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法廷遊戯 の商品レビュー

3.9

227件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

    105

  3. 3つ

    53

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    0

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2024/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オーディブルにて。 みれいに対して同じ罪である冤罪をつけるというだけでなく、法廷に対しても同じ罰を与えるために冤罪を生み出す場面を作り出してるのがすごいと思った。 無辜に対する制裁、など音だけではピンとこないところもあったけど総じて面白かった。 映画も見てみたい。

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2024/03/21

映画化をきっかけに手に取った一冊。 同じロースクールに通った3人が 被害者と加害者と弁護士という 立場に変わったことは知ってた。 だから 3人に一体何があったのか 問題が解決したら関係はどう変化するのか ずっと気になりながら読みました。 ずっと事件の鍵が見え隠れしているのに...

映画化をきっかけに手に取った一冊。 同じロースクールに通った3人が 被害者と加害者と弁護士という 立場に変わったことは知ってた。 だから 3人に一体何があったのか 問題が解決したら関係はどう変化するのか ずっと気になりながら読みました。 ずっと事件の鍵が見え隠れしているのに 最終章まで事件の真相が掴めなくて 一体どんな秘密が隠されているのか 気になって仕方なかった。 この事件の裏には 被害者の法廷に対する思い、 今回の事件のきっかけになった出来事、 加害者と弁護士の2人の関係性、 冤罪を晴らし再審請求を通すための方法、 無辜ゲームの本当の狙い。 幾つかの事実や想いが絡み合って 最終的にひとつの真実にたどり着いた時 私は確かに混乱したはずなのに なぜか頭の中はすっきりしていた。 すごく矛盾しているけど 正反対の感情が一気に押し寄せてきた。

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2024/03/17

始まりは学生同士の法廷ゲームかと思っていたけど、その一つひとつの出来事が全て繋がって… 無辜の制裁 面白かった!!

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2024/03/15

面白かったです。 美鈴が話してくれないモヤモヤ感がずっと続いて、だからこそ続きが気になってページをめくる手が止められませんでした。 説明はしてくれるんですけど「・・・ん?」と思う専門用語が偶にあったりはしましたが、ストーリーは問題なく進められるから大丈夫です。 楽しみながら法律に...

面白かったです。 美鈴が話してくれないモヤモヤ感がずっと続いて、だからこそ続きが気になってページをめくる手が止められませんでした。 説明はしてくれるんですけど「・・・ん?」と思う専門用語が偶にあったりはしましたが、ストーリーは問題なく進められるから大丈夫です。 楽しみながら法律について学べるといった感じでしょうかね。 これは2回目に読んだ方がより楽しめるかもしれません。

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2024/03/13

最初は学生の法廷ゲームかと 思って読み進めていたら 馨、セイギ、美鈴の深い関係性が この無辜ゲームの始まりだったのだ。 難しい法律用語が沢山出て来て 頭の整理が追いつかないない場面 もあったが、後半の二転三転する 3人の過去の繋がりは法では 裁けない人間の弱さや守りたい人 を身を...

最初は学生の法廷ゲームかと 思って読み進めていたら 馨、セイギ、美鈴の深い関係性が この無辜ゲームの始まりだったのだ。 難しい法律用語が沢山出て来て 頭の整理が追いつかないない場面 もあったが、後半の二転三転する 3人の過去の繋がりは法では 裁けない人間の弱さや守りたい人 を身を挺して守る為に犯した罪 をどう償うのか、三人の選んだ選択は 裁判で割り切れる物では無かった。 無辜ゲームを仕掛けた馨はこれを予期 していたのだろうか。

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2024/03/10

仕事が忙しい上に体調まで悪くなって本を読むのも感想を書くのも滞る。 少し良くなったので、薄れてしまわない内にエキスだけでもと書き留める。 底辺のロースクールに通う清義と美鈴に、既に司法試験に受かりながら在学する秀才の同級生・馨、3人の物語。 最初から最後まで、繊細で論理的、緊張...

