黒猫と語らう四人のイリュージョニスト の商品レビュー
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この行き場のない気持ちを!!どうしたら良いのですか!! 発売してからしばらく時間が経ってしまって、ようやく読めたと思ったら。。。いや逆にゆっくり読めたこのタイミングでよかった。そうじゃなかったらどうなっていたことか。。。 今回は黒猫視点がメインと聞いていたのでどんな感じになるかなと思ったけど、他者から見ると黒猫は得体の知れない者に見えるんだなと。今までは付き人ちゃんやその時の相方視点からの黒猫だから余計にそう思うのかも。特に付き人ちゃんとは、「2人で1つ」と言っても過言じゃなかったしっくりしたものがあったあったから。どっちが欠けてもダメだった。 分かってるんです!今の付き人ちゃんが成長して変わってきて……分かってるんですけど!!受け入れられない(完全に私的感情)。長い間ずっと黒猫と付き人ちゃんと一緒にポーの作品を通じていろんなことを考えてきたから、余計に。。。映画のところで私は「最終回なのかなこれ」って悟りましたもん。こんなモチーフの数々を。。。 黒猫に「私的感情が多すぎる」と言われそうなのでこのへんにしておいてやります。 ハラスメント(特に性にまつわる)話だったり、トレパクの話だったり、炎上だったり。美的視点からの考え方にいろいろ一緒になって考えつつ、ポーの作品も知らなかった作品をまた知れて。トレパクの話は他人事ではないし、何度か出てきているコピーや模倣の話にもつながったので自分の中でもおもしろく読めた。過去と記憶について黒猫自身に言い聞かせていたとするなら。。。あのですね(以下略 追記 森先生があとがきを書いてらっしゃいました。これでだいぶ救われました。。。 https://note.com/millionmaro/n/n6a0e9b7426f3?sub_rt=share_b
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読後に考えたのは、理想と現実のちがいについて。 夢は、幻想は、どれだけ現実に近くとも現実にはなれないのかななどと考えてしまった。黒猫含め様々な人と出会い、対話していく中で成長し、身の回りの環境が変わっていく中でした彼女の決断を尊重したい。 過去は忘れるべきなのかどうか。解釈のずれが見られたが、どちらも正しいと思える。過去は変わらないし消えない。私は忘れないと言う彼女の成長と強さを垣間見た。
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ショックだなああ。 確かに一緒にいる未来ってどちらかに無理が生じる感じだったけども。 付き人の方が我慢する未来は黒猫も望まないだろうし。母のこともあってそれも無理だし。 付き人がきちんと自分の頭で考えられる自立した人だからこその決断。 安直なハッピーエンドにしないのはいいかも。 結末から読み直すと、そういうことだったのかと衝撃…。 まだショックを引きずっている…。 人生のほろ苦さと共に、また何かのタイミングで黒猫と交わることになってもいいかな。
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2023/07/04 読了。 図書館から。 遂に名付けてこなかった黒猫と付き人の関係性に 終わりが…。 付き人が自分をもって成長したってことなんだと思うんだけど、黒猫は付き人なくしたら寂しいとか思わないのかな…。 美学って…。黒猫はそれを誰に伝えたいんだろうとも思うけど、灰島さんも今の付き人にいい人なんだよな。 んー次の展開が気になる。
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え、マジですか?マジですか? 個々の物語も結構好きだったんだけど最後の衝撃で全部持って行かれた。 ぶどうのうたのエピソードが一番好きかな。 でも少年の美しさを切り取ろうとしたあのエピソードの苦々しさもなんとも言えん。 しかしこの終わりが実に受け入れ難い。 黒猫に置いていかれ...
え、マジですか?マジですか? 個々の物語も結構好きだったんだけど最後の衝撃で全部持って行かれた。 ぶどうのうたのエピソードが一番好きかな。 でも少年の美しさを切り取ろうとしたあのエピソードの苦々しさもなんとも言えん。 しかしこの終わりが実に受け入れ難い。 黒猫に置いていかれたのは私たちだ。 黒猫が余韻なく立ち去ったことに黒猫の葛藤も感じるのだが、置いていかないで欲しかった。。。 2023.7.15 113
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このシリーズ初めて読みました。 言葉が難しくて、すんなり入ってくるところと、何度も読み返してようやく理解できるところとがありました。“衝撃の結末”と言われたら、そうなのかな…という感じ。 最初に書かれていた「これまでとこれからを分ける境界線」は婚約。 葛藤しながら、黒猫を探す。 ...
このシリーズ初めて読みました。 言葉が難しくて、すんなり入ってくるところと、何度も読み返してようやく理解できるところとがありました。“衝撃の結末”と言われたら、そうなのかな…という感じ。 最初に書かれていた「これまでとこれからを分ける境界線」は婚約。 葛藤しながら、黒猫を探す。 見つけた後での境界線は、また違うことだった。 人生の転機が来たとき、正解がわからずに悩む。 でも、悩んで決めたら、振り返らずに、後悔せずに、前見て進んで行きたいなと思う。
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自分の脳だけでは結末の理解ができず。本当にこの結末で合ってるの?と思いつつ、節々でおかしいな、怪しいなという点はあったのに。毎回ちょっとした点が最後の最後に線になるという…。 身近な人、今まで二人三脚できた母が病に罹りキーパーソンは自分となった時、ひとりで物事を考えるのって辛いよな…そんな時にあんなプロポーズされたらそりゃ揺らぐわな…この先どうなっていくんやろ…。
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本当に「衝撃の結末」でした。 婚約は黒猫と付き人の間で交わされたことかと思って読んでましたが、最終話で、まさかの灰島さん! このシリーズ、ここで完結なのでしょうか?まだまだ続きはあるのでしょうか? 私の中では付き人の気持ちがまだ上手く掴めません…。
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今回、何となく不安な気持ちで読み進めてましたが、確かに衝撃的なラストでした。 思えば、節々に決定的な関係をハッキリ言わない付き人の気持ちが解らず、それでも黒猫を追い続けてるのも違和感がありました。 このまま2人は完全に別の道へ歩き始めてしまうの?え?これが最終巻なの⁉︎疑問がいっぱいでした。 次巻は未定みたいですが、是非ともハッピーエンドをお願いします!
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美学を芯にして紡いできたこれまで。 集大成と言うべきこの本でした。 ミステリアスなイリュージョニスト4人の物語と、失踪した「黒猫」を捜そうとする 「付き人」の胸打つ想いが錯綜する。 そして、最終章「黒猫」から語られた言葉は… これでこのシリーズ完結なのですか? 放り投げられた感が否めません。 これまでの甘酸っぱいトキメク思いすべてブラックホールへ。 美学とはこんなにも刃物の切っ先のようなものなの?忘却すべきモノなの?
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