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食欲人 の商品レビュー

4.1

70件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2023/07/15

 生物は、必要なタンパク質ターゲット量に達するまで食べ続けてしまう。    現代の食事は低タンパク質 高炭水化物 高脂肪食が多いため、タンパク質を満たそうとすると自ずと太る。  食物繊維は食欲のブレーキになる。  高タンパク質で低糖質な食事は、早死にするが繁殖数は多くなる。  ...

 生物は、必要なタンパク質ターゲット量に達するまで食べ続けてしまう。    現代の食事は低タンパク質 高炭水化物 高脂肪食が多いため、タンパク質を満たそうとすると自ずと太る。  食物繊維は食欲のブレーキになる。  高タンパク質で低糖質な食事は、早死にするが繁殖数は多くなる。  低タンパク質で高炭水化物食が、成長は遅いが長生き。  高脂肪だとメリットを打ち消す。  超加工食品は太る。   教訓  ①自分のタンパク質ターゲットを理解する  ステップ1 1日のエネルギー必要量を計算する(ハリス ベネディクト法)  ステップ2 このカロリーのうち、どれだけをタンパク質から摂る必要があるかを計算する。   係数 子ども→0.15(15%)      18〜30歳→0.18      妊婦 授乳期→0.20      30代→0.17      中年(40〜65歳)→0.15      老年(65歳〜)→0.20  ステップ3 ステップ2で算出した値を4で割って、1日に摂取すべきタンパク質のg数を算出(タンパク質1gは4kcal) ② 超加工食品を避ける ③ 高タンパク質食品を食べる ④ 繊維を食べる ⑤ カロリー信奉をやめる ⑥ 食べ物を混ぜ物にしない ⑦ 空腹の時に食べる ⑧塩味が欲しいことの意味を知る ⑨ 食欲を信じる ⑩ 運動時は20〜30gタンパク質を摂る Ⅺ 睡眠を利用して食べない時間を作る Ⅻ 体内時計に合わせて食べ、眠る 13 こもらず外に出る  

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2023/07/02

生物学的見地から見た食欲の研究。前半〜中盤までの動物行動学から発展させて人類の食欲に移る書きぶりがとてもドラマティック。素晴らしい本だが、最初の100pはずっとバッタの話なので苦手な人には耐えられないかも。

Posted byブクログ

2023/06/24

食事法に関するベスト本。 日経新聞の広告を見て、そのタイトルと「タンパク質が食欲を決めていた」というフレーズに興味をそそられて購入。 タンパク質ターゲットという概念、食物繊維の役割、現代の加工食品の問題点、これらが科学的知見・実証から記載されているため、納得感があり、学び・発見と...

食事法に関するベスト本。 日経新聞の広告を見て、そのタイトルと「タンパク質が食欲を決めていた」というフレーズに興味をそそられて購入。 タンパク質ターゲットという概念、食物繊維の役割、現代の加工食品の問題点、これらが科学的知見・実証から記載されているため、納得感があり、学び・発見となった。バッタの実験からクモやゴキブリ、ネコと犬、そして人間にまで実験を拡大しており、科学的なアプローチ・思考法も勉強になったほか、著者の熱い想いも伝わり、ある種の感動を覚えながら読み進めることができた。 この本を読んでからかなり食事に気を使うようになり、健康に繋がっていると思う。とても良い本でした。

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2023/06/18

知的好奇心が刺激されまくって脳内物質がドバドバ出た。 自分の脳みそに収まりきらない本はこれまで苦手意識があったけど、キャパが広がったこともあって、自分のこと、人間のことをもっと解明したい欲に駆られた。

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2023/06/18

生物の「食欲」は、必要な栄養素を必要な分だけ食べるように促す。現代人みたいに健康に気を遣ってあれこれ考えていなくても、野生のヒヒや実験室のバッタは、自然と最適な栄養バランスで食事をする。農耕が始まる前の古代人の骨格を見ても、みな健康体だ。(冬眠前などを除けば)食べ過ぎて肥満になる...