仕事が忙しい上に体調まで悪くなって本を読むのも感想を書くのも滞る。 少し良くなったので、薄れてしまわない内にエキスだけでもと書き留める。 底辺のロースクールに通う清義と美鈴に、既に司法試験に受かりながら在学する秀才の同級生・馨、3人の物語。 最初から最後まで、繊細で論理的、緊張感が張りつめた話が進む。 学生たちのお遊びだった「無辜ゲーム」がエスカレートし次々と起こる事件が薄気味悪く、次々と明らかになる過去の出来事がいちいち衝撃的。 終盤の法廷劇は、同害報復、再審請求、公訴時効といった法の考え方や仕組みに沿って、散りばめられた様々なピースが完成形に向けて組み立てられていき、最後まで理詰めで、それ故に起こる二転三転がこちらの予断を上回る。 同じ施設で育ち互いを護ろうとした清義と美鈴の社会に対する見方が哀しい。 妻に愛想を尽かされ死んだことにさせられて墓まで建てられた権田の話が妙に記憶に残る。

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2024/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ようやく手に入れて読んでみた。 とてもページの進む法廷ミステリーでした。 法律が沢山出てくるだろうから少し難しいのかと予想していましたが、全然そんなことはなく、素人でも理解できるようになっていて読みやすかったです。 無辜という言葉について、罪に対する罰について、ここまで深く考えたのは初めてです。 真相がうわぁ…て感じでまたよかったです。 どんどん読めたので、次の不可逆少年という作品も楽しみです。

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2024/02/27

控えめに言って大好きな内容でした。 面白すぎて時間も忘れて一気に読みました。 人にはそれぞれの人生があって、恨み、愛情、罪悪感など、繋がって欲しくないところが繋がり、手に届くものがあと一歩で届かなかったりと…苦しいなぁ〜………と思いながら読みました。

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2024/02/27

あー、一気に読んじゃだ 体調不良なのに けどそれくらい引き込まれました 3回読まないとわからない文もあったけどね 法律っておもろいなってのが素直な感想 弱者の武器 無知が1番のなんちゃら って聞いたことあったけど それゆえに法律を武器に引き換えて戦おうとした人たちのお話。歯車が...

あー、一気に読んじゃだ 体調不良なのに けどそれくらい引き込まれました 3回読まないとわからない文もあったけどね 法律っておもろいなってのが素直な感想 弱者の武器 無知が1番のなんちゃら って聞いたことあったけど それゆえに法律を武器に引き換えて戦おうとした人たちのお話。歯車がずれたのは、きよよしか、みれいか?いや、おとなの不条理な行動や、軽はずみな言葉が、大きな憎悪と復讐心を掻き立てた。 人間の意志の弱さや、強さが両方現れた凄まじいミステリーだった 罪を認めて罰を受け入れる 罰を拒否して罪を受け入れる 他の人の感想見て思ったことは、3人全員とも正義を貫いたっていうこと、セイギと馨は、友人だったと言うこと。 罰を持って、許しと受け取ることができること、 この辺りがすごくすごく切なくて、 この3人がまた違う世界で、愛をずっっと受けて生きられます様に。 と、願うばかりや

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2024/02/24

衝撃的だった。 法学部のロースクールで行われてた 無辜ゲーム。 そこから3人の学生が、被害者であり、加害者でもある。 最後の最後まで、事件の真実が覆され続け、 最後の答えに衝撃。 全ての伏線が怒涛の勢いで終息され、それぞれの罪と罰が明らかに。 無辜と同害報復 作中に置いて、キー...

衝撃的だった。 法学部のロースクールで行われてた 無辜ゲーム。 そこから3人の学生が、被害者であり、加害者でもある。 最後の最後まで、事件の真実が覆され続け、 最後の答えに衝撃。 全ての伏線が怒涛の勢いで終息され、それぞれの罪と罰が明らかに。 無辜と同害報復 作中に置いて、キーとなる概念。 最後にはっとせられ、それでいて悲しい結末とすこしの救い。 さすがの弁護士さんの作品でした

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