物語の種 の商品レビュー

有川ひろ(著者)

2024/09/01

一般から応募された物語の種をもとに作られた短編集。全部ではないけど、大半に宝塚歌劇団が出てきて、有川さん自身が相当ハマったんだなと思った。話の膨らませ方に魅力を感じた。

2024/08/09

あの忌々しい流行病の最中に物語の「種」を募集。
その種を芽吹かせる。
有川ひろさんのキラリとしたワードセンスが素晴らしい。

本文より‥
不運に見舞われた時、「好き」をどれだけ持っているかが耐久力になる。

その通りだ！好き好き上書き‼︎

2024/08/03

コロナ禍中に企画した作品だったんだ！！　めちゃくちゃおもしろかったです(^○^)
宝塚関連のお話しが何本かあったけど、宝塚の沼深いなぁ〜と思いました笑　
どれも素敵でよかったけど、特に「我らを救い給いしもの」「ゴールデンパイナップル」。
「ゴールデンパイナップル」は有川ひろさんの「阪急電車」みたいな感じで描かれてて読んでて楽しめました♪

2024/07/19

コロナ禍で皆んな辛い苦しい思いをしていた頃に、読者からの種を受け取って物語を紡いでくれる作家さんの心意気に敬服

「我らを救い給しもの」が特に好き

私がトゲを抜かなくてどうする、と宣う有川さんの心意気がかっこ良い
そしてトゲは転がしているうちに溶けていったなんて…サイコー

災害時こそエンタメに心を遊ばせて魂を休息させる…との有川さんの言葉に激しく同意

2024/07/11

久々の有川ひろさん作品。
［種］をネタに、10話のショートストーリーが描かれる。
物語の中に散りばめられているキーワードから、『県庁おもてなし課』『阪急電車』『旅猫リポート』などを思い出しながら……。クスリと笑わせられる安定の会話を堪能した。

2024/07/07

心がふわっと暖かくなる本だった。
ゴールデンパイナップルは「阪急電車」を読んだ時と同じく、電車で乗り合わせる他人にそれぞれの人生や日常がある事を思い出させてくれて良かった。
自分サイドからの勝手な視点で他人を盗撮してSNSに晒す事が散見されるこの頃だけど、他人を尊ぶ気持ちというか他人の立場も尊重する気持ちを忘れてはいけないなと思った。

2024/06/26

第一話　SNSの猫　
SNSで目にした保護猫に心を鷲づかみにされた主人公。
ある日、事件が起きて……。
第二話　レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや
祖母を亡くした妻、父を亡くした旦那。
二人の会話から見えてきたのは……？
第三話　胡瓜と白菜、柚子を一添え
静岡生まれの旦那の実家にて、高知生まれの妻は何を思う？
第四話　我らを救い給いしもの
中学の社会の時間にクラスメイトが発したある意見に、主人公は痺れた。
第五話　ぷっくりおてて
小学生の夏休みに祖父の家に預けられた主人公の、ほのぼのハッピーな成長譚。
第六話　Mr.ブルー
ある家電メーカーで出世街道驀進中の研究所長には、意外な秘密があった。
第七話　百万本の赤い薔薇
ある夫婦の、40年にわたる結婚記念日の物語。
第八話　清く正しく美しく
エステサロンに勤める主人公。
強欲な店長の元で働くことに悩んでいて……。
第九話　ゴールデンパイナップル　
祇園祭によさこい祭。
祭の復活は、やっぱり嬉しいもので。
第十話　恥ずかしくて見れない
ある家電メーカーで働く主人公は、3歳年上の先輩のことが気になっていた。
(アマゾンより引用)

2024/06/23

新型ウイルスの話が続く。あの頃なんかヤバかった話だ。そんな中でも生まれた短めのお話たち。
それぞれが温かくって嬉しい。それでも長いお話が読みたくなる。宝塚には興味が出てきてしまった。みんなみたいにハマることもあったりするのだろうか?

2024/06/18

コロナ禍にこんな遊びをなさっていたとは知らなんだ。宝塚に振り切り過ぎている気もするけど、不幸な終わり方をする話がないのが嬉しい。

2024/06/08

めちゃくちゃ面白かった！！
一時期宝塚にハマっていた私には「タカラヅカファンはこういうこと言うよねー！」という言い回しがたくさんあったり、絶妙にスターの名前ももじっていたり（笑）
阪急梅田のジューススタンドも、存在は知っていたけどジュースを飲んだことはなかったので今度行ってみたい。
どれも面白かったけど、「ぷっくりおてて」（これは宝塚関係なし）がなんだかじんわりと良かった。