1,800円以上の注文で送料無料

過ぎる十七の春 の商品レビュー

3.8

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/05/06

ホラー&ミステリーとあるが、完全にホラーだった。夜に読むもんじゃない…怖かった… 母の愛は憎悪にも、親愛にも働くというのがテーマに見えるが、結末としては呆気ない。もう少し、長編で捻りが欲しかった。 17歳になると、母を殺して自分も死ぬという呪いがかかっている一族。何も...

ホラー&ミステリーとあるが、完全にホラーだった。夜に読むもんじゃない…怖かった… 母の愛は憎悪にも、親愛にも働くというのがテーマに見えるが、結末としては呆気ない。もう少し、長編で捻りが欲しかった。 17歳になると、母を殺して自分も死ぬという呪いがかかっている一族。何も知らない息子達は17になり、その呪いに立ち向かう…

Posted byブクログ

2023/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴーストハントの何代も呪われてる家の話を思い出した この話が土台なのかな ゴーストハントでは頼りになる霊媒師の人たちがいるけど、こちらはだれも専門家がいないのに子どもたちだけで怪異に立ち向かわなきゃいけないシーンがあってこわすぎた 子供の奪い合いで半分にして分け合ったらいいじゃんとか言い出してダメな大岡越前だ!となったのと自分を犠牲にして断ち切ろうとした育ての親の美紀子さんの対比が良かった 号泣

Posted byブクログ

2023/04/09

昔日に子を奪われた母は……… 十七歳になると訪れる悲劇を 直樹と隆もその身に受けるのか 彼らを守ろうとする母は……… 恨みに狂う母も、守りとしてわが身を顧みない母も、 おかあさん と呼ばれる同じ存在だ。

Posted byブクログ

2023/03/08

最初のうちは桃源郷のような花の里で従兄弟同士の平和な日常、綺麗な世界観に浸っていたら徐々に怖くなってきて、ゾクゾク、ゾワゾワと目が離せなく、明らかになっていく真実に驚愕…!怖く哀しくも母親の愛に心温まるお話!

Posted byブクログ

2023/02/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もう完璧なまでに好き。 舞台設定も心霊現象もご主人を守ろうとするニャンコも好きな要素がみっちり、最高です。 これがこの作者の初期作品というのだから驚き。 クライマックスでの霊の登場シーンは屍鬼を彷彿とさせニヤリ。その後の展開に恐怖がぐんぐん募る。 この作者さんにはこうゆう単発もののホラー小説をもっと書いて欲しいなぁ。もっと読みたい! 営繕かるかやのようなものもええけど、やはりドロドロしたものを欲してしまうよねぇ。 大大大満足です。 角川さんゴーストハントシリーズの続編的なアレもこの際出してくんないだろうか?

Posted byブクログ

2023/02/17

小野不由美さん初期作の新装版。先に出た「緑の我が家」と並んで著者の原点とも言えそうな作品。山間の隠れ里、数寄屋造りの古い日本家屋、先祖代々の因縁、そして猫…ベタといえばベタな設定だけれど、情景描写の巧さはやはり格別。レトロ感たっぷり、純和風テイストの青春ホラーミステリーを堪能した...

小野不由美さん初期作の新装版。先に出た「緑の我が家」と並んで著者の原点とも言えそうな作品。山間の隠れ里、数寄屋造りの古い日本家屋、先祖代々の因縁、そして猫…ベタといえばベタな設定だけれど、情景描写の巧さはやはり格別。レトロ感たっぷり、純和風テイストの青春ホラーミステリーを堪能した。

Posted byブクログ

2023/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

怖かった SSR無しで人形の家に挑むような寄るべの無さで、とても心細かった 日傘をさした由岐絵と直樹の描写、焼け跡で手を合わせるイメージ、宗和伯父と直樹が似てると繰り返される箇所など、まだ飲み込めていない部分も多々ある 間を空けずにもう一度読みたい

Posted byブクログ

2023/02/11

直樹は妹の典子と一緒に従弟の隆の家に向かう。一年に一回とか二回とか、休みのたびに訪れていた。今は伯母と隆が二人で住む。里の外れにある山荘風に建てられた古い建物に改装を重ねた家だ。里も花盛りだが、この家も違った意味で花に埋もれていた。伯母の美紀子が迎えてくれた。直樹の母親の佐藤由岐...

直樹は妹の典子と一緒に従弟の隆の家に向かう。一年に一回とか二回とか、休みのたびに訪れていた。今は伯母と隆が二人で住む。里の外れにある山荘風に建てられた古い建物に改装を重ねた家だ。里も花盛りだが、この家も違った意味で花に埋もれていた。伯母の美紀子が迎えてくれた。直樹の母親の佐藤由岐絵の姉だ。今年で直樹と隆は十七になる。ひと月違いの従弟同士だ。十七になると…。菅田家には長男が十七になると…、忌まわしい言い伝えがあったのだ。さて今年はどうなる?

Posted byブクログ

2023/02/03

小野不由美さんの以前の作品をあらためて収録されてるそうだけど、相変わらず怖い。何かひたひたと迫ってくる人間でないものが怖い。でも結局人間も怖い。 最初のうららかな桃源郷のような世界が少しずつ、気づいた時には何かが確実に変わってしまってる。 怖いのに読み止まれないのもまた、文の...

小野不由美さんの以前の作品をあらためて収録されてるそうだけど、相変わらず怖い。何かひたひたと迫ってくる人間でないものが怖い。でも結局人間も怖い。 最初のうららかな桃源郷のような世界が少しずつ、気づいた時には何かが確実に変わってしまってる。 怖いのに読み止まれないのもまた、文の力ってすごいな、と思わされる作品でした。

Posted byブクログ

2023/01/26

前半が読みづらいなと思ったら、90年刊行の作品を加筆修正したものですか。若いときの筆では無理なからんと感じると同時に、小野不由美さんならではの才気もありありと。

Posted byブクログ