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丸の内魔法少女ミラクリーナ の商品レビュー

4

101件のお客様レビュー

  1. 5つ

    29

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

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2024/07/26

魔法少女歴27年(?)の36歳OLのリナがひょんなことから親友の恋人とともに魔法少女として活動することになり…という表題作ほか3編の短編集。特に「丸の内魔法少女ミラクリーナ」「無性教室」が印象的。ミラクリーナはスカッと系で好きでした。無性教室は性別で恋しているわけやないよなぁと思...

魔法少女歴27年(?)の36歳OLのリナがひょんなことから親友の恋人とともに魔法少女として活動することになり…という表題作ほか3編の短編集。特に「丸の内魔法少女ミラクリーナ」「無性教室」が印象的。ミラクリーナはスカッと系で好きでした。無性教室は性別で恋しているわけやないよなぁと思いました。

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2024/07/22

4作ともよかった。 「たぶん」手に取って正解だったと思う。「絶対」と言えないのは、面白さだけを感じたわけじゃないから、かな……。

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2024/06/26

面白かった。4つの短編。どの話も強烈な記憶が残る。 コンビニ人間もそうだったけど、生きづらさをかかえている人たちの生き様を描いている作品なのかなと思った。でも、実際のところ私が強く感じたのはミラクリーナも無性教室も「親友」の存在。唯一無二である友達がいることの強さ。 この作品のテ...

面白かった。4つの短編。どの話も強烈な記憶が残る。 コンビニ人間もそうだったけど、生きづらさをかかえている人たちの生き様を描いている作品なのかなと思った。でも、実際のところ私が強く感じたのはミラクリーナも無性教室も「親友」の存在。唯一無二である友達がいることの強さ。 この作品のテーマではないかもしれないけど、私には羨ましく感じた。

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2024/06/25

帯に『コンビニ人間』を 軽やかに超えるとありましたが、 個人的には『コンビニ人間』の方が 衝撃が強かった。 本書は、短編集ですが、 1〜2話は、ちょっと痛怖い人達 3話は、ふしぎな設定 4話は、ずんどこべろんちょてきな話 まみまぬんでら

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2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芝居がかったセリフが多いから、舞台にしたら面白そうだと思った。 「変容」が良かった。 諸々のネーミングだけでやられる。 マインドの変容が起きて魂のステージが上がった気がする。 いずれ好きな人格をインストールして生きる未来が来るかもしれないと想像が広がる。

Posted byブクログ

2024/06/15

あまりに面白くて一晩で読んでしまった。 星新一作品とか世にも奇妙な物語が好きなのでこの作風はたまらない。 短編集で読みやすく、4篇とも「こうなったら嫌だけど共感できる部分も少なくなくて、そんな自分に気付いてちょっとゾワッとする」、そんな作品。

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2024/06/02

「信仰」に続いて読破。独特の世界観で、クセが強く感じていたが、本作の方が好みでした。4本とも面白く読めました。 自分が思っている常識が実は違うのかも…? 「違うかも」と自分をゆるがすものが、そういう角度から来るか!とギョッとさせられ、新鮮な気持ちになります。「変容」は、特に今流行...

「信仰」に続いて読破。独特の世界観で、クセが強く感じていたが、本作の方が好みでした。4本とも面白く読めました。 自分が思っている常識が実は違うのかも…? 「違うかも」と自分をゆるがすものが、そういう角度から来るか!とギョッとさせられ、新鮮な気持ちになります。「変容」は、特に今流行りの老害のような。私自身若い人と話すのは楽しいけれど、この浦島太郎感はなかなか辛く、苦笑してしまう。 もとから、ジェンダーに関して興味があるので、「無性教室」は面白かった。みなまっすぐな人しかいなくて、爽快感があった。性別があってもなくても恋はできる。そう思いたいし、そういう世界に近づけばいいと思う。

Posted byブクログ

2024/05/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村田さんの小説は思いもよらない気付きを与えてくれるから面白い。 ぶっとんでいるのに、なるほど〜と納得する感じが独特。 魔法少女ミラクリーナは、大人になっても魔法少女ごっこを続けているOLの話だけれど、それで社会を上手く渡れているならむしろアリだなと思った。 秘密の花園は好きな男性を監禁する話。性を交えていない純粋な憧れだった"恋"と、現実的な異性との"恋"との違いを強く感じた。学生時代、アイドル好きで交際経験がない友人が「現実で会う異性なんて気持ち悪くて恋愛対象に見えない!」という話を聞いた時と同じものを感じた。 無性教室はジェンダーレスに過ごす学校の話。多様性と生物的な性差などを考えさせられた。性差をなくそうという動きが強い現代だけど、それもそれで良いことだけじゃないんじゃないか、と。 変容は、怒りという感情が時代とともに消えていく話。 確かに怒りなんてないに越したことはないと思うが、実際に消えてしまうというのも怖く感じた。 怒りという感情自体は不快だけど、怒りを共有することの気持ち良さという表現にハッとした。 時代に合わせてある程度感情や性格が決まるのかもとも思ってしまった。 作中に出てくる「なもむ」等の感情は、今でいう「エモい」みたいなもので、ホムパもマルチやスピリチュアル的な集まりみたいなものでは?と思ったりもした。 不思議に楽しく読了した。

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2024/05/28

SNSの本紹介を見て、気になっていた作品。 村田さんは、代表作の『コンビニ人間』が面白かったので、かなり期待値高めだった。 結果、かなり好きで、さらに村田さんが好きになり、他の村田作品も読みたくなった! 短編集で、どのお話もどこかぶっ飛んだ設定なのに共感できる部分も多かった...

SNSの本紹介を見て、気になっていた作品。 村田さんは、代表作の『コンビニ人間』が面白かったので、かなり期待値高めだった。 結果、かなり好きで、さらに村田さんが好きになり、他の村田作品も読みたくなった! 短編集で、どのお話もどこかぶっ飛んだ設定なのに共感できる部分も多かった。 個人的には、表題作の「魔法少女ミラクリーナ」と「変容」が特に好き。 「魔法少女ミラクリーナ」はお人形さんごっこが好きで、かなり大きくなってからも遊んでいた自分と重ねて読んでいた。 「ストレスフルな日々をキュートな妄想で脚色して何が悪いんだ」間違いなく名言だと思う。 誰にも迷惑を掛けずに自分で自分の機嫌をとれる主人公、カッコイイ。 レイミーが「ミントスプラッシュ!」を連呼してヤツを撃退する場面がすごく好き。スカッとした。 「変容」に出てくる謎の言葉たち。 「パブスピホムパ」「なもむ」と来て「まみまぬんでら」には声を出して笑った。

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2024/05/18

小3の頃流行っていたアニメキャラクターの魔法少女。36歳の今でも心の中でそのキャラクターになって嫌な事から逃れている。そんなOLの日常を描いた作品わ含む短編集。 どの作品もちょっと不思議な世界観。「怒り」の感情を感じない世代の話しが暗示的で面白かった。

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