怪物の町 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
あかね町に引っ越してきたばかりの高校生・辻浦良太は夜の公園で殺人を目撃した。そこで出会った女性「先輩」に信じがたい話を聞く。あかね町では殺人事件が日常的に起きているが、死体が見つからないので事件にならない。通報すると報復にあい、命を狙われる。住人たちは見てみぬふりをしている。話を聞いてから街ゆく人々に対して殺人の気配とも言うべき違和感を感じられて仕方がない。良太は同じよう殺人を警戒する先輩と親しくなっていくが、ある日先輩が姿を消し…。 殺人者だらけの町という特殊すぎる設定。受賞作の『怪物の木こり』もだいぶ特殊な設定の主人公だったけれど、今回はそれを上回ると思った。後半、良太が危険を顧みず姿を消した先輩を探す展開はハラハラしたが、結末が今ひとつ微妙。 前作よりよかったと書いてる方もいたけど、個人的には『怪物の木こり』の方が面白く感じたかなぁ。
Posted by
前作の「怪物の木こり」よりは面白く読めたかなぁ 設定は面白い、伏線や、モヤモヤさせるひきのラストもよい。 なのに、なんかオシイんよ。 この方の作品、前作の「怪物の木こり」もそうだけど、設定は抜群に面白いのに、細かいストーリーがその面白さに追い付いてない感じがするんよ。うう…な...
前作の「怪物の木こり」よりは面白く読めたかなぁ 設定は面白い、伏線や、モヤモヤさせるひきのラストもよい。 なのに、なんかオシイんよ。 この方の作品、前作の「怪物の木こり」もそうだけど、設定は抜群に面白いのに、細かいストーリーがその面白さに追い付いてない感じがするんよ。うう…なんかホント勿体無い。 なんというか…主人公の良太があまりにもポンコツで読んでてしんどかったり あかね町だけ殺人者が多いとして、 そしてそれが統計のデータでも推察されるレベルとして(人口あたりの「発覚した」殺人事件数すら多いとか)、 そんな地域が「治安が~」とかいって多少の世間の耳目をも集めてない風なのは、 いかに正常性バイアスなんかで語ったとしてもさすがにお粗末に感じるとか 最後の方で、あかね町に限らず、実は殺人って全国そこかしこで行われてるかもよ?(あなたが気づこうとしてないだけで……) みたいなことを示唆する表現がでてくるんだけど、 それが作中の、「意識をむけると、あかね町ではやたら殺人を連想させる出来事が起こっている」とする表現と、矛盾を感じ 「はぁ…」となって白けちゃうとか (あぁ、うまくまとめれない) フィクションだから良いじゃん、と言ってしまえばそれまでなんだけど…そういう引っ掛かる事象があると、とたんに作品の魅力が半減して感じてしまうんよなぁ なんか、なんか、細かいところが行き届いてない感じがする でも、前作よりは個人的には格段に面白く感じたので、次回作も読んでみる、かも。 大本の設定がいつも面白いので、捨てきれないんよな
Posted by
『怪物の木こり』に続く第二弾。 あかね町には、人殺しが沢山いて、至る所で人が殺されている... 果たして、これは夢か真実か? 奇妙な町を舞台にしたミステリーです。
Posted by
読みやすくて、サクサク読めた。 はじめは、おもしろくなりそうな展開だったけど、ラスト、終わり方がモヤっとするなぁ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
続編かと思ったら、「怪物の木こり」とは関係なく別の話。 殺人が普通に行われている町に引っ越してきた主人公が、恐ろしい殺人現場に遭遇する。 ゴミ袋おばさんのくだりにハラハラした。
Posted by
妄想なのか現実なのか、読みながら考えさせられるストーリー。然しながら終盤には一定の結末もあり、なかなか読み応えがあった。
Posted by
手頃なボリュームの1冊。ストーリーや人物すべてが謎なんだけどグロい描写や痛々しい描写は鮮明。苦手な人は注意かも。主人公が他人の行動や意見に簡単に流されてしまうのが少し不自然…。
Posted by
奇妙な街での殺人。妄想なのか真実なのか。…。 昔から、気になったことは確認せずにはいられない主人公。そうゆう性質から始まるストーリー。☺ ヒトコワだ。
Posted by
いい意味で読むのがしんどい 読む体力はあるのに読む気力が削がれる感じ 主人公が正しいのか、町人が正しいのか、わけ分からんくなるし、最後まで訳分からん、読み進めのが怖くなる けど、面白い
Posted by