影踏亭の怪談 の商品レビュー
ルポタージュ形式で綴られる実話怪談風ミステリ。 特に『影踏邸の怪談』から『朧トンネルの怪談』へ繋がる展開で衝撃を受けた。こうきたか! そして「最強の幽霊屋敷」同様、最後の最後まで油断できない。 このラスト、好みです!! あれ?この文章、矛盾してない?と思わせる矛盾した手法(らしい...
ルポタージュ形式で綴られる実話怪談風ミステリ。 特に『影踏邸の怪談』から『朧トンネルの怪談』へ繋がる展開で衝撃を受けた。こうきたか! そして「最強の幽霊屋敷」同様、最後の最後まで油断できない。 このラスト、好みです!! あれ?この文章、矛盾してない?と思わせる矛盾した手法(らしい)でいっそう気味の悪さを増幅させる。 おもしろかったです。
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ホラー(非現実的)とミステリー(現実的)のどちらも両立させながらちゃんと融合できててとても良かった。
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4.2点 こっわ!おもろ! ミステリーとホラー(怪談系)が絶妙な塩梅でミックスされており、ミステリーファンもホラーファンも、どっちも満足させてくれる最&高!な作品でした! ラストの衝撃と鳥肌をみんなにも感じて欲しい!
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怪談作家・呻木叫子。民俗学の知見を生かし、ルポ形式の実話怪談を著している。叫子や叫子の周りの家族・友人たちが見舞われたのは、密室に関連した怪談だった。 連作短編集。 表題作「影踏亭の怪談」 叫子が自宅で拘束されて、瞼が髪で縫い付けられているところを弟が発見する。...
怪談作家・呻木叫子。民俗学の知見を生かし、ルポ形式の実話怪談を著している。叫子や叫子の周りの家族・友人たちが見舞われたのは、密室に関連した怪談だった。 連作短編集。 表題作「影踏亭の怪談」 叫子が自宅で拘束されて、瞼が髪で縫い付けられているところを弟が発見する。ラストが驚きだった。いつの間にそんなことに…。 「朧トンネルの怪談」 入り口付近を撮影していた…ということにはこんな抜け道があるんだな。 いくら好きな人のためとはいえ、そこまで出来るのか。 「ドロドロ坂の怪談」 色々な怪異が混じった怪談という感じがした。お化け?幽霊?は、誰を探しているのだろう。 「冷凍メロンの怪談」 叫子がまた事件に。今度は、冷凍メロンが頭を直撃して昏倒。大変。 冷凍メロン事件の端緒ともなる事件も見えてくる。 叫子が昏倒した事件自体の真相はあっさりしたものだったが、他の事件の関連が不気味。ラストも怖い。
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主人公のルポと取材時の状況などを交互に読んでいくような作品。 ホラー(怪談)とミステリーを掛け合わせた短編集。 ホラー(怪談)としてゾクゾクするような作品でありながら、ミステリーとしての側面も持ち合わせていて面白い作品。 最後の終わり方もまたこの作品のホラー(怪談)とミステリーの...
主人公のルポと取材時の状況などを交互に読んでいくような作品。 ホラー(怪談)とミステリーを掛け合わせた短編集。 ホラー(怪談)としてゾクゾクするような作品でありながら、ミステリーとしての側面も持ち合わせていて面白い作品。 最後の終わり方もまたこの作品のホラー(怪談)とミステリーの部分を表しているのではないかと感じた。
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ミステリとホラーの融合の塩梅がよい。またあることは解決するが多くのことは「怪異なので理解できません」とあっさり手放されるのが実話怪談を読んでるなぁという気分にさせて実話怪談好きにもおもしろく読めた。ただ時々、同シーン内で視点主が一部分だけ変わる、という視点の混同が見られたので少し...
ミステリとホラーの融合の塩梅がよい。またあることは解決するが多くのことは「怪異なので理解できません」とあっさり手放されるのが実話怪談を読んでるなぁという気分にさせて実話怪談好きにもおもしろく読めた。ただ時々、同シーン内で視点主が一部分だけ変わる、という視点の混同が見られたので少し気持ちが途切れるところがある。
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ホラーとミステリが融合した傑作短編集。「ホラー」パートの奇妙な現象は心をざわつかせ、「ミステリ」の解決編パートは「ホラー」パートの怪奇な現象の謎が氷解するカタルシスが得られる。特に標題作『影踏亭の怪談』と最終話『冷凍メロンの怪談』はラストの衝撃が大きかった。ミステリ・ホラーファン...
ホラーとミステリが融合した傑作短編集。「ホラー」パートの奇妙な現象は心をざわつかせ、「ミステリ」の解決編パートは「ホラー」パートの怪奇な現象の謎が氷解するカタルシスが得られる。特に標題作『影踏亭の怪談』と最終話『冷凍メロンの怪談』はラストの衝撃が大きかった。ミステリ・ホラーファン必読の一冊。
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実話怪談作家「呻木叫子」のルポルタージュを織り交ぜた4篇の短編集 最後まで読むと「なるほどね~」となるけど「で?」ともなる 怪談とミステリーの融合っぽいけど融合しきれてないところもあって惜しい! 終わり方は好み
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
怪談とミステリのマリアージュ! この手のミステリにおける”怪談”の取り扱いは大体「幽霊の正体見たり枯れ尾花」となることが多いが、この作品はきちんと怪談とミステリが同居している。 怪談もミステリも大好きなのでこれは1粒で2度おいしい。 オムニバス短編かと思いきや、最終的につながって大きなミステリもある点も素晴らしい。 Audibleで聞いたのがまたぞっとできてよかった。 呻木叫子、シリーズ化してほしかったなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
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妙にリアルでとても実話怪談らしく、錯覚してしまう。じわじわくる怖さがなんとも不気味な描写。トリックを解き明かす「呻木叫子」素晴らしい洞察力。最後終わり方が衝撃的だった·····。
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