西成で生きる この街に生きる14人の素顔 の商品レビュー
大阪で日雇労働者の街として有名な西成について。釜ヶ崎、あいりんと呼び名はありますが、本書では西成の名で統一されています。そこに現在生きている人を訪ねてはインタビューを行い、その街の姿を浮き上がらせていく、そんな作業から見えてくるものを書かれています。日雇労働者を手配する人や、高齢...
大阪で日雇労働者の街として有名な西成について。釜ヶ崎、あいりんと呼び名はありますが、本書では西成の名で統一されています。そこに現在生きている人を訪ねてはインタビューを行い、その街の姿を浮き上がらせていく、そんな作業から見えてくるものを書かれています。日雇労働者を手配する人や、高齢化に伴い必要になるサービスに携わる人々、街の過去に関わってきた人、過去から現在も関わっている人。様々な人々がこの独特の世界の中で生きているということが実感できます。インタビューなので、聞き出せない部分もあり、また真実かどうか分からない話もあったりすると思いますが、重たい口をどうにか開いて聞き出す著者の努力を感じる内容でした。
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