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学校では教えてくれない生活保護 の商品レビュー

4.1

18件のお客様レビュー

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2024/09/12

読む前と後で生活保護への印象がガラリと変わった。 生活保護は恥ずかしいものである、悪である。 親族がいる場合は、車や家があると使えない。 そんな朧気なイメージを持っていたが、生活保護は当然の権利であること、親族や車持ち家があっても使えることなど多くの知識を得た。 子どもはも...

読む前と後で生活保護への印象がガラリと変わった。 生活保護は恥ずかしいものである、悪である。 親族がいる場合は、車や家があると使えない。 そんな朧気なイメージを持っていたが、生活保護は当然の権利であること、親族や車持ち家があっても使えることなど多くの知識を得た。 子どもはもちろん、大人でもぜひ読んで欲しい。

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2024/07/09

第1章 今、生活保護をめぐって起きていること 第2章 生活保護ってどんなもの? 第3章 韓国の生活保護~政府の大キャンペーンで利用しやすい制度へ 第4章 ドイツの生活保護~ケタ違いの使いやすさ 第5章 外国人は生活保護の対象にならないの? 第6章 貧困と生活保護の30年―

Posted byブクログ

2024/05/29

生活保護を受けられず、亡くなったといったニュースは知っていた。そうしたニュースを見て、心を痛めた気になっていた一方で、これまで生活保護に関する具体的なことを学んだことはなかった。 現状の日本の生活保護の仕組みから、韓国、ドイツでの制度設計。加えて、外国人の貧困問題について現状の説...

生活保護を受けられず、亡くなったといったニュースは知っていた。そうしたニュースを見て、心を痛めた気になっていた一方で、これまで生活保護に関する具体的なことを学んだことはなかった。 現状の日本の生活保護の仕組みから、韓国、ドイツでの制度設計。加えて、外国人の貧困問題について現状の説明をしたあと、困窮者支援団体の活動や現場の声を聞く構成になっている。 生活保護制度の基本と、困窮者する人々の実態の一端を垣間見ることのできる本。とても勉強になる本だった。 最後のコラム。つくろい東京ファンドという支援団体で活動をする佐々木さんは、「僕のミッションは、『誰もがSOSを発信でき、誰もがそのSOSを受け止められる社会を目指す』というものです。そういう社会があったらいいなって思うんですよね」と語る。 貧困に苦しむ人たちを救うためには、本来SOSを発するだけの権利のある人たちと繋がる必要がある。佐々木さんは、そうした人たちが、少しでも生活保護制度を利用しやすくなるような仕組みを考え、実装している。 この本を読んでいて、繰り返し出てきた中で、一番印象に残っているのは、生活保護を利用したがらない困窮者たちの話だった。世の中の生活保護に対するイメージの悪さや、自分でまだ頑張れるという気持ちから、制度利用を拒む人たち。側から見れば、「苦しんでいる人」のはずなのに、自分が生活保護を受けられる人間だと知らなかったという人たち。 こうした人たちが、自分からSOSを発することはないのだと思う。だからこそ、こうした人たちを救えるのは、知識を持った身近な人たちなのだと思う。 身近な人たちのSOSに気が付いて、救いの手を差し伸べられる人間になるため。そして、自分自身が、何かのきっかけで救いを必要としたときのため。そんなときのための知識と知恵を身につけるのに、最良の一冊だったと思う。

Posted byブクログ

2024/04/11

学校では教えてくれない生活保護 雨宮処凛 河出書房 建前だけで遅れているニホンの福祉政策 上から目線の議員に窓口業務 生活保護受給率の低さが示す悪法と業務 片山さつきや世耕弘成などの暴言 国会議員の次元の低さ やる気にない逃げ腰な政府 遅れているニホンの福祉政策 生活保護を得るハ...

