レーエンデ国物語 の商品レビュー
さあ、革命の話をしよう。 ページをめくる手が止まらなくて、でも読み終えてしまうのがもったいなくて…!物語に浸るってこういう感じだったなと思い出した。子どもの頃、ハリーポッターを繰り返し読んでいたあの頃から30年…?!あの頃の自分と感想を語り合うような、一緒に読み進めるような感覚...
さあ、革命の話をしよう。 ページをめくる手が止まらなくて、でも読み終えてしまうのがもったいなくて…!物語に浸るってこういう感じだったなと思い出した。子どもの頃、ハリーポッターを繰り返し読んでいたあの頃から30年…?!あの頃の自分と感想を語り合うような、一緒に読み進めるような感覚だった。 物語の世界ではとっくに「第三の人生」を歩んでいる自分ですが、この素晴らしいファンタジーを今読めたことに感謝します。続きもどんどん読んでいくぞ〜
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2024年本屋大賞 第5位。 王道ファンタジー。 この世界観についていけるか、、最初のページで不安になるも、あっと言う間に惹き込まれ、レーエンデ国に魅了されていく。 想像し難い風景が、読んでるだけで目の前に広がっていく。 ユリアとトリスタンの恋。 距離感がもどかしい。 「父」となることで、病が治るのでは、、と期待してしまったので、ラストにかけては、、えー、、と悔しく。。 ただ、弓を射ながら「レーエンデに還る」トリスタンの最期は悲壮ではないのが救いだった。
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ただひたすらにレーエンデ国の世界に引き摺り込まれた。特にクライマックスの雨と花での言葉選びには心が痺れた。決してハッピーエンドとは言えないけれど、ユリア達の思いは必ず後世の者達に受け継がれていく。レーエンデに自由を!
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巧みな描写と細部まで作り込まれた世界観ですぐにレーエンデの世界に入り込めた。 キャラクターが生き生きとしていて、感情移入しやすいのもあり、夢中で読んだ。 重めのストーリーの割に、会話は軽妙なので、少し違和感もあったものの、そのおかげで読みやすくもある。中盤以降の怒涛の展開にハラハラし、祈るような気持ちで駆け足で読んだ。 最後、トリスタンの生き様を見届けることができてよかった。 皆が信念に基づき、それぞれの役割を全うしたのだと思うと感慨深い。 あっという間に読み終わってしまい、続きを求めて慌てて本屋に駆け込んだ。 ユリアやヘクトル、トリスタン達が芽吹かせた革命の芽が、今後どのような展開を見せ、花ひらくのか楽しみ。
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すでに続編が出ているから、このままユリア、ヘクトル、トリスタンの話が続くのかと思ったけど、それぞれの人生が最後まで語られててまた違う登場人物で続きが語られるのかな。 ファンタジーだけどやけにリアルで、希望があるのに救いがないみたいな、なんとも切なくなる話だった。 トリスタンはユリアと結ばれず、運命のまま銀呪病で亡くなってしまうし、ユリアの子は奪われたままどうなったかわからず終い。次作以降この子の話なのかな? レーエンデとの交易路もどうなったか分からず、その後が気になるけど、今の登場人物たちはきっかけを作って色々な完成をみることもなかったかと思うと悲しい
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まさに「大人の王道ファンタジー」でした。 おじさんがファンタジー小説を読むのはどうかと思いましたが、すんなりレーエンデの世界観に入り込めました。 ハッピーエンドではありませんでしたが、一人の女性を思う青年の生き様に感動しました。 間違いなく星5の作品です。 次の作品も読みたいと思...
まさに「大人の王道ファンタジー」でした。 おじさんがファンタジー小説を読むのはどうかと思いましたが、すんなりレーエンデの世界観に入り込めました。 ハッピーエンドではありませんでしたが、一人の女性を思う青年の生き様に感動しました。 間違いなく星5の作品です。 次の作品も読みたいと思いました。
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設定が作り込まれたファンタジーで、描写も目の前に世界の情景が広がるよう。 お嬢様育ちの主人公ユリアの初めての労働や初恋など、可愛らしくて和むエピソードもあるけれど、結構シビアな民族間の軋轢や風土病についても同時に描かれており、彼女の人生に深く響いてくる様が切ない。そして今回の物語...
設定が作り込まれたファンタジーで、描写も目の前に世界の情景が広がるよう。 お嬢様育ちの主人公ユリアの初めての労働や初恋など、可愛らしくて和むエピソードもあるけれど、結構シビアな民族間の軋轢や風土病についても同時に描かれており、彼女の人生に深く響いてくる様が切ない。そして今回の物語の締め方で、これがレーエンデ国物語の序章で、彼の国の歴史には名前が残っていない人々が懸命に生きた話なのだったとわかりゾクゾクしてしまった。
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ユリア・シュライヴァは英雄である父と共にレ―エンデに訪れる。「呪われた土地」と呼ばれるレ―エンデで彼女は多くのことを知る。後悔を繰り返しながら成長する彼女と彼女に出会い変化する人々。彼女の身に起こる異変とは、彼女は果たして何者なのか。彼女のレ―エンデを愛した波乱の人生が記されてい...
ユリア・シュライヴァは英雄である父と共にレ―エンデに訪れる。「呪われた土地」と呼ばれるレ―エンデで彼女は多くのことを知る。後悔を繰り返しながら成長する彼女と彼女に出会い変化する人々。彼女の身に起こる異変とは、彼女は果たして何者なのか。彼女のレ―エンデを愛した波乱の人生が記されている。 「革命の話をしよう。」から始まる物語。レ―エンデはどのように変わるのか。 【若松商業高校】
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兎にも角にもプリムラの豹変ぶりに衝撃。天使と悪魔は表裏一体、まるでホノグラム。我が子を思う母性本能の激しさを想う。ヘクトルとトリスタンは、鋼の肉体から命の炎がボーボー出てる感じ。走れメロスみたいだ。
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これは文句なしの満点! ボリュームもさることながら、引き込まれる内容にページをめくる手が止まらない。 久しぶりのファンタジーだったけど、面白かったー。こんなに場面場面が印象的で心に残る本は久しぶり。 もうトリスタンのラストには大号泣。 ユリアと幸せになって欲しかったー。 次回作は主人公がガラリと変わるみたいだけど、まだこの世界に浸っていたい感じだなー。
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