猫を処方いたします。 の商品レビュー
誰もがいつでも辿りつけるわけではない不思議な場所、「中京こころのクリニック」。縁あって訪れた患者さんたちが、猫を処方される物語。 猫たちが可愛くて、彼らに骨抜きにされている人間たちもある意味可愛くて、ほんわか心地いい。私も猫を処方された気分になっていたかも。 最初から変なクリ...
誰もがいつでも辿りつけるわけではない不思議な場所、「中京こころのクリニック」。縁あって訪れた患者さんたちが、猫を処方される物語。 猫たちが可愛くて、彼らに骨抜きにされている人間たちもある意味可愛くて、ほんわか心地いい。私も猫を処方された気分になっていたかも。 最初から変なクリニックなんだけれど、少しずつ謎が明かされて、最終章で看護師千歳さんのストーリーは完結かな。ニケ先生の物語も気になるし、続編も楽しみだな。
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猫を処方してくれる病院。 え、どういうことよ?と頭が考えるより先に、 いいな〜私も処方して欲しい〜と思うのは 猫好きの性なのか。 2度目に訪れることは出来なくなる仕様なのかと思いきや、 2話目からは猫を返したり、やっぱり引き取ったり。 この病院の目的がいまいちよくわからないな…と 読み進めるうちにかなりの訳あり病院で、 そもそも医者と看護師の2人が訳ありだった。 最初に思った『え、どういうことよ?』は ここで使うべき言葉だったらしい。 ちょっとずつ謎が小出しになって、 わからないまま終わった。猫のような小説。 いつか終わりが来るこの病院の最後を見届けたい。 それまでには、私に猫を処方して欲しい。
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ニケ先生と看護師のやりとりが面白く病院に行くと必ず猫を処方されてしまうお話です。かわいいし不思議だし、色々謎もあります。
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一話目 猫がきっかけでパワハラ上司からもブラック企業からも逃げられ、新しい職場も決まり住居も一新(の予定)。 流石猫様様✨ 二話目 人を褒めることは何気に労力使うけど、ちょっと褒めるだけでも相手が喜んでくれるならそんな労力安いもんーー。 それはいいけど、そこからがなぁ……猫をSNS映えだのいいね稼ぎに使うんじゃねーよ……(ー ー;) 三話目 生き物を飼うことの難しさを理解出来ず無自覚に残酷なことをしてしまったことと、厳しいと思っていた母と知らず知らずのうちに同じ言葉を娘に発していたことの負い目を感じていたけど、新たな白猫コユキちゃんの登場で少しずつ良い方向に進んでいきそう。頑張れと言いたくなる。 ところでこのクリニック、必要としてる人にしか辿り着けない不思議なところなんだろうなくらいに思ってたらおっと急なホラー感…^^; 四話目 しっかりしなくちゃちゃんとしなくちゃの呪縛に囚われすぎてる人の話。 自分ではしっかり者と思ってたけど実はそうじゃなかったことを受け入れて肩の力を抜いてみるって、今回の猫みたいにきっかけがないと簡単そうでいて結構難しいもんだよね。 五話目 あび野さんと千歳。 そういうことか………私も娘同然の猫がいるからもしいなくなったりしたらなんて思うと(勿論そんなこと考えたくもないけどよぎってしまう…)辛すぎて読みながらボロ泣きしてしまった……( ; ; ) 大事な家族がいなくなってしまったら前を向くなんてそうそう出来そうもないし私だったら自信がない。だけどあび野さんは少しずつでも心の穴が埋まっていってミミ太と絆を深めていけたらいいな。 「猫持ってきて」って言い方が読んでてどうしても嫌で「連れてきて」って言って欲しいと思ってたけど、このお話では「猫=薬」だから仕方ないんだよなぁと無理やり納得。 でも「大抵の悩みは猫で治る」「しんどい時は我慢せず猫に頼る」「猫は百薬の長。そこらへんの薬より猫の方が効く」 は大いに大賛成✨
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猫好きさんは絶対ハマる。 てか別に猫好きでない人もハマる。 猫好きではない友人から、「とっても癒された。面白かった。病院なのに薬ぢゃなくて猫を処方されるんだよ」と、勧められて読んでみた。 もうどっぷり一気読み。 京都弁もいい。ストーリーもいい。 なんかちょっとモヤッとしていたこと...
猫好きさんは絶対ハマる。 てか別に猫好きでない人もハマる。 猫好きではない友人から、「とっても癒された。面白かった。病院なのに薬ぢゃなくて猫を処方されるんだよ」と、勧められて読んでみた。 もうどっぷり一気読み。 京都弁もいい。ストーリーもいい。 なんかちょっとモヤッとしていたことが、この本を読むことでちょっと薄らいだ。 で、続きも急いで購入した。 しばらくはこの世界にどっぷり浸りたい。
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京都にあるメンタル系クリニックを訪れた秀太はやる気のなさそうな医者と看護師からネコを処方されて帰宅。おかしい、ブラックな会社の相談に行ったのに?という風に、全五話同じクリニックにかかる患者目線のちょっと不思議なお話。ネコを処方する病院の正体も少しずつ明らかになっていきます。ネコ好...
京都にあるメンタル系クリニックを訪れた秀太はやる気のなさそうな医者と看護師からネコを処方されて帰宅。おかしい、ブラックな会社の相談に行ったのに?という風に、全五話同じクリニックにかかる患者目線のちょっと不思議なお話。ネコを処方する病院の正体も少しずつ明らかになっていきます。ネコ好きなら間違いなく面白い本。ちょっと青山美智子テイスト感じます。大人の関係も出てきたりするので中学校から。
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淡々と癒し系の単話か~と思ってたんですが、最後にウルッときちゃいました。 続きがあるのは知ってるんですが、ここで終わるのもいいような……迷います。1巻終わりでも素敵なお話でした!って感じです
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1巻の1話だけ読んだ後、2巻と3巻を読破していたので、ようやく1巻の残りを読むことが出来ました。 猫は泣いてまぅぅぅぅ(´;ω;`) 他の巻でお医者さんの方の過去回はあったけど、看護師さんの方はまだやったさかい、ようやく読めました。ずっとやって言うてたのにってセリフ……辛すぎる...
1巻の1話だけ読んだ後、2巻と3巻を読破していたので、ようやく1巻の残りを読むことが出来ました。 猫は泣いてまぅぅぅぅ(´;ω;`) 他の巻でお医者さんの方の過去回はあったけど、看護師さんの方はまだやったさかい、ようやく読めました。ずっとやって言うてたのにってセリフ……辛すぎる…… 言葉では伝わらないものを互いに伝えあっている切ないラブストーリーですにゃんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
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京都の街。薄暗い路地の突き当たりにある雑居ビルの中に中京こころのびょういんはある。 誰しもがたどり着ける訳ではない不思議な病院。 そこでは様々な悩みを抱える患者さんに猫を処方してくれる。 大体のことは猫で治る。好きな言葉です
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京都市中京区麩屋町通上ル六角通西入ル富小路通下ル蛸薬師通東入ル。暗い路地を入り、五階まで階段を昇ると「中京こころのびょういん」に必要な人だけがたどり着ける。すっとぼけたニケ先生と受付のつっけんどんの看護師の千歳に処方されるのは猫という連作短編集。だいたいの悩みは猫で治りますから。その通りかもしれない。薬、心理カウンセラー、メンタルサポートよりずっと効くのだろう。千歳の元飼い主が新たな一歩を進むことができますように。ニケの詳しいは続編に描かれているのだろうか。続きも読んでみようかな。
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