学校では教えてくれない生活保護 雨宮処凛 河出書房 建前だけで遅れているニホンの福祉政策 上から目線の議員に窓口業務 生活保護受給率の低さが示す悪法と業務 片山さつきや世耕弘成などの暴言 国会議員の次元の低さ やる気にない逃げ腰な政府 遅れているニホンの福祉政策 生活保護を得るハードルが高いくせに 支給額が少ない(憲法違反) 難癖を付けて諦めさせる水際作戦 刑務所の方がマシと思わせる偏見の蔓延 複雑な条件付けの申請制度で諦めさせる 韓国の利用しやすい制度 ドイツの積極的で行き届いた行政 ニホンにおける需給者へのバッシング

Posted byブクログ

2024/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生活保護について知りたかったので、読みたかった本。もっと専門的なのかなと思ったけど、意外といろんな事例が書かれていた。 本を読む前にどんな本なのかが『はじめに』だけを読んである程度わかる。生活保護への誤解を数値を基に紐解いて、まずは『まっさら』な状態で読んでもらいたいのかなと思う。 とにかく、『コロナ』でいろんなことが変わったし、誰でも生活保護を必要とするかもしれない。 未来は今よりもよりよくなってほしいという事が書かれていた。私もそう思う。 だけど……この本は『都会』の話だよね。と思うと悲しくなってしまった。 支援が充実してるのも、生活保護を変える努力をしてるのも『都会に暮らす人の視点』でしかされてない。もちろん、人がたくさんいて貧困者も多いからというのは分かっている。だからこそ、地方での現実とは合致しないと思えてしまう。 もっと公平に『どの自治体でも同じ対応必須』ぐらいにならないかなとは思うけど、その理想は遠いなと思う。日本は広いから。 生活に困ってる人にはこの本を。支援団体の人たちの話がたくさん書いてある。 『生活保障は権利です』という本。

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2024/02/14

大人なのに知りませんでした、全く。 役所によって申請が受理されるされないの違いがあるなんて…… 生きる権利、憲法にも載っているのに蔑ろにされているんですね。

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2024/02/26

読んでいて、選挙で自民党にはもう投票したくなくなった…片山ひなこさん、発言軽すぎる。 メンタリストのDaiGoさんの炎上も衝撃。 p.59「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」 「どちらかっていうといない方がよくない?ホームレスって」 「邪魔だしさ、...

読んでいて、選挙で自民党にはもう投票したくなくなった…片山ひなこさん、発言軽すぎる。 メンタリストのDaiGoさんの炎上も衝撃。 p.59「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」 「どちらかっていうといない方がよくない?ホームレスって」 「邪魔だしさ、臭いしさ」 そう言う考えの人もいるよな…って悲しくなるけどメディアに出て活動しているのだからこんなに堂々と発言しなくても良いのではとガッカリ。人間はダメで猫は良いんだな… 過去の事件も、あーそんな事あったなって振り返るくらいの記憶。亡くなった人の生活背景を読むととんでもなく窮地に陥っていて、役所にSOSを訴えて生活保護を貰おうとしたが追い返され、挙げ句の果てに他人を巻き込んで放火に至る。 わたしも自殺する時に一人は嫌で、誰かと共に死にたい派なので巻き込みたくなるのは分からなくもないけどさ。(他人からすれば迷惑な話だが) 役所の担当が足りないってのも大きいけど、受けに 来る人は明日には死んでしまうかもしれない、最後の希望を掴みに来てるんだから、もっと親身に対応して欲しい。 韓国の基礎生活保障が「単給」になったの、困窮住民に寄り添ってるのがしっかり感じられてとても良い案だと思う。利用者の増加も目に見えて分かるし、貧困者を減らすことに成功もしている。それに比べて日本は…もっと困窮者の声を聞いて切実に受け止めてほしい。困っている声があればスピーディーな対応で救い策を考えて行動に移す。緊急福祉支援法もその一つ。 p.124 もともと韓国の生活保護は、日本の生活保護をモデルにしたと聞いたことがある。 が、制度のさまざまな問題点に気づいた韓国ではとっくの昔に名称も変え、制度も抜本的に変えていたのだ。 ↑ 考える人によって、こんなにも救われ方が違うと涙が出る。これではいけないと考えを変えてくれる方が日本の政治家にはいないのだろうか。

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2023/12/09

どういうときに利用できるの?バイトしたらどうなるの? 生活保護のリアルな実態と「死なないノウハウ」がつまった入門書 図書館スタッフ

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2023/10/29

フリーランスのプロ支援者って発想なかったな。 役所で水際対策されたら生活保護手帳のどこに書いてありますか?や法律のどこに書いてありますか?なんてふうに根拠を求めると良い。

Posted byブクログ

2023/08/13

誰もが必要な知識!もう少し細かく、誰もがわかりやすいように手続きの手順や、流れなどがあれば、良いなと思いました。

Posted byブクログ