生物の「食欲」は、必要な栄養素を必要な分だけ食べるように促す。現代人みたいに健康に気を遣ってあれこれ考えていなくても、野生のヒヒや実験室のバッタは、自然と最適な栄養バランスで食事をする。農耕が始まる前の古代人の骨格を見ても、みな健康体だ。(冬眠前などを除けば)食べ過ぎて肥満になることもない。 では、何らかの理由で適切でない栄養バランスのものしか食べられない場合はどうだろうか。実験室のバッタたちに、2大栄養素であるタンパク質と炭水化物の比率変えながら餌を与えて育てたところ、高タンパク質/低炭水化物のグループは食事量が少なく成長が遅かった。逆に低タンパク質/高炭水化物のグループは食事量が多く、肥満になった。つまり、タンパク質欲と炭水化物欲を比べると、タンパク質欲が勝つ、ということだ。タンパク質欲が満たされるまで永遠と食べ続けてしまう。 人類は狩猟採集生活をやめて、低タンパク質/高炭水化物の穀物を作り始めた。現代の美味しい超加工食品も低タンパク質/高炭水化物だ。しかもその食品には繊維が少ないから、なお満腹感が得られない。こうしてみんな肥満になっていく。 じゃあ、タンパク質をたくさん摂ればいいかというとそうではない。たしかに高タンパク質な食事はダイエットには向いているが、体に悪い影響もおよぼす。実験室のハエに、これまたタンパク質と炭水化物の比率変えながら餌を与えてその一生を追ったところ、高タンパク質/低炭水化物な食事が与えられたハエは寿命が短かった。 現代人は、食欲に従うだけではバランスの良い食事は取れない。意識的に適度なタンパク質を摂り、超加工食品を繊維の入った自然食品に切り替えよう。

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2023/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

食物繊維・高タンパク質が大切。甘いものや油ものに惹かれがちだけど、それは食品会社が戦略として健康よりも売上のために加工食品を作っている。美味しいものはやめられないが、健康に気を遣って考えて食べていきたい。

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2023/06/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わたしたち人間を始めとする 哺乳類や猿人類、そして昆虫やマウス などを元にした食餌実験によって 重要な栄養素がタンパク質であることを 結果を元にわかりやすく説明してくれる。 またそれ以外にも 現代の食環境を取り巻く背景と わたしたちの健康が密接に関わりをもち どういう意識改革が必要なのかもわかる。 定期的に読み返したい。

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2023/05/30

一生し続けていかなければならない「食」。「糖質」「脂質」に比べタンパク質の知識はちょっと不足気味。本書を読み、「食」に関する知識をレベルアップしたい #食欲人 #デイヴィッド・ローベンハイマー 23/5/30出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 ...

一生し続けていかなければならない「食」。「糖質」「脂質」に比べタンパク質の知識はちょっと不足気味。本書を読み、「食」に関する知識をレベルアップしたい #食欲人 #デイヴィッド・ローベンハイマー 23/5/30出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き #読みたい本 https://amzn.to/42hL7fw

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2023/05/13

生命の食欲がタンパク質の摂取量に起因する。なるほどと思わされる視点でした。人類が「精製」されたものを食するようになってからの時間は進化の速度からすると極めて短い時間であり、それが本来必要とするバランスを検知する能力を混乱させてしまっているのだろうなと考えさせられた。トレーニーとし...

生命の食欲がタンパク質の摂取量に起因する。なるほどと思わされる視点でした。人類が「精製」されたものを食するようになってからの時間は進化の速度からすると極めて短い時間であり、それが本来必要とするバランスを検知する能力を混乱させてしまっているのだろうなと考えさせられた。トレーニーとしてはタンパク質濃度が高い食事を続けていると寿命が縮まるという点については非常に悩ましい思い。。

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2023/05/13

「タンパク質欲が満たされなければ、動物はそのまま食べ続ける。いったん十分なタンパク質が得られれば、摂食を促していた食欲は止まる。」 健康のためにも、タンパク質、食物繊維ファーストで食べるのを意識しようと思った。超加工食品を避けて、ホールフードを食べよう!

Posted byブクログ