メロスの翼 の商品レビュー
結構酷い話だけど、ストーリーテリングのうまさでさらっと読めてしまう。もっといい話にも出来たと思うけど。。
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少年たちの友情ってやつに弱いんだな。舞台は清水。余計に入り込んでしまう。死んでくれと思うクズな人間って残念ながらいる。手を下してしまう方が悪いのわわかるが…イケメン羽根がな謎。でもこんなバトンの繋がり方があってもいいかも。
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2024隣人を思いやる青年たちと温かい心を持ち続けた少年少女3人の物語。これは映画化いやテレビでワンクールやって欲しい。生きる意欲を無くして他人を襲うような人たちに読ませたい。久しぶりの星五つです。
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面白くて一気読み。 過去と現在が行ったり来たりしながら 段々と進んでいくストーリーが斬新でテンポもよく、終始面白い。 一度散らばった登場人物が最後にはたっぷりの愛と絆でまた一体となるラストもとてもよかった。
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純粋なスポーツ小説かと思いきや、まさかの展開にただただ驚きました。翼も啓太も美玲も幸せになってほしいです。卓球の描写も臨場感があって、良かったです。まさにメロス。今度は翼がバトンを持って必死に走る番ですね。
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友情と絆の物語 人と人との繋がりが「毛利翼」という青年の人生を動かしていく 東京アリーナで開催されているのは、卓球の世界規模の大会「第一回東京レガシー卓球」 中国人同士の対戦は白熱した展開となっている。 しかし選手の一人、毛利翼(マオ・リーイー)のユニフォームの背中に小さな日...
友情と絆の物語 人と人との繋がりが「毛利翼」という青年の人生を動かしていく 東京アリーナで開催されているのは、卓球の世界規模の大会「第一回東京レガシー卓球」 中国人同士の対戦は白熱した展開となっている。 しかし選手の一人、毛利翼(マオ・リーイー)のユニフォームの背中に小さな日の丸がついている!? どういう事だろうか?… 現在と過去が交互に描かれ、次第に重なり合っていくストーリー。 途中からは夢中で頁をめくり、最後には涙が止まらない大感動の物語だった。 ミステリーという面では、途中から展開が予測できるものの、それ以上に強い絆が胸にぐっとくる。 また脇役たちがとても良い。 登場場面は少なくても、それぞれの生き方がちゃんと見えて印象的。 中でも重要な役割を担っているイケメンくんは、もはや脇役ではないのかも知れない。 横関大さんの作品は初読みでした。 難しい表現もなく、さらさらと読める文章は、容易に物語の中へ入り込めるので好きです。 映像化されている作品も多い作家さんなんですね。 他の作品も読んでみたいです。
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ちょうどアジア大会の卓球を見ていたので、読み始めた時にびっくり! あ、この本、卓球だったんだっけ〜! 横関さんの今まで読んだ作品で、今作が一番好きかも。 どうしようもない奴もチラホラ出てきて、読みながら気持ちが入り乱れ…夢中で一気読みしました。 翼のしてしまったこと、最後の一...
ちょうどアジア大会の卓球を見ていたので、読み始めた時にびっくり! あ、この本、卓球だったんだっけ〜! 横関さんの今まで読んだ作品で、今作が一番好きかも。 どうしようもない奴もチラホラ出てきて、読みながら気持ちが入り乱れ…夢中で一気読みしました。 翼のしてしまったこと、最後の一押しの理由が本当に切ない。 ラスト明るさも感じられて、気持ちよく読み終えました。 満足の一冊です。
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不可解な謎は解けて行きます。 面白い事は面白いが自分には理由が理解出来ないですね。 共感出来ない。 走れメロスの卓球版なのかな。
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この物語に鼻白んだ私は人間失格だろうか。途中までは面白かった。しかしドラマチックな展開が想定内っちゃあ想定内で先が読める。かと思ったら終盤にアリエネーヨな出来すぎ設定をぶっ込んでくるのに興醒め。とはいえ良い部分もあって、中国の卓球選手なのに日の丸のアップリケしてる謎のツカミは興味...
この物語に鼻白んだ私は人間失格だろうか。途中までは面白かった。しかしドラマチックな展開が想定内っちゃあ想定内で先が読める。かと思ったら終盤にアリエネーヨな出来すぎ設定をぶっ込んでくるのに興醒め。とはいえ良い部分もあって、中国の卓球選手なのに日の丸のアップリケしてる謎のツカミは興味深かったし、登場キャラクターも直情的でお節介な所がメロスっぽくて味はあった。それにしてもこれだけの高評価作品に水を差す後ろめたさといったら....。単に私と横関作品の相性が良くないのだろう。
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好きな作家の横関大。『著者最高傑作』と帯にあり、期待して読んだが、傑作ではあったが、最高傑作ではなかったかなというのが正直な感想。もちろん面白くないということではなく、横関大はこんなもんじゃないというのが本当のところ。 東京レガシー卓球という大会に出場している毛利翼という中...
好きな作家の横関大。『著者最高傑作』と帯にあり、期待して読んだが、傑作ではあったが、最高傑作ではなかったかなというのが正直な感想。もちろん面白くないということではなく、横関大はこんなもんじゃないというのが本当のところ。 東京レガシー卓球という大会に出場している毛利翼という中国の補欠選手、なぜか背中に日本の国旗を背負っていた。 この謎もさることながら、この後の展開がめちゃくちゃ面白い。 毛利翼は幼少期、虐待に遭っていて、アパートの隣に住むカップルに助けられる。 小学5年生の三崎啓介は、クラスで目立つ存在で、勉強も運動も1番だった。もうすぐ運動会ということで、リレーのアンカー決めがあり、三崎を脅かす人間が現れた。毛利翼だ。 初め翼を敵視していた三崎だが、やがて翼と打ち解け合うようになる。 三崎は家庭の事情により引越しをすることになるのだが、その後も翼とは交流を深めていく。 そして現在、この大会に出ているのは翼なのか。ところが、翼は6年前に殺人の容疑で刑務所に入っていることが明らかになる。この毛利翼という選手は一体誰なのか。何の目的で翼の名前を語って出場しているのか。 青春やミステリや恋愛といった美味しいところを存分に盛り込まれた1冊。十分に堪能できたが、それでも思う。横関大はこんなもんじゃない。
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