丸の内魔法少女ミラクリーナ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
コンビニ人間のような社会通念が全く通じない人の話を期待していたけど、そうじゃなくて少し残念だった。 展開は全話予測できなくて面白かったけど、私は村田沙耶香が好きなのではなく、『コンビニ人間』が好きなんだとわかった。
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This is 村田クレイジー沙耶香ワールド という感じの短編集。 現実離れしていそうだけど、そう遠くない未来で起こりそうなリアルさで固定概念をぶっ壊される感覚に快感すら覚えてしまいます。 表題作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』は、アニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの大ブームの...
This is 村田クレイジー沙耶香ワールド という感じの短編集。 現実離れしていそうだけど、そう遠くない未来で起こりそうなリアルさで固定概念をぶっ壊される感覚に快感すら覚えてしまいます。 表題作『丸の内魔法少女ミラクリーナ』は、アニメ『おジャ魔女どれみ』シリーズの大ブームの渦中で幼少期を過ごし、小学校2~3年生くらいまで本気でほうきで空を飛べると信じてやまなかった私には刺さりまくりました。 ストレスフルな日々を"魔法少女ミラクリーナ"に変身して乗り越える主人公・リナのそのアイデアを素敵だなぁと思う反面、その秘密を巡って起こる事件で、正義とは何なのかを考えさせられる物語でもありました。 そして、全ての生徒が性別を明かすことを禁止されている高校での物語を描いた『無性教室』。 いかに自分が浅はかな思い込みで周囲の人達を見ているのだろうかと思い知りました。 「恋は性別の中にあるわけじゃない」。 ショックなものやかなり直接的な性的表現があるので苦しい場面もありますが、ラストシーンは泣かずにはいられませんでした。 『コンビニ人間』を読了後にクレイジー沙耶香ワールドを浴びたい方にはオススメの作品だと思います。
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村田沙耶香版・世にも奇妙な物語 無さそうで、でも前か後ろか縦か横かに少しでもズレたら今にも起こり得そうな物語4篇。その絶妙なさじ加減に心がソワッとする。
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純文学と呼ばれるジャンルの作品は往々にして小難しくて、一般の読者を篩にかけるようなところがあったりするんだけど、村田さんの作品は自分には非常に読みやすく、きっと相性が良いんだと思う。 本作もその例に漏れず楽しく読むことができた。特に表題作は最高だ。 過去の作品より「こっちの世界寄...
純文学と呼ばれるジャンルの作品は往々にして小難しくて、一般の読者を篩にかけるようなところがあったりするんだけど、村田さんの作品は自分には非常に読みやすく、きっと相性が良いんだと思う。 本作もその例に漏れず楽しく読むことができた。特に表題作は最高だ。 過去の作品より「こっちの世界寄り」というか、私たちの常識の範疇内にいる人物が多く登場している印象で、いわゆる「あっちの世界」とのずれ具合を楽しむことを主眼に据えた短編集であるように感じた。 初出が純文系の雑誌ではなく『小説野性時代』だったこともあるのかもしれないけど、たぶんこれまでで一番エンタメ色の強い一冊になっており、まだ村田作品を読んだことのない人には入門書としておススメしたい。
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リナは、側から見ると、ごくごく普通の30代OL。 でも実は、魔法のコンパクトを使って魔法少女ミラクリーナに変身！悪の組織を倒してみんなを笑顔にするためにがんばります⭐︎なんて妄想を小学生の頃からずっと続けているのです。 「ストレスフルな日々をキュートな妄想で脚色して何が悪いんだ...
リナは、側から見ると、ごくごく普通の30代OL。 でも実は、魔法のコンパクトを使って魔法少女ミラクリーナに変身！悪の組織を倒してみんなを笑顔にするためにがんばります⭐︎なんて妄想を小学生の頃からずっと続けているのです。 「ストレスフルな日々をキュートな妄想で脚色して何が悪いんだ」って素敵な考え。 久しぶりにふふっと笑える小説に出会えました。 私も嫌な気持ちになりそうなときは魔法少女に変身して、日常を面白おかしく生きていこうかしら。
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4つの短編集とは知らず拝借。現代的かつありえない設定な分、描写が雑に感じられる事しばし。長編なら補えたかも。そう感じるのは自分が歳を重ねたからかなぁ、とも。コンビニ人間が面白かっただけに期待し過ぎたか。乱読用消費型活字としては楽しめる。
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キラキラしたタイトルなのに、 そんなタイトルのイメージじゃないよと 負のイメージとリアルさがある。 『丸の内魔法少女ミラクリーナ』 ミラクリーナになったって 友達は救えない。 でも、彼の本性は分かる。 結局突破口は魔法少女ミラクリーナではなく 友達自身だった。 理不尽な世の中を...
キラキラしたタイトルなのに、 そんなタイトルのイメージじゃないよと 負のイメージとリアルさがある。 『丸の内魔法少女ミラクリーナ』 ミラクリーナになったって 友達は救えない。 でも、彼の本性は分かる。 結局突破口は魔法少女ミラクリーナではなく 友達自身だった。 理不尽な世の中を渡り歩くには 魔法少女にでもなればよかったんだ…。 『秘密の花園』 理想に縛れらているなら その理想で理想を打ち砕いてしまえ！ の精神が気持ち良かったな。 最後の好きな人への成敗も見ものです。 『無性教室』 近い将来ありえそうな設定だなと思った。 今は多様性が声高々に上げられるけども、 実際問題も多い。 だったら、そんなもの失くしてしまえ と性別が消えた学校での話。 でも、そんな学校の中でも 愛は芽生えるわけで… なかなか奥が深いなあと思った。 『変容』 ファッションと一緒で 性格にも流行があるという設定のお話。 これも面白かった。 昔は声を上げて怒るのも流行ったけど 今はそんなの流行おくれ。 今は心安らかに平穏に生きる時代。 怒りの矛先を見失った人類は、 その怒りをどこに向けているんだろう 怒りそのものがないのかな？ と気持ち悪くも思ったお話。
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かなり面白い。特に後半二作が好きだった。ギリギリありそうなうまい設定。「無性教室」は二次創作が生まれそう。
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短編小説で読みやすい 丸の内魔法少女ミラクリーナ 途中読むのが億劫になった ぬいぐるみ持っていたり、想像の中で変身したり、 あまり共感もできない主人公の働く女性 秘密の花園 男の子を監禁して恋を冷ます女性 特殊で面白かった 無性教室 村田沙耶香っぽい 性を区別することなくなると、こんな感じなんだろうか。気持ちが悪いけど面白い 変容 世代によって価値観の違いがあるけど、それを大袈裟に明確に表現した感じ
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ミラクリーナの共感性羞恥が凄まじかった ただそう思うと同時に好きならそれでいいよとも思う 変容が特に面白かった ジェネレーションギャップと言ってしまえばそこまで何だろうけど性格に流行があるというのは人間性を操作されてるようで恐ろしかった 環境や親世代の性格の傾向から影響を受けてるのはもちろんわかるが自分の性格や個性と思っている物が作られた物とは断定できない
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