト・ミステリーズ』というだけあって巻末の二〇二二年ミステリー総論も情報量がすごい。  個人的には好みに合う作品は多くなく、むしろやっぱり櫻田さんの新刊買おうという気持ちになった。アンソロジーで「どれもけっこう楽しめた」というのは有り難いことなんだなという実感も得た。 ■西澤保彦『異分子の彼女』 ■秋山秋成『ファーストが裏切った』 ■鵜林伸也『ベッドの下でタップダンスを』 ■川瀬七緒『美しさの定義』 残酷だなあ…。でも被害者の手仕事や勉強ぶりから推理していくのは面白かった。 ■北山猛邦『神の光』 『神の灯』だ!一夜にして、なんと街が消失。真相に入る前に、これまでに読んだ巨大なもの消失系(森博嗣、クイーン、泡坂妻夫)のおさらいをしてしまった。その前段の、一攫千金を狙うジョージの冒険もハラハラと手に汗握って読んだ。黒ずくめの男たちに接触されてるけど無事、っていうところは気にしなくていいのか。 ■櫻田智也『赤の追憶』 こうして並べて読むと圧倒的に小説としての満足度が高かった。それでいてミステリー性も失わず。エリ沢君久々に会えて嬉しい。泡坂妻夫『赤の追想』との関連はわからなかった…。 ■米澤穂信『倫敦スコーンの謎』 美味しいスコーン食べたい〜〜〜。この作者さんも有名なのは知っていたが初めて読んだ。日常の謎の極み!小市民シリーズというのですね。また、国名シリーズもじり作品も実は初めて読んだ。本家と違ってタイトルそのままの内容だった。

Posted byブクログ

2024/01/01

年内には間に合わず。 全部良かった。毛色も違うし。謎の面白さは『ファーストが裏切った』が一番。短編的には『異分子の彼女』と『神の光』が好き。

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2023/12/24

アンソロジーなんだけど、一作品が心にしみる  櫻田智也さんの「赤の追憶」が非常に良かった。どう転んでいくのかさっぱりわからないまま読み進めると、驚愕のどんでん返しが待っていた。決してハッピーエンドではないけれど、心温まるストーリーとはこういうのかな。本作だけで★3つだ。

Posted byブクログ

2023/10/11

CL 203023.10.9-2023.10.11 七人の作家のミステリアンソロジー。 米澤穂信さんの小市民シリーズを未読だったので読んでみたくて。今後このシリーズを読むかどうか、やや微妙。 他にもシリーズの一作品があったり、単独だったり、どれも短編ながら読み応え充分。 川瀬七緒...

CL 203023.10.9-2023.10.11 七人の作家のミステリアンソロジー。 米澤穂信さんの小市民シリーズを未読だったので読んでみたくて。今後このシリーズを読むかどうか、やや微妙。 他にもシリーズの一作品があったり、単独だったり、どれも短編ながら読み応え充分。 川瀬七緒のシリーズを読んでみようかな。

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2023/09/24

「異分子の彼女/西澤保彦」 「ファーストが裏切った/浅倉秋成」 「ベッドの下でタップダンスを/鵜林伸也」 「美しさの定義/川瀬七緒」 「神の光/北山猛邦」 「赤の追憶/櫻田智也」 「倫敦スコーンの謎/米澤穂信」 2022年に発表されたミステリーの中から厳選された七編収録の短編集。...

「異分子の彼女/西澤保彦」 「ファーストが裏切った/浅倉秋成」 「ベッドの下でタップダンスを/鵜林伸也」 「美しさの定義/川瀬七緒」 「神の光/北山猛邦」 「赤の追憶/櫻田智也」 「倫敦スコーンの謎/米澤穂信」 2022年に発表されたミステリーの中から厳選された七編収録の短編集。 京極夏彦さんの前書きから始まり、フォントサイズも大きく読みやすそうと思っていたら、まさかの二段組で文字が小さい。 初読みの作家さんが数名いた中で一番印象に残ったのは櫻田作品。 なんの疑いも持たず読み進めていたが思い掛けない真相に涙。 嗚呼やられた。

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2023/09/08

七人の作家の七つの謎とその謎解きのアンソロジー。 シリーズの一部のものもあり、顔馴染の登場人物もいたりして、親しみも増す。謎自体も色とりどりで楽しみが尽きない。初読みの櫻田智也氏の『赤の追憶』に泣かされた。

Posted byブクログ

2023/08/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】「異分子の彼女」 西澤保彦/「ファーストが裏切った」 浅倉秋成/「ベッドの下でタップダンスを」 鵜林伸也/「美しさの定義」 川瀬七緒/「神の光」 北山猛邦/「赤の追憶」 櫻田智也/「倫敦スコーンの謎」 米澤穂信 「異分子の彼女」 「腕貫探偵」シリーズ。過去の殺人。 「ファーストが裏切った」 野球。 「ベッドの下で…」 密室?殺人。 「美しさの定義」 「仕立屋探偵」シリーズ。過去の殺人。 「神の光」 祖父の賭博と街が消えた謎。 「赤の追憶」 「昆虫探偵」シリーズ。 「倫敦スコーンの謎」 「小市民」シリーズ。  シリーズものの一作が多めだが、シリーズを知らなくても読める作品だし、引きずらないからいい。むしろシリーズ紹介になるかも。

Posted byブクログ

2023/07/24

短編ミステリアンソロジー。どれも粒よりです。 西澤保彦「異分子の彼女」、川瀬七緒「美しさの定義」は既読。でももう一度読んでも楽しい作品です。 お気に入りは米澤穂信「倫敦スコーンの謎」。小市民を目指す二人が挑む今回の謎も、些細なようで魅力的なのですが。謎解きはもちろんのことながら、...

短編ミステリアンソロジー。どれも粒よりです。 西澤保彦「異分子の彼女」、川瀬七緒「美しさの定義」は既読。でももう一度読んでも楽しい作品です。 お気に入りは米澤穂信「倫敦スコーンの謎」。小市民を目指す二人が挑む今回の謎も、些細なようで魅力的なのですが。謎解きはもちろんのことながら、この二人の会話が相変わらず楽しいんですよねえ。「不幸になるといいね」「うん。なるよ」で大笑い。小市民はそんな物騒な発言しちゃダメですってば。 櫻田智也「赤の追憶」も読後感がじわっと来る素敵な物語。読んでいて同じ勘違いをしてしまいましたが。真相を知ると、とても納得。 北山猛邦「神の光」にも驚き。UFOでしょ。UFO以外に何があるの? と思ったら……やられたなあ。

Posted byブクログ