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領怪神犯 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

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2024/05/31

ホラーというより怪談みたいな連作短編 何だかどの作品もスッキリしないのと、基本的に読み易いのだが時折何を描いているのかよく分からなく感じられたのも狙いなのだろうか

Posted byブクログ

2024/02/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった! 解決はしない、ただ調査するだけ……だからこそ、それぞれの怪異の「こんなん解決できないわ無理無理」ってレベルの恐ろしさが浮き彫りになるというか。 個人的に人魚の村が一番ぞっとしたなぁ。悪意の煮凝り。 最後に世界観の背景が明かされたところで背筋ゾワッとした。 軽口かと思ってたセリフの意味合いも変わってくるの……本当に構成すごいなぁ!

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2024/01/14

面白かった。 設定がすごく好き。 主人公の終わりの無さと救い切れ無さがどうなっていくのか解決の道筋はあるのか気になるところ。

Posted byブクログ

2024/01/02

情景を把握したいだけなのに比喩が多くて目がウロウロして結局よくわからず若干読みにくいのはあるのですが、毎回登場する神がしっかり怖くて、登場人物同士の掛け合いにも魅力があり、終盤の怒涛の展開にも引き込まれました!気になって続編も買いました!

Posted byブクログ

2023/12/23

怪異が起こり、それを調査するといったのがこの物語の主な流れです。 他の方の感想にもあると思いますが、怪異を調査するだけで解決はしないので、なんとなく後味が悪いです。 しかし、名前からどんな怪異を起こすのか分からない領怪神犯もいるので読んでいて面白かったです。

Posted byブクログ

2023/12/12

カクヨムコンテスト7でホラー部門大賞とComicWalker賞を受賞作。怪異を調査して何かしらの解決をしていく話なのかと思いきや、基本的には調査するだけの役所(調査員)が主人公。何だかウルトラQっぽいなと感じてたが、片岸や宮木の過去の話が出てくるにつれて様相が変わっていく感じ。

Posted byブクログ

2023/12/03
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この世の中神々は理解不能な超常現象が起こす。善悪という人間の考えでは測れずだが、人間の生活を脅かすそれは領怪神犯と呼ばれた。特別調査課の片岸は今日も理解不能な神々のする事を調査する。 この作品めでたしめでたしという話は少なく、いかに人間が神の前で無力かと思い知らされる。ほぼほぼ各話読了後のなんとも言えないモヤモヤ感残る。すっきりしないのが苦手な人にはお勧め出来ない。 神々の中でも人間の考え方の範囲だと良い神もいるし、悪い神もいる。だが、この良い神、悪い神、時と場合と人によってどちらにでもなるのが怖い所。神の良し悪しではなく、人の良し悪しなのかもそれないと思った。 主人公の片岸と相棒の宮木、どちらも好きだ。一見ぶっきらぼうだが面倒見が良く、優しい片岸。明るくては適当そうだが、大胆で根性がある宮木。それぞれが訳ありでこの仕事についているが徐々にその事情が掘り進められる。だが、1巻でこんなに主人公側の謎の解明を進めるのが惜しい気がした。個人的には1巻は様々な領怪神犯を目の当たりにして、最後に片岸の奥さんの手がかりを掴んだくらいにして欲しかった。

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2023/09/04

様々な怪異について、特に由縁や解決策が明かされることはなく、人間に出来ることはここまで!なんとなく後味悪いけどしょうがなし!というような感じ 怪異の現象が面白い 情景が目に浮かぶ

Posted byブクログ

2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これは、人智を超えた危険な現象――領怪神犯に立ち向かう役人たちの記録。 この世には、理解不能な神々が引き起こす超常現象がある。 善悪では測れず、だが確かに人々の安寧を脅かすそれは「領怪神犯」と呼ばれている。 役所内に密かに存在する公的組織・領怪神犯特別調査課の片岸は、部下の宮木と日本各地で起きる現象の対処に当たっていた。 毎年身体の一部が村に降ってくる神、不老不死の夢を見せる神、あらゆる事象の辻褄合わせをさせる神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神――。 それらの奇怪な現象や、時には神を崇める危険な人間たちとも対峙しながら、片岸は個人的な事情からも領怪神犯を深追いしていく。 だがそれは、戦慄の真実を知ることにつながって……? 読了後のモヤモヤ感がすごかった。短編集のような形で物語が進んでいく。各編にいろいろな神が出現する。自分の居場所や体がバラバラになったことから身体の破片を動かす神。水中から他の神から住民を見守っていた神。様々な神が様々な信仰を拠り所として存在している、というのは日本の民俗学の根源なのだろう。 そして、物語はそんな神を調査する人が主人公。神を調査すると言っても、人智を超えたものに対処する方法もなく、これ以上ひどくならない事、を主目的にしているのが読了感に繋がっているのだろう。 人智を超えた存在に正しい畏怖を持つことが日本で生きていくには大切なのかもしれない。

Posted byブクログ

2023/08/26

一話ごとにすっきり解決するのでは無く、人の手に負えない神に会っては逃げる話が続く。クトゥルフものやクトゥルフ系TRPGと似ている。また随所に散りばめられたこの世界の違和感が最終話ではっきりと示される部分がとても良かった。2巻も楽しみ。

Posted byブクログ