明日ちゃんのセーラー服(11) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分にとって本当に大事な作品すぎて、新刊を開く前は毎回「今度こそ嫌いになったらどうしよう」と不安でつらい。結果的に今回もこの作品を好きでい続けられることができた。その大きな理由は、戸鹿野舞衣さんが蛇森生静さん以外の同級生たちと絡む描写が多くあったこと。(蛇森さんが木崎江利花さんらと濃密に関わるのも勿論よかった。) 蛇森-戸鹿野ペアの関係が良いのは前提として、やはりわたしにとって『明日ちゃんのセーラー服』は、特定の「カップリング」(しばしば両者の頭文字をとって短くキャッチーに言い表されるそれ)の魅力に収斂するものであってはならず、常に全方位的に開かれたキャラ関係にあってこの箱庭世界そのものを祝福するものである、という思いを強くした。 戸鹿野舞衣さんの「誕生日」が本巻の主題となったことは、単に彼女の物語にとどまらず、『明日ちゃん』世界そのものにとって地味に重要ではないか。つまり、この作品のキャラはサザエさん時空にはおらず、ふつうに歳を取ったり進級したりするのか? 今のところ先輩キャラは演劇部部長(依然としてわたしの "敵" である)しかちゃんと描かれてないけど、後輩キャラがたくさん登場したらそれはそれで面白そうだ。(まだクラスメイトや同学年の子たちを描き切っていないが……)
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──笑わないで ──なんにもおかしくない 全ページが超絶美麗という恐ろしい漫画も第11巻。 蛇森さんの百面相が楽しいけれど、全体的に表情の変化が増えた印象。前から感情表現豊かだったけど、描写のバリエーションが増えたというか。 クールビューティ戸鹿野さんが、叫ぼうとして逡巡する...
──笑わないで ──なんにもおかしくない 全ページが超絶美麗という恐ろしい漫画も第11巻。 蛇森さんの百面相が楽しいけれど、全体的に表情の変化が増えた印象。前から感情表現豊かだったけど、描写のバリエーションが増えたというか。 クールビューティ戸鹿野さんが、叫ぼうとして逡巡する一連の流れが最高。 それはそれとして蛇森さんが好きだなあ。P18幕間のワンカット可愛すぎない。
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